毛糸のカービィ プラス
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読み: | けいとのかーびぃ ぷらす |
英名: | Kirby's Extra Epic Yarn |
ジャンル: | アクション |
対応機種: | ニンテンドー3DS |
プレイ人数: | 1人 |
発売日: | 2019年3月7日 |
価格: | 5378円 |
開発元: | グッド・フィール |
発売元: | 任天堂 |
“ | ピンクのあいつが、ふたたびあの姿に!? | ” |
—「ニンテンドーダイレクト 2018.9.14」での初公開時 |
『毛糸のカービィ プラス』は、日本で2019年に任天堂より発売のニンテンドー3DS用のゲームソフト。星のカービィシリーズの第32作目にあたる。『毛糸のカービィ』の移植作品として製作。略称は「毛糸プラス」や「毛糸+」。
概要[]
前述の通り、『毛糸のカービィ』(以下原作)の移植作品。原作のステージは全て収録。新たな要素も追加されている。
本作に合わせる形で角川つばさの小説シリーズから『星のカービィ 毛糸の世界で大事件!』としてノベライズされている。
変更点[]
以下に変更点を述べる。
- 特殊能力を使える「さいほう能力」の追加。
- 2人プレイが不可能になり、フラッフはさいほう能力用のアイテムを持ってくるという役目になった。
- 下画面でそのステージで入手したおたからを確認可能。
- 高難易度モード「デビルモード」の追加。
- デデデ大王やメタナイトを操作する2つのサブゲームの追加。
- 宝物やインテリアの追加。新モードで手に入ることもある。
- 上記3つの変化に伴い、コレクションひろばに要素が追加され両端のドが最初から解放されなくなった。
- すれちがい通信に対応。作った部屋を配布できる。
- amiiboに対応。特殊な衣装のさいほう能力をいつでも入手できる。
- ハードの変更に伴い、メタモル能力のスプラッシュやエスエルの操作方法が大きく変わっている。
- ポーズ画面で左下のエンジィのマークをタッチすることで、未クリアのコースもクリアしたことにできる。ただし、ビーズやたからものは持ち帰ることができない。
- 下画面にステージアイコンが表示されるようになり、各ステージに容易に移動できるようになった。
- モデルルームというもようがえのサンプルが50種類収録されており、その場で使われているインテリアを購入することができる(あらかじめ仕立てがされているものもある)。
ストーリー[]
原作と同じ。おはなしの流れは「毛糸のカービィ/おはなし一覧」、内容やセリフは「毛糸のカービィ/セリフ集#おはなし」を参照。
カービィが、毛糸になっちゃった!(公式ホームページ)[]
- ふと気づくとそこは、
- すべてが「ぬの」や「毛糸」でつくられた世界。
- カービィの体も毛糸になっていました。
- 毛糸の世界の王子・フラッフとともに、
- バラバラになった世界を元に戻すため、
- カービィが旅に出かけます。
キャラクター[]
原作から登場しているキャラクターについては「毛糸のカービィ#キャラクター」を参照。
- プレイヤーキャラクター
- デビル - デビルモードで登場。
- 名称不明 - デデデでドドドに登場。モグラのような敵。
- 名称不明 - 同上。アカブンブンに似ているが、細部のデザインが異なる。
- 名称不明 - メタナイトスラッシュに登場。フレイマーに似た赤い敵。エレックに似た緑の敵とともに何匹かで登場する。
さいほう能力[]
敵が持っていたりフラッフが持ってきたりするアイテム「さいほうのもと」から入手する。
- あみぼう - 大きな毛糸玉を作る
- ハリガネ - 針金のソードを持つ
- ボタン - ボタンの爆弾で色々なものを壊せる
- ナイロン - 風をおこして空中ジャンプできる上、ビーズも吸い寄せる
- ボビン - 遠くまで伸びるボビンのヨーヨーで攻撃
- マチバリ - いろんな方向に待ち針を投げる
インテリア[]
アイロンビーズ、デビルモードで手に入るインテリア(「ユニーク」に分類されているインテリア)が追加されている。
インテリアについては「インテリア」を参照。
ぬの[]
ぬのについては「ぬの」を参照。
本作で新たに追加されたぬのはない。
モデルルーム[]
今作はカービィのへやを3つ保存できるようになった上、すれちがい通信で他プレイヤーの部屋をモデルルームとして保存できる。またモデルルームに設置されているインテリアはビーズを払って購入し自分のへやに飾ることができる。またデフォルトで50個ものモデルルームが用意されている。
モデルルームの詳細は「モデルルーム」を参照。
デビルモード[]
お邪魔キャラの「デビル」が追いかけてきて、攻撃を仕掛けてくる上、カービィにライフが設定される高難易度モード。全てのコースに対応している。ゴール時の残りライフに応じてライフピースが手に入り、5個集めるごとに新たなインテリアが手にはいる。
サブゲーム[]
サブゲームは2種類。どちらのサブゲームにもアイロンビーズやルミナスといったアイテムが登場する。成績は4段階で評価され、ランク毎にプレートが手に入る。そして、そのプレートにアイロンビーズやルミナスをはめることで、新たなインテリアが手に入る。
- デデデでドドド - デデデ大王を操作。ジャンプとジャイアントデデデスイングを使い分けてコースを爆走し、タイムや入手したアイテムの量を競う。
- メタナイトスラッシュ - メタナイトを操作。空中で襲いかかる敵を剣で倒していき、倒した敵の数と入手したアイテムの量を競う。
音楽[]
基本的に原作『毛糸のカービィ』に同じだが、以下の曲が追加されている。ただし、追加曲及び原作でCDの無かった曲はコレクションひろばで試聴することができない。 作曲者は『毛糸のカービィ』に参加した人物に加え、十一谷明広、北海惣史郎が新たに参加している。
曲名(仮名) | 使用箇所 | 作曲担当 | 備考 |
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デビルしゅつげん(仮) | デビルモードでデビルが出現した | - | 毛糸のカービィオリジナル曲 |
デデデでドドド(仮) | デデデでドドド プレイ中 | - | SDX「激突! グルメレース」 「デデデ大王のテーマ」ミックスアレンジ |
メタナイトスラッシュ(仮) | メタナイトスラッシュ | - | SDX「戦艦ハルバード:甲板」 「戦艦ハルバード:艦内」ミックスアレンジ |
体験版[]
2019年2月7日から配信。発売前から体験版が配信されるのは日本では初。ふんすいのにわ、にじのたきの2ステージで遊ぶことができ、デビルモードも体験できる。
スタッフリスト[]
スタッフについては「毛糸のカービィ プラス/スタッフリスト」を参照。
余談[]
- 任天堂の公式ラインアカウントでは、当アカウントのキャラクター「キノピオくん」が毛糸になって、本作のパッケージのカービィの場所にいるという画像が掲載された。
- 発売に際し、カービィ公式Twitterではフラッフによる「フラッフ王子の毛糸のまきまき速報」で、新機能の解説などが行われた。[1](「三魔官のスタアラ★速報」内でザン・パルルティザーヌは「ふとまゆプリンスの“毛糸からまり速報”」と呼んでいた。[2])
- この作品が平成時代最後の『カービィ』シリーズの作品となる。
- 本作は任天堂発売の事実上最後の3DSソフトとなっている。
- 3DS末期に出た影響か、ニンテンドーeショップが終了した2024年現在は中古品が定価を超える1万円~1万3000円程度で取引されている。
- 公式サイトによれば本作ではDL版の容量が11652ブロック以上(約1.4GB)と非常に大きい。
- 発売前、米国版は当初、公式サイトでNewニンテンドー3DS専用と記載されていた。のちに修正され、実際にはどの言語版も旧3DSでも動作するが、「デデデでドドド」の得点値に影響を及ぼす処理の違いが確認されている。
画像[]
動画[]
脚注[]
外部リンク[]
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