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ネタバレ注意: 以降の記述でゲーム・アニメなどに関する核心部分などの、ネタバレ要素が記述されている可能性がありますので注意してください。(読み飛ばす) |
星の夢
<敵キャラクター> | |
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読み: | ほしのゆめ |
英名: | Star Dream |
初登場: | 星のカービィ ロボボプラネット |
分類: | ラストボス |
“ | カンパニーの 永遠ナル ハンエイ ノ タメニ… ホロビナサイ。 | ” |
—星の夢(『ロボプラ』ムービー内セリフ) |
星の夢は、『星のカービィ』シリーズに登場する敵キャラクター。
概要[]
『星のカービィ ロボボプラネット』で初登場。本作におけるラスボス。プレジデント・ハルトマンが銀河のかなたの文明を紐解き、ハルトマンワークスカンパニーのテクノロジーで蘇らせたマザーコンピューター。この星の夢の示す経営戦略に従い、ポップスターを侵略してきた。外見は白色に、割れたハートマークを含めた模様が描かれており、上部に視覚センサーらしき目がある。
戦闘前[]
エリア6「アクシス アークス」でボス「プレジデント・ハルトマン」を撃破すると、イベントを挟み、エリア7「マインド コントロールド バイ ア プログラム」で戦闘となる。カービィに敗れたハルトマンは、星の夢を起動してポップスターの住民を根絶やしにしようとするが、プログラムコントローラーをセットする直前に秘書スージーが乱入。結果、星の夢は制御不能に陥り、コントローラーをセットしようとしたスージーを雷のような攻撃で吹き飛ばしてしまう。そして、星の夢はハルトマンの精神と融合し、ハルトマンの願いであるカンパニーの繁栄のために、全ての生命体を滅ぼそうとする。星の夢を制御するには、頭にプログラムコントローラーをセットし、星の夢と脳が接続される必要があり、その結果ハルトマンの記憶は失われてしまった[1]。戦闘は第1〜4段階まである。なお、一度マップに戻った場合は、再びボスステージに来たとき、メタナイトボーグ改からか、星の夢から始めるかを選択できる。
第1段階[]
ロボボアーマーの最終決戦艦ハルバードモードで戦闘。レーザー攻撃「メガビット・ショット」やミサイル「ギガバイト・ロケット」、ハート型のレーザー発射装置「テラバイト・ハート」の他、インベードアーマーをけしかけて攻撃をする。後半はアステロイド、グランドICキューブを放ったり、「ハートフル・シェル」というシールドを張ったりする。第1段階で残ったプラネットバスターは次の段階には持ち越せない。
第2段階[]
一度カービィ達に撃退されるも、母艦であった「アクシス アークス」とマージし、新たな星その物になろうとする。アクシス アークスの装甲を剥がしつつ体力を削っていくことになる。丸い弾を放ったり、「アウト・プット」で鉄巨兵ギガヴォルトを繰り出したり、「ペタバイト・ロケット」を射出、脚を生やして薙ぎ払いをする「ワークスアークス」、枝状に広がり最後に爆発する「バイナリー・ツリー」などの攻撃を行う。ここで残ったプラネットバスターは次の段階に持ち越すことができる。
第3段階[]
ハルバードモードの攻撃でアクシス アークスの装甲が剥がれると、中から現れたのは銀色ではあるものの、ギャラクティック・ノヴァそっくりの顔であった。星の夢が叫びをあげると背景が三角形で構成されたものに変化。青と赤が交互に入れ替わり、星の夢の体力が減ると赤になる時間が長くなる。最初に「インストール・ホール」を行なった後、「デッド・エンド・コード」と「アウト・プット」を交互に行う。「デッド・エンド・コード」では5〜1の数字を飛ばしてきて、最終的には回避困難な画面全体攻撃「Fatal Error」を行う。「アウト・プット」で本家ノヴァに付いていた風見鶏、電球などの「メモリーズ」をけしかけてくるので、それを破壊し、プラネットバスターでダメージを削らないと「Fatal Error」までに倒し切ることができない。ただし、カウントが進行するにつれ、星の夢の防御力が落ちていくので、最後まで諦めてはいけない。この段階で負けると、第2段階からの戦闘となる。
最終段階[]
三度撃退された星の夢は、口からレーザーを発射しハルバードのウィングを攻撃するも、ハルバードから分離したカービィとロボボアーマーのファイナルスクリューモードによって、上部の星の夢からネジで締められるように貫通して破壊された。爆破時は、「銀河にねがいを」でノヴァが破壊されたときの様子に非常に似る。イベント戦闘ではあるが、操作を何にもしないでいると、ダメージは受けるので注意。
第1〜3形態は『星のカービィ64』のゼロツー戦以来の3Dシューティングであり、最終形態はスライドパッド・十字キーを回して倒す形式。3Dシューティングでは3D表示をオンにすると、その奥行きが非常に見て取れる。
登場作品[]
- 星のカービィ ロボボプラネット
- 概要の通り。各セリフは星のカービィ ロボボプラネット/セリフ集を参照。
- 星のカービィ スターアライズ
- メモリアルイラスト「ロボボメモリーズ」や、Ver.4.0.0で追加された「バッドボスブラザーズ」に描かれている。どちらも第1形態の姿。
- また、ワールド4・遥か、きらめきの勇者たちのフィールド外にも懐中時計が稀に出現[2]。位置は大魔星マジュハルガロアの正面から見て左外側で、滅多に出ない。
使用技[]
第1段階[]
- メガビット・ショット
- レーザー攻撃。様々なパターンがある。
- ギガバイト・ロケット
- ロケットを2本放つ。破壊可能。後半は4本に増える。
- テラバイト・ハート
- ハート型のレーザー装置。放置していると画面手前まで来て、発射方向に前兆を示した後に、レーザーを放つ。破壊してパーツを回収するとゲージがかなり溜まる。
- アウト・プット
- 前半インベードアーマー、後半はアステロイドを繰り出す。破壊して回収してもゲージはあまり溜まらないが、アステロイドは数が多いのでたくさん破壊したい。技名は出力の意。
- インベードアーマー
- 画面手前まで来ると突進してくる。
- サーマル・モジュール
- 熱を出すように赤く光りながらこちらに突進してくる。技名はコンピューターの冷却装置として使われているペルティエ素子のこと。
- アステロイド
- 後半で使用。大量のアステロイドを飛ばす。破壊してゲージを溜めることが可能。セイルウィングだと1発で壊せる。
- ハートフル・シェル
- 後半で使用。ハート型のバリアを張る。左右のハートを破壊することで剥ぐことができる。またその時壊した左右のハートは回収可能。
- グランドICキューブ
- 後半で使用。ハートフル・シェルを張っている時に、巨大な青いICキューブを3つ繰り出す。破壊して回収可能。
- スタードリーマー
- 後半で使用。星の夢中央部から、紫色の波動砲を発射する。使用中は防御力が上がる。
第2段階[]
- マージ・マザー
- 星の夢がアクシス アークスと合体すること。
- メガバイト・ショット
- リング状の弾を連射する。第1段階のメガビット・ショットのように撃たれるが、それより大型。
- アウト・プット
- 鉄巨兵ギガヴォルトを繰り出す。破壊して回収してもゲージはあまり溜まらないので無視して本体を攻撃した方が良い。
- 鉄巨兵ギガヴォルト
- 画面手前まで来ると突進をする。インベードアーマーよりも固い。
- サーマル・モジュール
- 熱を出すように赤く光りながらこちらに突進してくる。
- グラウンド・シールド
- 本体から剥がれ落ちた外殻。触れるとダメージが大きいのでセイルウィングを併用して回避すると良い。
- ペタバイト・ロケット
- 大きなロケットを発射する。ギガバイト・ロケットよりも固いがパーツを全部回収すれば溜め1分は溜まる。
- バイナリー・ツリー
- 枝状に分岐し、最後に爆発する電撃攻撃。技名はデータ構造の1つである二分木の意。
- ハルトマンワークスカンパニー
- グラウンド・シールドが剥がれる度、初めにHALのアルファベットを放つ。水色のスクリーンが表示され、そこにアルファベットが映し出される。このスクリーンは攻撃を防いでしまうが、上に隙間があるため、そこを狙えば攻撃することが可能。最初はLで、次がA、最後がH。なお、「ホログラム・コード」と呼ばれる事が多いがこれはとあるサイトが非公式的に命名したもので誤りである[3]。
- ワークスアークス
- 機械の脚を生やして、薙ぎ払うように攻撃をする。
第3段階[]
- インストール・ホール
- 開幕に使用。小さなおちょぼ口でハルバードを吸い込もうとする。吸い込まれた時の演出上の背景は『USDX』のマルクソウル戦の背景に似たものとなっている。
- デッド・エンド・コード
- 5からカウントを始め、4、3、2、1と減っていき、最後GO!!の後に後述の「Fatal Error」という攻撃に移行する。カウントの数字は5〜3とGO!!は画面手前に飛ばすだけだが、2と1は飛ばした後回転させる。
- アウト・プット
- 各数字を飛ばした後にメモリーズと総称される物体を繰り出す。いずれも破壊可能で、全パーツを回収するとゲージが半分溜まる。
- メモリーズ
- 以下の5つが登場する。元は全てギャラクティック・ノヴァに付いていたパーツ。また、ハルトマンやスージーのプロフィールにも関連している。
- ウェザーコック
- 5の後に召喚。風見鶏。しばらく移動した後、左右の端で停止して矢を3発撃つ。
- ダンシングコンパス
- 4の後に召喚。コンパス。リング状の弾を水平方向に発射する。
- ポケットウォッチ
- 3の後に召喚。懐中時計。画面に向かって噛みついてくる。噛みつかれると画面手前に吐き出される上、本体はすぐに退場するので破壊不可能になる。
- ライトバルブ
- 2の後に召喚。電球。画面手前まで来ると破裂とともに6方向に電撃を放つ。
- テレスコープ
- 1の後に召喚。望遠鏡。回転しながら先端から光線を放つ。
- ウェザーコック
- Fatal Error
- デッド・エンド・コードでGO!!の後に、回避困難なFatal Errorと書かれた画面全体攻撃を行う。一応、セイルウィングで回避は可能だが、被ダメージはほぼ避けられないため、される前に倒す必要がある。なお、回避しきると、再びデッド・エンド・コードが5から開始される。
最終段階[]
- ハートフル・シェル
- ハート型のバリアを張る。
- レーザー攻撃
- ハートフル・シェル破壊後に使用。星の夢の周りにある青い物体がカービィに照準を定めたのち、一斉に何本ものレーザーを射出する。
追加モード[]
「メタナイトでゴー リターンズ」では、Re:プレジデント・ハルトマン撃破後に、メタナイトを勝手に新しいご主人様と言い、メタナイトが戦いたそうな剣士のクローンを勝手に召喚。クローン剣士ダークマターとクローンセクトニアを呼び出した。その時の喋り方はまんまギャラクティック・ノヴァである。ハルトマンに禁じられていた「時空テンイ プログラム」を勝手にアンロックさせ、ディメンションホールに似た星型の穴からギャラクティックナイト リターンズを召喚。その後、ギャラクティックナイトに強烈な一撃を食らわされ沈んで行くが、後にこれがきっかけで星の夢.Soul OSとなり真 かちぬきボスバトルの最後に立ちはだかる。星の夢については、プレジデント・ハルトマンの記事も参照。
スペシャルページの説明文[]
- 星のカービィ ロボボプラネット
-
- 星の夢 第1段階
- ハルトマンの せいしんと ゆうごうし、
- 宇宙最高のコンピューターが じが を持つ。
- 永遠なる はん栄という、かつての あるじの
- ねがいのために、自ら下した はんだん…
- それは、全ての生命体を ほろぼすことだった!
- 星の夢 第2〜3段階
- ハルトマンの せいしんは、いまや 消えつつある。
- 超巨大母艦「アクシス アークス」とマージし、
- 星の夢は、じが を持つ 新たな星 そのものとなる。
- あるじを うしない、もくてきを 見うしなった
- 悲しきキカイを…止めるんだ、星のカービィ!
- 星の夢 最終段階
- ワタシガ 作リ出シタ、戦トウ能力 シエンマシン
- インベードアーマーの セイ能ヲ ハルかに コエる
- エネルギーヲ カクニン。コノ生命体ガ 持ツ、ムゲンの
- パワーは キョウイニ アタイ。…ワタシが コノ…キョウイ
- ヲ…ハイジョ…デ…キル…カクリツ…は……?
固有戦闘武器・固有BGM[]
固有戦闘武器[]
- ロボボアーマー最終決戦艦ハルバードモード
- 戦艦ハルバードをスキャンしたロボボアーマー。
- ロボボアーマーファイナルスクリューモード
- 戦艦ハルバードから発射され、右腕を巨大なスクリューに変化させたロボボアーマー。
固有BGM[]
- 第1段階
- 第2段階
- 第3段階
- 最終段階
小説における星の夢[]
- 星のカービィ ロボボプラネットの大冒険!
- 原作同様、社長が起動させようとするもスージーの妨害で暴走し全生命体を排除しようと動き出すが、カービィ達の活躍により倒された。当初、カービィは星の夢を生き物と思っていたようで挨拶をしている。また、カービィをカンパニーの繁栄に役立つ存在として仲間にしようとしていた。
- 4段階全て登場するが、原作の「グラウンド・シールド」に当たる攻撃をプラネットバスターのエネルギーにしているなど、多少の差異が見られる。
他言語での名称[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
---|---|---|
英語 | Star Dream |
星の夢 |
ドイツ語 | Sternentraum |
星の夢 |
スペイン語 | Sueño Estelar |
星の夢 |
フランス語 | Idole des étoiles |
星の偶像 |
イタリア語 | Sogno Stellare |
星の夢 |
韓国語 | 별의 꿈 |
星の夢 |
画像[]
余談[]
- (デデデ大王の「大王」を除いた場合)初めて名前に漢字が使われたラスボスである。また、平仮名が使われたのも初。
- 最終段階ではロボボアーマーの特別な説明文も読むことができる。ファイナルスクリューモードも参照。
- 第3段階のメモリーズのパーツはノヴァにあった物であると同時に、ハルトマンとの関連性も思われる所がある。
- 星の夢第3形態が最初にあげる咆哮と、ウェザーコックが攻撃時にあげる鳴き声はHAL研究所のスタッフのペット、熊崎信也氏の猫の「トム」と安藤浩和氏の鶏の「ナゴ」の声[4]。
- 没デザインの中にはゼロ・ツーを彷彿とさせる形状のものがある[5]。また、そのことを踏まえると戦闘開始前の裏返ってこちらを向くシーンはゼロ・ツー戦のオマージュである可能性がある。
脚注[]
- ^ 2016/8/26「『星のカービィ ロボボプラネット大質問会!回答編』第2回目」(アーカイブ)
- ^ 星のカービィ公式Twitter (2019/04/09)
- ^ そもそも今作では立体写真という意味の単語としてホログラムではなく、ホログラフを使用している。
- ^ スージーのしんりゃくレポートその7
- ^ スージーのしんりゃくレポートその6
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以上でネタバレ部分は終了です。 |
関連記事[]
- マインド コントロールド バイ ア プログラム - 決戦の舞台。
- アクシス アークス - 第2段階はこれと合体する。
- プレジデント・ハルトマン
- ギャラクティック・ノヴァ
- 星の夢.Soul OS
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