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Dedede of the Stars 1

オープニング映像

星のデデデ (ほし - ) は、アニメ『星のカービィ』内で放送された架空のテレビ番組で、本作のセルフパロディアニメ。本物の番組としては実際には放送されていない

概要[]

第49話で、デデデ大王が思いつきで始めた番組。チャンネルDDDにて放送。主役であるデデデがカービィと戦うという、アニメ本編とは真逆の内容である。ホーリーナイトメア社及びその関連企業の提供で作られた。

ストーリー[]

第61話で再放送されているのがいずれも確認できる。

第1話 「ふとった訪問者」
元ネタは本編第1話のサブタイトルから。内容も本編1話を彷彿とさせるものであり、宇宙艇に乗ったデデデが気味悪く笑ったり、羊を食い荒らす魔獣カービィをデデデとエスカルゴンが傍観したり逃げ回ったり、カービィの吐き出す炎を吸い込んで、デデデがファイアデデデになってカービィと戦ったりする内容だったが、色が塗られていなかったり、絵コンテが表示されたり、カービィの描いた絵が映ったりと、途中で話自体がダメになる。最終的にフィルムが焼き切れた。
第2話
第1話の大失敗を受け、タダで続きをつくるとデデデ達がカスタマーサービスに言ったことによりつくられた。サブタイトルは表示されず。冒頭のシーンは、デデデがこのアニメをつくろうとしたきっかけとなる映像(デデデが縄跳びする絵)の流用である。放送中にフィルムに直接色を塗っていく。この時はププビレッジの住民は製作に関わっていない。第1話以上に出来がひどく、住民から笑われることになり、ブンからは「面白い」と好評だったがフームからは「酷さを極めると、芸術ね… 」と皮肉を言われる羽目になった。

以後、話の続きがつくられたのかは不明。

第1話の製作に際して[]

企画・作画
元々はデデデの「主役はデデデマン」という案が製作に関わった住民たち(以後、特定の者を指さない限り「住民」で統一)の反対で却下されたため、カービィを主役にしたアニメをつくることになっており、製作もそのことを前提で進められていた。そのため、住民は主役がデデデの物にすり替わっていたこと(詳しくは後述)に、放送直後まで気付かなかった。フームがアシスタントになり、シナリオを描くことになった。
住民の作画力は酷かったため(デデデは住民が書いた自分の絵を見て気絶した)、フームが作画監督をも担うことを強制された。
すり替え
製作が一段落つき、住民達が寝ていた隙を見計らって、エスカルゴンとデデデは住民たちが作った原稿を破棄し、代わりに主役をデデデにした原稿にすり替えていた。この原稿こそが「星のデデデ」である。
ただし、その後も住人が本番まで気付かずに製作を続けていたことを考えると、すり替えは毎晩行われていたと考えられる。また、そのすり替え用のアニメがどのようにして編集されたかは明らかにされていない。
製作の遅れ
殆ど全員が素人だったということもあり、製作はかなり遅れていて、放送3日前の時点で作画すら終わっていないという状況だった。そのためデデデはカスタマーサービスに放送日時の延期を要求したが、その際違約金9900億デデンを請求されたため取り下げた。
この影響で、既に3日も徹夜していた住民は翌日からも徹夜で働かなければならない羽目になり、状況は制作担当トッコリが監視していた。
放送
その後なんとかアニメは完成したものの、時間がなかったため、アフレコはぶっつけ本番ということになった。これも住民がすり替えに気づかなかった原因の1つとも考えられる。
予想もしなかったストーリーを前になんとか声を入れていく住民だったが、ストーリーにまとまりがなく、作画がひどかったため動きが鈍くなり、最終的にフィルムが焼き切れてしまい、大失敗に終わった。

余談[]

  • この話でコックカワサキカブーを演じることになったが、その声が予想以上に本物のカブーに似ており、フームから「レストラン辞めて声優になったら?」とまでいわれる程だった。これは原作におけるコックカワサキとカブーの担当声優が同じであるため。
  • Dedede of the Stars 2
    オープニングはこのアニメ自体のOPである「カービィ★マーチ」の替え歌が使用され、歌はデデデ大王(緒方賢一)が担当。デデデらしくか音痴であった。映像も原作のパロディである。クレジットまで本物に似せてある[1]
  • スポンサー紹介の声を担当したのも原作と同じ大本眞基子であった。
  • カービィの描いた絵は、作画監督の一人・はしもとかつみの息子(放送当時6歳)が描いたものである[2]
  • 海外版では、海外版OPの替え歌(歌はデデデ大王)が使われ、提供はホーリーナイトメア社一社のみで、提供読みはデデデ大王がしている。
  • 第61話でカービィがこの番組を見ているシーンがある。
  • 懲りずに第89話で続編を作ろうとするが、それは「星のフームたん」となる。
  • 第49話冒頭でデデデ大王がアニメ制作のスポンサーになるよう交渉している際と、第89話の冒頭の回想シーンにおいてこのアニメを「プププランド初の人気アニメシリーズ」と発言しているが、第6話において、チャンネルDDDではロボットアニメ「スーパーデデデマン」が放送されていた。このアニメはどのようにして制作されていたかは不明。
  • 第96話でデデデ大王とエスカルゴンは初めてカブーワープスターのシェルターになっていることを知るが、「星のデデデ」の中ではワープスターがカブーから飛んでくる設定になっている。
  • この「星のデデデ」は何かと反響が大きく、特に「妙に美化されたデデデとエスカルゴン[3]」のやり取りは「星のフームたん」と共に動画サイトなどネット上でも度々話題にされている(登場キャラクターの誰が美化された2人を書いたのかは不明)。
  • RBP Sticker30
    星のカービィ ロボボプラネット』のステッカー、「らくがき/デデデ大王」は作中の企画段階で登場した「デデデマン」に似ている。
  • STA Dedede of the Stars
    星のカービィ スターアライズ』のモード、「星の○○○○ スターフレンズでGO!」においてデデデ大王を選択するとタイトルが「星のデデデ大王」となる。

脚注[]

  1. ^ 「電通」→「DEN-2」など。
  2. ^ 第49話の作画監督・谷口淳一郎のツイートより。
  3. ^ 所謂「逆作画崩壊」とよばれるもの。

関連項目[]

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