カービィWiki

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星のカービィ
読み: ほしのかーびぃ
英名: Kirby of the Stars (Mie Takase)
著者: 高瀬美恵(作)
苅野タウ&ぽと(絵)
出版社: 角川書店
分類: 児童小説
単行本数: 角川つばさ文庫:31巻(2024年12月時点)
角川つばさBOOKS:1巻

星のカービィ[1]は、高瀬美恵作の児童小説。

概要[]

TsubasaKirbySeries

「角川つばさ文庫作品カタログ。2023」より

高瀬美恵 作・苅野タウ&ぽと 絵の角川つばさ文庫から発売されている、カービィを題材とした児童小説シリーズ。対象は小学校中学年から。シリーズが開始した2013年から2017年は年2冊の刊行ペースで発売されていたが、2018年からは年3冊刊行になる。また、周年イヤーとなった2022年は年4冊刊行。過去に「ゲームブック 星のカービィ スーパーデラックス (ファミ通)」で、分岐型のゲームブックとして文章中心の本が出たことがあるものの、本格的な小説物はこれが初である。ファンによる主な略称は「つばさカービィ」「つばカビ」「高瀬カービィ」など。

各作品は基本的に独立しており(ゲーム設定が適用されたり、過去の小説作品の内容が後発作で軽く触れられたりすることはある)、1作品中で完結するため、どこから読み始めても問題は無い。1作品ごとに8〜10程度の章に分かれている。オリジナルキャラクターが1作品に1人程度出る傾向にあるが、必ずしもそうでは無い。本編中には所々挿絵が挿入される。オリジナルの話を展開することもあれば、ゲーム最新作に沿った話をすることもある。イラストの絵柄は公式グッズや『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』などに非常に近く、落ち着いた雰囲気であり、かわいい。

2022年4月27日には、高瀬美恵 作・苅野タウ&ぽと 絵による『星のカービィ Wii』のノベライズ単行本『星のカービィ 天駆ける船と虚言の魔術師』が角川つばさ文庫発の単行本レーベル・角川つばさBOOKSから発売。角川つばさ文庫のシリーズとは別物として展開された。

あらすじ[]

あくびが出るほど平和なプププランドで起こる事件を、 カービィやワドルディ、デデデ大王、メタナイトたちが解決するよ。 つばさ文庫でしか読めないオリジナルストーリーや、 大人気ゲームの小説版、 メタナイトが主人公の外伝などなど、 楽しいお話がもりだくさん!

いろんなコピー能力で、ワクワクする大冒険に出発しよう!!(角川つばさ文庫より転載)

登場キャラクター[]

メインキャラクター[]

このセクションは書きかけです。加筆してくださる執筆者を求めています。

星のカービィ Wii』でのプレイアブルキャラクターをメインに据えている。

カービィ
主人公。冒頭のキャラクター紹介では「食いしんぼうで元気いっぱい」と書かれることが多い。性別不明である原作とは異なり、明確に男性としての設定がある。食べること、寝ること、歌、食べ物の話になると、とたんに夢中になってしまい、自身の理性が働かない限り、誰にも止められなくなる。食べ物でなくても、思い立ったらすぐ行動に移すタイプで、止めようとしても「だいじょーぶ!」などといって聞かなくなってしまうことが多い。なんでもかんでも自分の好きな食べ物を混ぜれば美味しくなると思っているため、とんでもない料理を作ってしまうことがある。また、自分自身をかわいい、かっこいいと思っており、食欲の面を含めデデデ大王と似ていると言われると不満を抱く。ゲームと同じく吸い込みコピー能力空気弾ホバリングを使うことができる。コピー能力を捨てるときは帽子が外れたりして、それがコピー元のキャラや物に戻る。プププランドではかなり有名な存在らしい。ゲーム版同様、困っている人を放っておけない性分で、かなりのお人好し。それ故に騙されることや、さっきまで敵対していた者を助けようとすることもある。また、友達や友情を重んじており、相手に反省する余地があったり、操られている友達が相手だったりすると、戦いを避けようとする。本人は自覚していないが、歌がとても音痴。それは鼻歌でも変わらない。
デデデ大王
自称プププランドの大王。デデデ山の上に城を持っている(城のデザインはアニメに近い)。自分勝手でわがままで、人使いが荒い。勝手にプププランドの土地の名前を「デデデ~~」と命名しているが浸透しているのは自分だけである。何でも一番にならなければ気がすまない性格で、カービィをライバル視しており、何かにつけて敵意をむき出しにするが、吸い込みについてカービィに劣ることを素直に認め、武道大会を開く時にもカービィの存在を危惧したりと、カービィの力を認めている一面もある。カービィに負けないくらいの食いしん坊。ステーキやローストビーフなど、肉が大好物で、食べたステーキがコックカワサキのレシピでないと見抜いたことがある。人情に厚く、男らしい一面もある。身の回りのことをやらせているワドルディの事は認めており、ワドルディを貶されると気分を損ねる。その他、メタナイトに対してもその強さを認める一方で、彼が暴走したときには「頭が良いふりをしているが、実はバカ」と厳しい評価を下しているシーンもある。損得の勘定を行動に反映させている節があり、自分に得にならないことは進んでやろうとしない。恩着せがましく、偉そうではあるものの、ワドルディも、何度か助けられたことがある。城のクローゼットに、大王が買い集めた、きらびやかなコスチュームや、なぜかドレスや、化粧品も持っている(本人曰く『どんな場合も慌てないように』とのこと)。『大王』だが、プププランドの住民たちの大半は、『山の上のお城に住んでる、声が大きくて食いしん坊で、はた迷惑なおとなりさん』ぐらいにしか思っていない。とても部下のワドルディ達を大切に思っており、何かあったら最優先で助ける。また、心にもない暴言を吐いてしまった際は自分を大王失格だと責めるほど落ち込んでしまう。
ワドルディ/バンダナワドルディ
デデデ大王の部下でカービィの友達。
家事や器用なことが得意。デデデのおつかいに行ってるため、お釣りの計算のような細かい計算が得意で、1ポイントスターの違いにも気づく。デデデ大王を尊敬しており、デデデ大王の身の回りのことをやっている。自由気ままなカービィと人使いの荒い大王に、いつも苦労させられている。だがデデデ大王の身に何かあっては困るといつも気に掛けている。カービィとの関係はカービィをライバル視しているデデデ大王には内緒であるため、カービィと一緒に居る所をなるべくデデデ大王に見られないようにしている(話が進むにつれてその関係はあまりデデデは怒っていない)。
元々はゲーム作品などとは違い1個体だけであったが、第10巻でカービィプリンターで数が増えて、区別をつけるため青いバンダナを着けて、ワドルディ隊のリーダーを務めている。ワドルディ隊たちからは「バンダナ先輩」と呼ばれている。最初はカービィ達のサポート役で戦闘力はなかったが、第19巻以降はヤリを使った戦闘力を身につけた。
メタナイト
素顔を仮面に隠した、謎の多い剣士。卑怯な行いを嫌うが、自分の目的を遂行する為なら、ときにデデデ大王とも手を組むこともある。出身地も過去も、信条も本心も、すべてが謎に包まれている。持っている剣はギャラクシア。自由気ままなカービィと、自分勝手なデデデ大王をトラブルメーカーと認識していて、出来る限り関わらないようにしている。戦艦ハルバードに届く彼らからのメッセージには全て居留守を使うほど。また、ハルバードとは別に飛行船を所有している。普段どこに住んでいるのかは分からないが、時々ふと思い出したようにプププランドにやって来る。博識であり、くらやみ森のスターダストの実やフロラルドの存在を知っていた。以前、全宇宙レストラン協会のトラブルを解決したことがあり、スーパープレミアム食べ放題カードをもっているが、これまで使ったこともないし、使う予定はないそうだ。宇宙でもかなり有名な剣士であるという描写があるが、メタナイト自身は目立つことを嫌がっている。また、強くなることへの思いが高まると周りの意見に全く耳を貸さなくなり、戦っていた敵が姿を消すと、カービィが隠したと決めつけ襲い掛かるなど、デデデ大王曰く「暴走し始めると、まわりが見えなくなる」。第10巻でソードナイトが武道大会の優勝商品がケーキだと聞いた時、「メタナイト様もきっとお喜びになる」と呟いたことを発端に、異世界であるプププ王国やダイヤモンドシティのメタナイトは甘党として描写され、第18巻で本編のメタナイトも甘党であると明言された。

サブキャラクター[]

コックカワサキ
ワドルディ隊
第10巻でカービィプリンターで数が増えたバンダナワドルディのコピー。消去する事は可能だったが最終的にデデデが部下として雇いたいため残した。以降はワドルディの数が増えた設定が受け継がれた。バンダナワドルディの指揮でデデデやカービィと仲良くしている。
メタナイト軍団
メタナイトの部下。
バル艦長メタナイツソードナイトブレイドナイト船員ワドルディがいて、メタナイトを尊敬している。

各作品[]

題名 表紙 裏表紙 カバー無し
表紙
カバー無し
裏表紙
初版出版日 ISBN
01 あぶないグルメ屋敷!? の巻 2013年8月12日 ISBN 978-4-04-631336-2
02 くらやみ森で大さわぎ! の巻 2014年3月15日 ISBN 978-4046313881
03 大盗賊ドロッチェ団あらわる! の巻 2014年8月15日 ISBN 978-4046314376
04 メタナイトとあやつり姫 2015年2月15日 ISBN 978-4046314833
05 プププランドで大レース! の巻 2015年8月15日 ISBN 978-4046315144
06 大迷宮のトモダチを救え! の巻 2016年2月15日 ISBN 978-4046315793
07 ロボボプラネットの大冒険! 2016年7月15日 ISBN 978-4046316547
08 メタナイトと銀河最強の戦士 2017年3月15日 ISBN 978-4046316905
09 結成! カービィハンターズZの巻 2017年8月15日 ISBN 978-4046317315
10 決戦! バトルデラックス!! - - - 2018年3月15日 ISBN 978-4046317810
11 スターアライズ フレンズ大冒険! 編 - - - 2018年7月14日 ISBN 978-4046318220
12 スターアライズ 宇宙の大ピンチ!? 編 - - - 2018年8月15日 ISBN 978-4046318237
13 毛糸の世界で大事件! - - 2019年3月15日 ISBN 978-4046318947
14 虹の島々を救え!の巻 - - 2019年7月15日 ISBN 978-4046319302
15 スーパーカービィハンターズ大激闘!の巻 - - 2019年12月13日 ISBN 978-4046319630
16 夢幻の歯車を探せ! - - 2020年3月14日 ISBN 978-4046319821
17 メタナイトと黄泉の騎士 - - 2020年7月14日 ISBN 978-4046320377
18 カービィカフェは大さわぎ!?の巻 - - 2020年12月15日 ISBN 978-4046320674
19 カービィファイターズ 宿命のライバルたち!! - - 2021年3月12日 ISBN 978-4046320735
20 デデデ大王の脱走大作戦! - - 2021年7月14日 ISBN 978-4046321114
21 ナゾと事件のプププトレイン!?の巻 - - 2021年12月15日 ISBN 978-4046321138
22 スターライト・シアターへようこそ!の巻 - - 2022年3月9日 ISBN 978-4046321121
23 ディスカバリー 新世界へ走り出せ! 編 - - 2022年8月8日 ISBN 978-4046321800
24 ディスカバリー 絶島の夢をうちくだけ! 編 - - 2022年9月14日 ISBN 978-4046321817
25 まんぷく、まんまる、グルメフェス! - - 2022年12月14日 ISBN 978-4046321824
26 刹那の見斬りで悪を断て! - - 2023年3月8日 ISBN 978-4046322234
27 おいでよ、わいわいマホロアランド! - - 2023年8月5日 ISBN 978-4046322340
28 ミュージックフェスで大はしゃぎ! の巻 - - 2023年12月13日 ISBN 978-4046322357
29 プププ温泉はいい湯だな♪の巻 - - 2024年3月13日 ISBN 978-4046322364
30 メタナイトと魔石の怪物 - - - 2024年7月10日 ISBN 978-4046323057
31 雪山の夜は事件でいっぱい!の巻 - - - - 2024年12月11日 ISBN 978-4046323064
32 早撃ち勝負で大決闘 - - - - 2025年3月12日 ISBN 978-4046323071


余談[]

  • 様々なゲームのRTAをリレー形式で披露するイベント「RTA in Japan」の開催期間中には、カービィシリーズのゲームのRTAが終わるタイミングで関連小説が角川つばさ文庫の公式Twitterから紹介されるのが恒例となっている。Summer 2021の『星のカービィ ロボボプラネット』のRTA内の解説で、解説者により本シリーズが紹介された事がきっかけ。Summer 2023以降は『モンスターハンター』や『ぷよぷよ』などカービィシリーズ以外の同社の小説も同様に宣伝をし始めた。
    • Summer 2023では『星のカービィ 夢の泉の物語』、Winter 2023では『星のカービィ64』のRTAが行われたが、この時はそれぞれの作品との関連作がなかったためか、ちょうど期間の重なった10周年スペシャルページの宣伝をしていた。Summer 2024の『星のカービィ』『タッチ!カービィ スーパーレインボー』でも(後者は本作のキャラがゲスト出演する巻こそあれど)関連作がなかったためか、それぞれ当時の全30巻の紹介と最新作『魔石の怪物』の宣伝をしていた。

動画[]

脚注[]

  1. ^ シリーズ名称は角川つばさ文庫のシリーズ選択ページで「星のカービィ」と表記されている事を参考にした。

関連項目[]

関連リンク[]

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