この記事はアニメ作品としての『星のカービィ』について書かれています。 - ゲームシリーズとしての『星のカービィ』については、星のカービィをご覧ください。
『星のカービィ』は、ゲーム『星のカービィ』シリーズを元に制作されたテレビアニメである。
概要[]
2001年10月6日から2003年9月27日までの間、TBS系列で毎週土曜日の朝7時半 - 8時に放送されていた。全100話で各話30分形式。パロディ、社会風刺、問題発言、時事ネタが非常に多い。「作中に人間を登場させない」という桜井政博が出した条件のもと、制作された[1]。アメリカでも放送されたが、第96話 - 第100話(最終話)はテレビで放映されず、DVDで発売された。その後はTOKYO MXで2007年6月28日〜2009年5月21日まで毎週木曜日18:30〜19:00の時間帯で再放送された。
また2009年12月現在Wiiの間の「シアターの間」(「ホームシアター」)でも「ワープスター アニメ」(第41話以降は「アニメ ワープスター」に改名)として何話かが有料配信(各話100ポイント)されていた。うち第1話、第2話は無料で配信されていたが、2010年1月末辺りより他の回のものと同様の100ポイントの有料配信となった。不定期に新しい回が1 - 3話ずつ追加されていた。なお、2012年4月30日のWiiの間のサービス終了に伴い、現在は1 - 100話までの全話が配信を終了している。
2022年8月11日の「星のカービィ 30周年記念ミュージックフェス」でHDリマスター版のBlu-rayボックスが、100話までを収録したボックスとして発売されることが発表された。
『毛糸のカービィ』の発売が迫った2010年10月の始め頃には、発売目前記念としてアニメからコピー能力を使うカービィのシーンを抜き出した「星のカービィ コピー能力大特集スペシャル!」がシアターの間にて無料で配信された。
平均視聴率は5.23%、最高視聴率は7.6%、最低視聴率は3.0%[2]で、土曜日朝に放送されるアニメの中では、比較的好調であった。
ストーリー[]
何万年も昔、闇の帝王ナイトメアが魔獣を生み出し、宇宙の征服を目論んだ。それに対抗する自由を求める星の戦士たちにより、メタナイトを始めとした銀河戦士団を結成し、ナイトメアに挑んだ(銀河大戦[3])。しかし、ナイトメアの生み出す魔獣は無尽蔵で、銀河戦士団はその前に崩壊した。生き残った星の戦士たちは、宇宙の片隅に追いやられつつも、反撃の機会をうかがっていた。そんな中、ナイトメアはホーリーナイトメア社を設立、金持ちたちに魔獣を売りさばくことで勢力を拡大していった。
ある時、星の戦士・カービィが生まれた。カービィは宇宙艇で眠りにつき、ナイトメアに対抗しうるだけの力をつけることとなった。しかし、ナイトメアの活動は活発になり、プププランドの魔獣オクタコンをキャッチした宇宙艇はプププランドに不時着(操縦できなかったため)。カービィは予定より200年も早くに目覚めてしまい、赤ん坊であった(第3・4話のカブー・メタナイトの話より)。
しかし、彼はこの地でフームやブンと友達になり、メタナイトの協力もあって、気ままに暮らしつつもデデデの発注する魔獣と戦い、次第に星の戦士としての力をつけていく。
サブタイトル[]
サブタイトルの一覧は、「星のカービィ (アニメ) のサブタイトル一覧」を参照。
登場キャラクター[]
ププビレッジの住人は大きく分けてキャピィ族とワドルディ族に大別される。
- キャピィ族
- 現在ププビレッジに多く住んでいる住民で、ゲーム版のようなキノコのカサは被っていない。古代からププビレッジに住んでいたが、ある時別の種族により追い出され、作中の100年ほど前にププビレッジに戻ってきた[4](移民が渡ってきたプププランドの開拓時代[5])とされる。なおコックカワサキはキャピィ族では無い。
- ワドルディ族
- デデデ城でデデデに仕えるたくさんのワドルディ達。デデデ大王への一宿一飯の恩から仕えている。ワドルドゥ隊長は別種族とされる。
メインキャラクター[]
ププビレッジの住人[]
デデデとその家来達[]
- デデデ大王
- ドクター・エスカルゴン(エスカルゴン)
- ワドルディ兵士
- ワドルドゥ隊長
- メタナイト卿
- デデデの家来であるがほとんどの場合カービィの味方。
ホーリーナイトメア社[]
その他詳細なキャラクターの一覧は「星のカービィ (アニメ) のキャラクター一覧」を参照。
魔獣[]
魔獣の一覧は「魔獣#魔獣一覧」を参照。
アニメに登場する場所[]
作品の舞台[]
機関・組織[]
天体・その他[]
アニメに登場する用語[]
その他のアニメに登場する用語は、「アニメに登場する用語一覧」を参照。
Kirby: Right Back at Ya![]
海外では4KIDSTVにより『Kirby: Right Back at Ya!』として2002年より放送された。放送終了後も何度か再放送していたが、現在は放送していない。国内版との違いは主に以下のような物がある。ちなみに、この題名で放送されたのは北米版だけであり、その他のほとんどの国の題名は『Kirby』である(イタリア版(2006年から)、フランス版、ドイツ版、メキシコ版、スペイン版)。また、ポルトガルでは『Kirby e Seus Poderes!』、韓国では『별의커비』という題名で第52回まで放送された。
- オープニングおよびエンディングの主題歌・映像が変更されている(下の主題歌参照)。
- プププつうしんのようなコーナーは無い。
- 国内版ではオープニング→サブタイトル前→サブタイトル→本編という流れだったが、海外版ではサブタイトル前→オープニング→本編という流れになっており(第1話は例外でサブタイトル後のヒツジが食べられるシーン→オープニング→カービィが宇宙艇に乗っているサブタイトル前→本編の続き、となっている)、サブタイトルは表示されない。ただしイタリア版は例外(以下に記述)。
- イタリア版はオープニング→サブタイトル兼タイトル前(サブタイトルは独自の字幕をつけている)→そのまま本編(サブタイ明けの星のエフェクトがある)という流れになっている。またイタリア版のみ他の海外版と異なるオープニングとその曲が作られている。さらにイタリア版ではエンディングの通常クレジットの後に、声優担当などの独自のクレジットが曲終わりまで流れる。
- 劇中BGMは海外版オリジナルのものになっている。音楽担当はJohn Sands、John Siegler。
- スペイン語版では、オープニングの最後の部分が変更されている。
- デデデの装甲車のデザインが変更されていたり、ロイヤル・アカデデデミーの絵画作品に手が加えられていたりと、内容的に問題のありそうな部分は変更が加えられている。
- 放送順が国内版と異なっている。
- カービィの声はどの海外版でも大本眞基子の物である。ただし、カービィが言葉(日本語)を話すシーンは修正されている。
- 国内版で英語が描かれているものは消されたり、修正されているものがある。
主題歌[]
オープニングテーマ[]
エンディングテーマ[]
- きほんはまる 1話~71話
- カービィ☆ステップ! 72話~100話
北米版(Right Back at Ya!)[]
- オープニングテーマ
- Kirby Theme (Kirby Kirby Kirby!) 作詞作曲:Norman J. Grossfeld[6] and Ralph Schuckett
- エンディングテーマ
- Kirby Theme (Instrumental) 作詞作曲:Ralph Shuckett
- イタリア版オープニング・エンディングテーマ
- Kirby 作詞:Alessandra Valeri Manera 作曲:Giorgio Vanni & Max Longhi
- 唄:クリスティーナ・ダヴェーナ(Cristina D'Avena)[7][8]
スタッフ[]
メインスタッフ[]
- 製作 - 中部日本放送 (CBC)、電通、ア・ウンエンタテインメント
- 企画 - 加藤直次(CBC)、谷村正仁(ハル研究所)、渡辺哲也(電通)
- チーフプロデューサー - 加藤直次(CBC)、小田晶、尾崎正善(ア・ウン)
- プロデューサー - 山西太平(電通)、岩田聡(任天堂)、平野成一(ア・ウン)、岡崎剛之(CBC)
- 原案 - 桜井政博(ハル研究所)
- アニメ総監督[9] - 吉川惣司
- アニメ監督[10] - 日下部光雄
- キャラクターデザイン - 島袋美由紀
- 脚本 - 吉川惣司 ほか
- 音楽 - 宮川彬良
- 監修[11] - 小田部羊一(任天堂)
- 3DCG制作 - 中辻慶治(ア・ウン)、斉藤大典(ア・ウン)、村山寛貢(オーバーロード)
- 2Dセルワーク - 西宮規子(スタジオ・ザイン)
- シリーズ構成 - 吉川惣司
- アニメーションプロデューサー - 西宮規子
- 作画監督 - 飯村一夫
- 3DCGディレクター - 村山寛貢
- 3DCGデザイナー - 中辻慶治、保坂洋
- 3DCGモーションディレクター - 齋藤大典、高村彰(第14話-第100話)
- 美術監督 - 湖山真奈美
- 美術補佐 - 相原澄子
- 色彩設定 - 佐藤和子
- デジタル撮影監督 - 山本修司
- 編集 - 瀬山武司
- 音響監督 - 松浦典良
- 制作協力 - スタジオ・ザイン
- CG制作協力 - オーヴァーロード
- 製作監修 - 山内溥
各話スタッフ[]
声の出演[]
声優については「人物・企業#声優」を参照。
人気投票[]
アニメ公式サイトで人気投票が行われたことがある。
- 変身カービィ 人気投票[13]
- クリーンカービィ (615票)
- ソードカービィ (601票)
- ニンジャカービィ (513票)
- マイクカービィ (480票)
- ファイターカービィ (467票)
- アイスカービィ (419票)
- トルネードカービィ (370票)
- ホイールカービィ (365票)
- パラソルカービィ (355票)
- ファイアーカービィ (335票)
- コックカービィ (299票)
- カッターカービィ (267票)
- ニードルカービィ (237票)
- ストーンカービィ (224票)
- キャラクター人気投票[14]
- ワドルディ (1584票)
- メタナイト卿 (1319票)
- ナックルジョー (356票)
- フーム (318票)
- コックカワサキ (238票)
- ロロロ&ラララ (204票)
- ワドルドゥ隊長 (192票)
- デデデ大王 (151票)
- トッコリ (94票)
- カスタマーサービス (81票)
- エスカルゴン (69票)
- ブン (?票)
- ウィスピーウッズ (47票)
- カブー (36票)
その他の言語[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
---|---|---|
英語 | Kirby: Right Back at Ya! カービィ ライトバックアッチャ |
|
韓国語 | 별의커비 |
余談[]
- 当時CBCのアナウンサーであった平野裕加里が、村人役(どのモブかは不明)で声を担当した事がある[15]。
- NHKがBSプレミアムで2017年5月3日に放送した「ニッポンアニメ100 発表! あなたが選ぶアニメ ベスト100」で『星のカービィ』は241位にランクインした[16]。
脚注[]
- ^ カービィを手がけた監督に直撃!アニメ界の大御所、吉川惣司監督インタビュー (アーカイブ)
- ^ テレビアニメ視聴率まとめ(「星のカービィ完全攻略」内)
- ^ 21話ED後の22話予告など
- ^ Twitter-織田真由美 2021/03/27ツイート「キャピィ族 ププビレッジに住んでいる埴輪のような姿の種族。ゲーム版のキャピイがつけていたキノコの帽子はつけていない。古代からププビレッジに住んでいたが、ある時別の種族によって追い出され、100年ほど前にププビレッジへ戻ってきた。」
- ^ アニメ第7話のキュリオのセリフより
- ^ 38話などGrossfieldと表記されている回もある
- ^ 参考:Wikipedia-クリスティーナ・ダヴェーナ
- ^ CD「Cristina D'Avena e i tuoi amici in TV 19(TVのクリスティーナ・ダヴェナと友達 19)」のトラック10に収録されている(Cristina D'Avena e i tuoi amici in TV 19-Wikipedia(イタリア語版)、クリスティーナ・ダヴェーナ オフィシャルサイトのDISCOGRAFIAの2006年の所に記載有り)
- ^ オープニングクレジットでは「総監督」
- ^ オープニングクレジットでは「アニメーション監督」
- ^ オープニングクレジットでは「アニメーション監修」
- ^ 「劇伴作曲・編曲」を担当。Akashi Hayata's Colorless Blue Club - 明石隼汰の仕事
- ^ 変身カービィ人気投票(Internet Archiveより)
- ^ キャラクター人気投票(Internet Archiveより)
- ^ プププ通信・番外編
- ^ ニッポンアニメ100公式サイトより
関連記事[]
外部リンク[]
- 星のカービィ(「hicbc.com」内)
- アニメ「星のカービィ」(「TOKYO MX」内)
- 任天堂マガジン表紙・2001年10月号(No.39) アニメ『星のカービィ』制作現場レポート!!(「任天堂ホームページ」内)
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