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星のカービィ
夢幻の歯車を探せ!
読み: ほしのかーびぃ むげんのはぐるまをさがせ!
ISBN: ISBN 978-4046319821
著者: 高瀬美恵
出版社: KADOKAWA(角川つばさ文庫)
分類: 児童書
初版発行日: 2020年3月14日
前後巻:

星のカービィ 夢幻の歯車を探せ!とは角川つばさ文庫から発売された、カービィを題材とした高瀬美恵作の小説第16弾。

概要

2020年3月14日に発売。今までと同様、執筆は高瀬美恵。絵は苅野タウ・ぽとが担当。 グッズ用のアートワーク「カービィと夢幻の歯車」のノベライズ。 今までの小説版とは全く違う世界設定になっており、キャラ間の関係性も今までと異なる。

あらすじ

ここは鉱山の街、ダイヤモンド・タウン。 飛行機乗りのカービィが、楽しくゆかいにくらしている。 ある日、鉱山で古代機械が見つかって、街は大さわぎ! 機械を動かすためには、街のどこかに封印された「歯車」を見つけなければならないらしい。 カービィ、ワドルディ、デデデ社長、メタナイト、ドロッチェ、そしてマホロアは、歯車を探して大冒険! でも、どうやら、この「歯車探し」には、とてつもない悪だくみがかくされていて……!? いつものプププランドとはちがう、別の世界の物語!! (角川つばさ文庫より転載)

章構成

  • プロローグ
  • 1. 歯車を探せ!
  • 2. あやしいお客さん
  • 3. 時計塔で大作戦!
  • 4. 星のコンパス
  • 5. フーゴー氏のひみつ
  • 6. 古代機械の正体
  • 7. 三つの歯車
  • 8. 追いかけろ!
  • 9. みんなを幸せにする機械
  • エピローグ

メインキャラクター

カービィ
食いしん坊で昼寝が大好きな元気いっぱいなかぜのまちに住む飛行機乗り。その性格と飛行機の腕からかぜのまちでは有名人。取り壊される予定のボロいアパートに住み付いている。飛行機レースでデデデと競い合うライバル同士。物語冒頭のレースで百連勝を達成した。歯車の賞金がコックカワサキのデラックスランチ十万人前と知って歯車探しに乗り出した。本作ではコピー能力は使わないが、吸い込みは可能という設定。かつて魔法都市に現れた魔物を退治したことがあり、魔法ギルドの大長老から星のコンパスを譲り受けた。
デデデ社長
「かぜのまち」にあるデデデ工場の社長で腕のいい飛行機乗り。だが、カービィには及ばず、カービィに勝つための強引な操縦によって飛行機を何度も墜落させており、冒頭のレースで17回目の墜落。性格は相変わらずわがままで負けず嫌いだが、部下を思う心や悪者を憎む正義感も強い。武器はハンマーだが、従来とは違うオリジナルのデザインになっている。
ワドルディ
デデデ工場で働く腕利きの整備士でカービィの友達。どんな細かいことも見逃さず、数々の機械の故障を修理してきた。カービィに歯車のことを教え、共に探すことになる。終盤、古代機械に記された警告の走り書きに気付き、その真実を最初に解き明かして、ある作戦を練る。
メタナイト
ひかりのまちに住む貴族。冒険心がある紳士で、貴族の中でも珍しく歯車に興味を持っている。ドロッチェとはある事件で知り合って以降友達。フーゴー氏は何か企んでいると考え、ドロッチェと共に歯車を探すことになる。甘いものが好きだが、ドロッチェの作ったものでしか満足できなくなったらしい。7台の蒸気自動車を持っており、運転中は性格が変わる。胸ポケットのバラや帽子の羽根飾りは武器になる。本作ではカービィやデデデ、ワドルディとは最初面識がない。

ゲストキャラクター

ドロッチェ
表向きはかぜのまちのおいしいカフェの陽気な店長だが、その裏の顔は悪い貴族からお宝を盗み出す大盗賊ドロッチェ団の団長。新聞社や貴族の屋敷に部下を潜り込ませて貴族の裏側を探っている。歯車探しにメタナイトを誘う。武器は冷気と氷を放つステッキ。
マホロア
街を巡って薬を売り歩く行商人。雪の上で遊んでいて風邪をひいたカービィやラーメンの食べ過ぎでお腹を壊したデデデを助けたらしい。魔法や古代文字に詳しく、カービィの星のコンパスの使い方を知っていた。それで得た情報をカービィだけでなく、デデデとメタナイトにも流し、賞金を分けてもらうことで薬の研究所を建てようと考えている。
バル執事
メタナイトの執事。呼び鈴も鳴らさずに忍び込んでいるドロッチェや入室の許可もしてないのに上がりこんでくるマホロアに手を焼く。
フーゴー
ひかりのまちの大富豪。ダイヤモンド鉱山をはじめ、鉄道会社からパン工場まで街の殆どがフーゴー氏のもの。鉱山で古代機械を発見し、その歯車に百万ポイントスターをかけた。かぜのまちのために寄付やパーティをして慕われている一方で、人をだましたりずるい取引であくどい金もうけをしている。
魔法ギルドの大長老
かつて魔法都市をカービィに救われ、星のコンパスを渡した。終盤に登場し、フーゴー氏の「かぜのまち」を軽視した発言を聞いて、ワドルディだけでなく自分も証言すれば人々は信用するとフーゴー氏を脅す。古代機械の伝説も知っていた。見た目はブルームハッターが長い白髭を生やしたような感じ。
チューリン
ドロッチェの部下。どんなところでも気配も物音もなしに潜り込む。最新式の鍵もチューリンにかかれば朝飯前。

用語

ワープスター号
カービィが乗る高性能飛行機。翼に黄色い星がペイントされている。
グレートキングDDD十八世号
デデデ社長が乗る飛行機。機体に大きくDDDの文字が書かれている。墜落するたびに代替わりし、作中では他に十九世、二十世、二十三世が登場。
ダイヤモンド・タウン
本作の舞台。ダイヤモンドの鉱山があって、そのおかげで賑わっている。かぜのまちとひかりのまちの二つのエリアに分けられる。
かぜのまち
カービィ、デデデ、ワドルディといったふつうの住人が住むエリア。ごちゃごちゃしていて賑やかな一方でそのルールは厳しく勝手にお菓子を持ち込むこともできない。
ひかりのまち
メタナイトやフーゴー氏のような貴族の屋敷が並ぶ静かなエリア。道幅は広く、ゴミ一つ落ちておらず、あちこちの庭から花の香りが漂い、毎日毎晩どこかの屋敷でパーティーが開かれ、美しい音楽が流れてくる。かぜのまちの住人は勝手に立ち入りできない。
古代機械
フーゴー氏が鉱山で発見した機械。人々を幸せにする力があるとされているが、これを封印した賢者の書置きによれば石ころを高価なものに変える代わりに悪臭を放ち、街を滅ぼす代物。ネコのような顔で、コンパスやハサミのような部品が付いている
魔法の歯車
古代機械を動かすための歯車。封印されており、普通の目では見えず、一度触って封印を解く必要がある。
星のコンパス
魔法のかかった道具に反応するコンパスで、魔法研究者なら誰もが欲しがるほどの価値がある。ふさわしい所有者に反応して波動を出す。特殊な砂で陣を書くと動き出し、地図に使うと魔法のかかった道具の場所を示す。また、魔法のかかった道具が近くにあると、反応して音と光を発する。
魔法の目薬
マホロアの発明で、これを使うと一時間だけ、封印された歯車が見えるようになる。
時計塔
「かぜのまち」にある。かつて魔法ギルドの塔が建っており、歯車が封印された。
真っ赤なスポーツカー
メタナイト自慢の蒸気自動車の中で最も速い。タイヤは速く走れるように研究を重ねた特注品。
ローア
古代文明で作られた空に浮かぶ船でマホロアの真の目的。心を持つ、異世界へ行けるといった伝説がある。部品が欠けていて動かず、魔法の歯車を使えば動くと思われたが、マホロアの計画が失敗したため動くことは無かった。
ハルバード号
ワープスター号に乗って飛行機の良さを知ったメタナイトの最新型飛行機。メタナイトの乱暴な操縦によって、カービィ・デデデの飛行機も巻き込んで墜落する。

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