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星のカービィ トリプルデラックス
Kirby Triple Deluxe
読み: ほしのかーびぃ とりぷるでらっくす
英名: Kirby: Triple Deluxe
品番: CTR-BALJ
ジャンル: アクション
対応機種: ニンテンドー3DS
発売日: Flag japan 2014年1月11日
Flag korea 2014年4月17日
Flag usa 2014年5月2日
Flag europe 2014年5月16日
Flag australia 2014年5月17日
価格: 4,571円(税別)[1]
容量: [DL版:]4708ブロック(588.5MB)
開発元: HAL研究所
発売元: 任天堂
売上本数: Flag japan:83万3847本(現在)
Flag World: 約263万本(出荷,2020年12月)[2]
今度のカービィは 3つのデラックス!!

—パッケージ裏面より

星のカービィ トリプルデラックス』(ほし - )は、2014年1月11日に発売されたニンテンドー3DS用のゲームソフト。カービィシリーズ23作目。2013年10月1日のNintendo Directで初めてその情報が公開され、出展映像が流れた。一般的な略称は「トリデラ」、「TDX」、「3DX」。公式ツイッターでは「トリデラ」が用いられた。

概要[]

モデリングは基本的に『星のカービィ Wii』のものを3DS用に改良した、横スクロールの2.5Dアクションである。ただし、ステージが画面手前と画面奥にわかれており、その両方を見ながら立体的に攻略を進めて行く。また敵キャラクターは画面奥から攻撃してきたり、手前と奥を移動する者もいる。カービィは3Dワープスターなどに乗る事で、画面奥と手前を移動する事が出来る。ギミックや演出、謎解きも画面の奥と手前の関係をふんだんに使った物が多い(ワドルディトレインや、ボヨヨンハンドなど)。また、ジャイロセンサーを使用した独特のギミックも存在する。さらに、基本アクションに「そのばかいひ」、「空中かいひ」が追加され、3DS下画面にはアシストスターと呼ばれる回復アイテムを1つストック出来るようになり、初心者にも親切な設計となっている。ちなみに欧州や韓国では本作の発売に合わせ、カービィ色のニンテンドー2DS(欧州)やニンテンドー3DS XL(韓国。225000ウォン)を発売している。

冒険の舞台は浮遊大陸「フロラルド」。ワールドツリーに沿ってステージが進む。コピー能力はWiiと同じくコマンド式を中心としており、更に新しいコピー能力「ビートル」・「ベル」・「サーカス」・「スナイパー」が登場。また「きせきの実」という物を取るとビックバンカービィとなり、ビッグバンすいこみが使えるようになる。ステージ内にあるサンストーンを集めると、そのレベルのボスへと行くことができる。ステージ中には過去作品をモチーフとしたキーホルダーが全256種類あり、収集要素、観賞要素として楽しむ事が出来る。今回、デデデ大王は謎の男タランザにさらわれ、カービィがそれを追って行くというストーリーである。

Miiverseで積極的に様々な情報が公開されており、『Wii』からの裏設定を充実させる方向性が本作で確固たるものになったと言える。

開発経緯[]

主にMiiverseのスタッフルームより。

3DSでしか体験できない遊び[]

任天堂の要望もあって3DSでの開発が決まり、ニンテンドー3DSの立体視を活かすということがテーマとして掲げられた。立体視で浮遊感を味わえるように浮遊大陸が舞台となり、そこから空→太陽→植物→世界樹と連想が広がっていき、最終的に花や植物を支配する虫の王と物語が組み立てられていく。ボス戦にも立体的な動きが多く取り入れられ、クネクネ動くトグ・ロ・ガラーガや背景の舞台を味方に付けるヴォルゲロムといったボスが登場した。

その他にも、ジャイロを活かした仕掛けやすれ違い通信など3DSの機能を活かした要素が多く登場し、そういった特徴をカービィらしく一言で、かつインパクトのある名称として3DX=トリプルデラックスと名付けられた。

ビッグバンすいこみ[]

「なんでも吸いこむ」と言われつつも本当に何でも吸い込めるわけではなかったカービィ。その原点を今、とことんまでパワーアップさせてみたらどうなるのだろう?ということでビッグバンすいこみが誕生した。操作感やギミックを攻略するおもしろさはもちろん、吸い込まれるモノの軌道や吸い込んだ時の効果音と言った爽快感もこだわられている。仕掛けも通常に比べて制約を緩くし、派手で豪華な見た目を重視した内容になっている。

Cut ネタバレ注意: 以降の記述でゲーム・アニメなどに関する核心部分などの、ネタバレ要素が記述されている可能性がありますので注意してください。(読み飛ばす

ストーリー[]

いつも通り平和なプププランドで過ごしていたカービィ。ある日、目覚めるとカービィの家が植物で釣りあげられていた。デデデ城も同じようになっていたので、カービィがデデデ城にかけつけた所、謎の男「タランザ」が現れ、デデデ大王を攫って行ってしまった。カービィはデデデ大王を攫ったタランザを追いかけて、巨大な植物「ワールドツリー」を登って行き、浮遊大陸「フロラルド」を冒険するのだった。各レベルでボスを倒し、グランドサンストーンを手に入れ、ワールドツリーを成長させて登っていき「ロイヤル ロード」に辿り着くと、雰囲気が一変する。そして、とうとうタランザを追い詰めたカービィは、タランザから事件の真相を聞く事となる。

女王クィン・セクトニアに長い間支配されていたフロラルドの天空の民は、助けを求めるべく、下界にワールドツリーの種を1つ送り込んだ。それに気付いたクィン・セクトニアは、タランザに下界の勇者を攫ってくるように命じる。タランザは下界に行き、下界の勇者であるカービィを誘拐するはずが、デデデ大王を下界の勇者と勘違いし、誘拐した。しかし、操っていたデデデ大王がカービィに負けた時に、本当の勇者はカービィであったとタランザは気付く。クィン・セクトニアを呼ぶタランザであったが、クィン・セクトニアに始末されてしまう。カービィは一度、セクトニアを倒すものの、セクトニアはワールドツリーに寄生し、ポップスターごと支配しようと企む。カービィはデデデ大王と天空の民の協力を得て、最後にはタランザの力も借りて、セクトニアを倒すことに成功する。こうしてプププランドにまた平和が戻った。

ストーリー(公式ホームページ)[]

なぞの敵 タランザにさらわれたデデデ大王を
助けるため、カービィは巨大な植物
「ワールドツリー」をのぼって
「浮遊大陸 フロラルド」へと向かいます。

登場キャラクター[]

プレイヤーキャラクター[]

敵キャラクター[]

ザコ敵[]

デデデでゴー!ではサイズが変わる。

旧作に登場した敵
3Dでは初の敵
新しく登場した敵
バグズ
クィン・セクトニアが召喚する蟻のザコ敵。

中ボス[]

EXステージ・デデデでゴー!・真 格闘王への道では名前にDXがついた強化版になる。ビッグバンで吸い込むのも、DXのもの。

ビッグバン専用敵[]

ボス[]

一部を除き、デデデでゴー!・真 格闘王への道では名前に「DX」がついた強化版が登場する。

ストーリーモード限定
デデデでゴー!真 格闘王への道限定

その他[]

コピー能力[]

全25種類+ビッグバン。


アイテム[]

通常アイテム
キャリーアイテム
アシストスター
回復アイテムが入っている。
  • ふっかつトマト - タッチするか、体力がなくなったときに自動で全回復(落下ミスも含む)。使わずにステージをクリアするとマキシムトマトに変わる。同じボスに4回以上負けて続けていると、バンダナワドルディが投げてくれる。またクラッコ戦とクィン・セクトニア戦(第二形態)では落下しづらいステージ構造に変わる。

ステージ[]

レベル1~6までのステージ名は前半と後半のアルファベットの頭文字が例のごとく同じで、レベル7の単語頭文字のEとDも加えて順に並べると「FLOWERED」となる(そのためか、ドリームランドをDreamLandと表記している)。

サブゲーム[]

大王のデデデでデン[]

デデデ大王が主人公のサブゲーム。ドラムの上をリズムに合わせてジャンプさせ、おんぷコインを集めて高得点を目指す。途中にバウンシーブロントバートゴルドー などが登場する。

遊べる曲

カービィファイターズ![]

カービィファイターズ!」を参照。

10種類のコピー能力のうち好きなものを選んで、カービィたちが戦う。最大4人プレイが可能で、1人でもプレイできる。

モード
  • ひとりで
  • トレーニング
  • みんなで
ステージ

デデデでゴー![]

デデデ大王を操作し、ストーリーモードをアレンジしてつくられたステージを進むタイムアタックモード。中ボス、ボスが全て強化版のDXになり、一部のザコ敵のサイズが大きく(または小さく)なり、追加ボスも登場する。ステージ中にはワープホールがあり、それを如何に知っているかがタイム短縮の鍵となる。

格闘王への道[]

ストーリーモードで戦った中ボス・ボスと連続で戦う。休憩所にはマキシムトマト4コ・アシストスター入りマキシムトマト1コが置かれており、1度取ったマキシムトマトは、次に休憩所に来た時に普通のトマトになっている。

真 格闘王への道[]

デデデでゴー!で戦った中ボス・ボス+αと連続で戦う。休憩所には普通のトマト4コ(回復量は比較的多く、体力の約4割を回復できる)・アシストスター入りマキシムトマト1コが置かれており、普通のトマトが復活することはない。前作に引き続き、休憩所のコピーのもとの片方は必ずスリープで固定されている。回復アイテムが少ない上に最終戦は新規ボスと戦うことになるため難易度は非常に高い。

キーホルダー[]

ステージの様々な場所に隠されており、全部で256種類存在する。すれちがい通信で交換することが可能で、誰かとすれ違っていると、「ストーリーモード」でバンダナワドルディから貰う事が出来る。また3DSのゲームコイン3枚とキーホルダーを交換する事も出来る。


詳細は「キーホルダー」を参照。

100%内訳[]

条件
オープニングムービーを見る 1%
Lv1の全ステージをクリア 6%
Lv2の全ステージをクリア 6%
Lv3の全ステージをクリア 6%
Lv4の全ステージをクリア 6%
Lv5の全ステージをクリア 7%
Lv6の全ステージをクリア 7%
Lv7のボスを撃破 10%
サンストーンコンプリート(0.2%×100) 20%
キーホルダーコンプリート 2%
カービィファイターズ!のひとりでを全能力でクリア 6%
大王のデデデでデンの各レベルをクリア(1%×4) 4%
デデデでゴー!の各レベルをクリア(2%×6) 12%
デデデでゴー!のラスボスを撃破 3%
格闘王への道をクリア 2%
真 格闘王への道をクリア 2%
合計 100%

ムービー[]

ムービーについては「星のカービィ トリプルデラックス/ムービー一覧」を参照。

セリフ集[]

セリフについては「星のカービィ トリプルデラックス/セリフ集」を参照。

音楽[]

詳細は「星のカービィ トリプルデラックス/音楽」を参照。

Cut 以上でネタバレ部分は終了です。

制作スタッフ[]

制作スタッフについては「星のカービィ トリプルデラックス/スタッフリスト」を参照。

コマーシャル[]

日本語版
声優である垂木勉[3]ナレーションによる、テンポの良いセリフが特徴的。
北米版
ジュゼッペ・ヴェルディのレクイエムの「怒りの日」が用いられ、独自の歌詞による合唱が行われている。

余談[]

  • 今作では、能力をコピーするときに画面正面(プレイヤーの見ている側)を向いてから飲み込むようになった。
  • 手前から奥へ大砲で飛んでいく仕組みのゴールゲームがある(SDX白き翼ダイナブレイドのものを3Dにした感じ)。
  • 『Wii』と比べて、走る時足を少し高く上げて走る。
  • 『Wii』と比べて、スパークの帽子が少し変わった。
  • 『Wii』はボスの体力ゲージが画面右上に表示されたが、今作は画面右下に表示されている。それに伴い「Wii」はゲージの下に表示されていた名前が、今作はゲージの上に名前が表示される。
  • 本作でも、ストーリーモード・デデデでゴー!に於いて、中ボス・ボスに負けると、そのまま再戦するときに、ボスのHPが減ったり、行動の隙が多くなるように調整されている(手心システム)。なおこの事は公式ガイドで具体的に言及されている。この調整はボスに勝つ・モード画面に戻る・電源を切る・ゲームオーバーになる(デデデでゴー!のみ)をしない限りリセットされない。なお「(真) 格闘王への道」ではこの手の調整はなされない。詳細な変化は当該記事参照。
  • この作品では、チックチップフォーリーが登場する為、とんがり隊のメンバーが初めてゲーム作品で全員集合した(ただし全員が一画面内に映る場所は無い)。

海外での名称[]

言語 名前 意味・由来
英語 Kirby: Triple Deluxe
カービィ トリプルデラックス
カービィ: トリプルデラックス
ドイツ語 Kirby: Triple Deluxe
スペイン語 Kirby: Triple Deluxe
フランス語 Kirby: Triple Deluxe
韓国語 별의커비 트리플디럭스

攻略本[]

公式サイト[4]にて紹介されている順に記す。

  • 任天堂公式ガイドブック 星のカービィ トリプルデラックス(小学館) ISBN 978-4-09-227174-6
  • 星のカービィ トリプルデラックス ザ・コンプリートガイド(KADOKAWA、アスキー・メディアワークス) ISBN 978-4-04-866421-9
  • 星のカービィ トリプルデラックス 完全攻略本(徳間書店、アンビット) ISBN 978-4-19-863749-1
  • 星のカービィ トリプルデラックス かんぺきサポートガイド(KADOKAWA、エンターブレイン) ISBN 978-4-04-729481-3

画像[]

動画[]

脚注[]

  1. ^ 発売日には消費税率5%で4800円となる価格設定だったが、2014年4月からは8%になったので税込価格は4937円となる
  2. ^ コンピュータエンターテインメント協会(2022)『2021年版CESAゲーム白書』コンピュータエンターテインメント協会.
  3. ^ 垂木 勉 Tsutomu Tareki - 株式会社ザ・ユニバース
  4. ^ 星のカービィ トリプルデラックス:ガイドブック情報

関連項目[]

参考リンク[]


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