星のカービィ デデデでプププなものがたり 13巻
<漫画・雑誌・書籍> | |
---|---|
![]() | |
読み: | ほしのかーびぃ ででででぷぷぷなものがたり 13かん |
ISBN: | ISBN 4-09-142683-2 |
著者: | ひかわ博一 |
出版社: | 小学館 |
分類: | 連載漫画 |
発売日: | 2000年9月25日 |
星のカービィ デデデでプププなものがたり 13巻は、ひかわ博一作の漫画『星のカービィ デデデでプププなものがたり』の単行本第13巻。
概要[]
1994年年度から月刊コロコロコミックで連載開始された、ひかわ博一による『星のカービィ』を題材とした漫画『星のカービィ デデデでプププなものがたり』の第13巻。第8話で、リボンが登場し、『星のカービィ64』の要素も徐々に登場するようになった。ただし、リボンとアドレーヌが登場人物紹介に載ったのは14巻以降である。背表紙のコピー能力は「ボム」だが、ゲームのそれとは異なりカービィ自身が爆弾になっている。
主要キャラクター[]
収録話[]
- 第1話 追いかけっこで地獄いき!?
- 追いかけっこの所以で死んでしまったカービィ。天国を荒らしてしまったため、地獄へ追放されてしまう。
- 第2話 カービィ発電所
- プププランドで発生した大規模停電。困っているさなか、デデデ大王はカービィのコピー能力「スパーク」を利用して電力を作り出そうと考える。
- 第3話 とつぜん大蔵大臣!!
- デデデ城の予算も残りわずかになってしまった。デデデ大王はプププランドのみんなから税金を徴収しようと、カービィを大蔵大臣に任命する。
- 第4話 やってみよう!健康法
- 健康自慢のMr.フロスティに誘われ、カービィとデデデ大王は健康ハイキングをすることに。ところが、お互いに競い合うので、フロスティの思惑通りに事は進まない。
- 第5話 機関車カービィでGO!?
- デデデ大王からもらった機関車の煙突を頭につけて機関車気分のカービィ。デデデ大王を無理矢理つれて、電車ゴッコを始める。
- 第6話 うちでの大ハンマー
- 大ハンマーで大きくなったデデデ大王は、カービィに勝利し、プププランドの人達からも敬われるように。しかし、次第に疎まれ、自身も元に戻りたいと思いはじめる。
- 第7話 ねむれぬデデデ大王
- プププランド中お昼寝モードの中、ただ一人不眠症のデデデ大王は、「自分が眠れるまでいねむり禁止」という無茶苦茶な命令を下した。
- 第8話 大人気!!かわいいリボンちゃん
- リップルスターから可愛い妖精のリボンがやってきた。周囲の男の子を魅了し、女の子にはやきもちを焼かせ、ついでにカービィは大暴走してしまう。
- 第9話 遺跡発掘、なにが出てくる?
- リボンが花を植えようとした場所から、古代の遺品が次々に発掘された。調子に乗ったカービィは、かなり深いところまで穴を掘り進めてゆく。
- 第10話 きまりをつくろう!!
- カービィの盗み食いを見たリボンは、新しい決まりを作ることを提案。デデデ大王とカービィが法を作りすぎたため番人であるブロッキーは暴走してしまう。
- 第11話 事故原因を調査せよ!!
- プププランドで起こった「カービィが原因じゃない事故」を究明するため、事故調査チームのデデデ大王とカービィが立ち上がる。
- 第12話 苦労がしたい!?
- いつもだらだらと無為に過ごしているカービィとデデデ大王は、サボンのトゲによってたくさんの苦労をさせられる。しかし、苦労したカービィの頭に変化が…。
- 第13話 カービィのコンビニ改造作戦!
- いい加減で節操のないコンビニに憤慨したカービィは、自らが店長となってコンビニを立て直そうとする。
- 第14話 たのしみな雨
- デデデ大王とカービィの傘自慢に付き合わされて、挙句邪魔者扱いされたクラッコは、怒ってカービィたちにずーっと雨を降らせる。
ゲストキャラクター[]
- 死神
- 7巻 第1話にも登場した死神。見た目は鎌とローブを装備したアックスナイト。死んで幽霊になったカービィにあの世へ行くよう諭す。
- エンマ大王
- 地獄の絶対的権力者。見た目はナイトメアウィザード。カービィの舌を抜こうとしてグーイの舌を引っ張ってしまい、怒ったカービィに天罰を下され、地獄を言われるがままに楽しい場所にされてしまう。
- Mr.フロスティ
- いつでも元気な健康自慢。常にプププランドの住民の健康に気を配っている。健康になるための仕掛けが施された「健康ハイキングコース」を設計、創設した。
- ボンカース
- デデデ大王いきつけのハンマー屋の店長。「○○でさー!」が口癖。叩くと大きくなるハンマーと小さくなるハンマーを先祖から受け継いでいる。
- ブルームハッター
- 11巻 第4話にも登場した鑑定士で、考古学者も兼業していることが判明。カービィ達が発掘した遺跡を調査したが、彼らが遺跡をぞんざいに扱ったことに激怒して締め出した。
- ブロッキー
- プププランドの法の番人。固い正義の信念をもち、決まりを破るものは絶対に許さない。法案を書いた紙を食べると新法として登録することができるが取り消しはできない。詰め込みすぎると混乱して暴走する。
- サボン
- 苦労を生きがいとする人生を送っている。苦労するたびにトゲが生え、さらに彼のトゲに刺されたものは、刺さった分だけ苦労をすることになる。
- ローリングタートル
- 「コンビニPUPUPU」の店長。繁盛していないため、いつでも暇そうな様子である。オヤジ臭い。
- クラッコ
- デデデ大王とカービィの傘自慢に付き合わされ、雨を降らせる。後に鬱陶しくなったカービィに追い払われたことに腹を立て、ずっと雨を降らせて仕返しをする。応援に来た(無理矢理連れてこられた)Mr.ブライトによって退散させられる。
用語[]
- 税金
- カービィがいい加減に取り立てた。「大空飛行税」「おしゃれ税」「くちびるあつい税」「おこるとこわい税」など様々。
- 健康ハイキング
- 健康自慢のMr.フロスティが設計を手掛けたハイキングコース。小石で足のツボを刺激する、昼寝用のベッドがあるなど、健康を促進する様々な仕掛けが施されている。
- ボンカースのハンマー屋さん
- ボンカースがハンマーを売る店。叩くと花火が出るもの、小判(ただしすぐ消える)が出る黄金のハンマーなどがある。「大」ハンマーで大きくなったデデデ大王に破壊された。
- うちでのハンマー
- デデデ曰く「古いハンマー」。ボンカースの家に先祖代々伝わる2つのハンマーで、大きな“大”ハンマーで叩かれると大きくなり、小さい“小”ハンマーで叩かれると小さくなる。
- コンビニPUPUPU
- ローリングタートルが店長を務めるコンビニ。順路が決まっている、コピーが店長の手描き、雑誌の代わりに電話帳や辞典が置かれているなど、面倒なシステムになっているために、客足は少ない。
登場コピー能力[]
- スパーク:第1 - 3、6話
- カインスパーク:第2(電球のみ)、8話
- ストーン:第3話
- バーニング:第4話
- ファイヤー:第6話
- ニードル:第7、11話
- アイス:第7話
- マイク:第7、8、13話
- ハンマー、パラソル、スリープ:第8話
- ボム:第9話
- ストーンニードル:第9、11話
- ストーンストーン、ボムボム:第10話
- ニードルニードル、カッターカッター、ニードルカッター:第11話
- バーニングストーン:第13話
- スパークニードル、リックパラソル:第14話
パロディ等の元ネタ[]
- 19ページ 7コマ目
- 「蜘蛛の糸」-芥川龍之介の短編小説。
- 第2話 タイトル、27ページ 4コマ目
- 『孤独のグルメ』の井之頭五郎のセリフ「人間火力発電所」から?[要出典] カービィの場合は本当に電力になる。
- 25ページ 5コマ目
- デデデ大王の部屋にあるゲーム機は「NINTENDO64」と「PlayStation」。
- 26ページ 6コマ目
- 「アドのお絵かき教室」-『ボブの絵画教室』という番組があるがパロディかどうかは不明。
- 26ページ 7コマ目
- 『水戸黄門』-TBSテレビとその系列局でテレビドラマ放送枠『パナソニック ドラマシアター』(当時は『ナショナル劇場』)において放送されていた時代劇。
- 28ページ 6コマ目
- 『水戸黄門』の主題歌「ああ人生に涙あり」の替え歌。
- 45ページ 3コマ目
- 『NHK紅白歌合戦』-NHKが大みそかに放送している男女対抗形式の大型音楽番組。
- 第5話 タイトル
- 『電車でGO!』-『汽車でGO!』というタイトルも発売されている。
- 58ページ 1コマ目
- 「蒸気機関車 DD-51」-「国鉄D51形蒸気機関車」。通称「デゴイチ」。後に製造された「国鉄DD51形ディーゼル機関車」という車両もある。
- 第6話 タイトル
- 「うちでの大ハンマー」-伝説上の槌「打ち出の小槌」。
- 78ページ 3コマ目
- 『一寸法師』では打ち出の小槌を振ってもらい一寸法師が大きくなった。
- 89ページ 7コマ目
- 「特打ち」-タイピングソフト『特打』シリーズ(?)目を閉じての連打はタッチタイピングからか。
- 第7話 タイトル
- 民話『眠れる森の美女』。
- 93ページ 3コマ目
- 春日三球・照代の「地下鉄漫才」。
- 94ページ 2コマ目
- 『眠れる森の美女』で眠っている王女に王子がキスをして目覚める。
- 95ページ 2コマ目
- 「モーツァルトの子守唄」-本当の作曲者はベルナルト・フリース。
- 95ページ 4コマ目
- 「江戸子守唄」。
- 95ページ 4コマ目
- 「ボエ~ッ」-藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』のキャラクター「ジャイアン」の音痴な歌声を表す擬音語。
- 106ページ 1コマ目
- 「フランダースのブタ」-児童文学『フランダースの犬』。
- 115ページ 4コマ目
- ドラッグストア・マツモトキヨシのCM「なんでも欲しがるマミちゃん」。
- 127ページ 5コマ目
- 村上ショージのギャグ「あ、それいただき!」。明石家さんまもたまに使う。
- 129ページ 6コマ目
- 「賽の河原」-親に先立って死んだ人が石積の刑を科せられるとされている。
- 138ページ 5コマ目
- アニメ『サザエさん』のオープニングの最後の部分。ダンスをするのはサザエさんではなくタマ。
- 149ページ 5コマ目
- 『笑点』-日本テレビ系列で放送されている演芸バラエティ番組。
- 149ページ 7コマ目
- 「ヤグルト」-乳酸菌飲料「ヤクルト」。
- 150ページ 3コマ目
- ドリフターズなどのコントで見られる定番のギャグ。
- 第12話 扉絵
- 徳川家康の遺訓「人の一生は重荷を負て遠き道を行くがごとし」。元は徳川光圀の遺訓。
- 174ページ 4コマ目
- 「イブニング娘」-女性アイドルグループ「モーニング娘。」。
- 174ページ 5コマ目
- 「恋の盆踊り」-モーニング娘。 2000年のシングル「恋のダンスサイト」。つんつくはプロデュースの「つんく♂」。
- 176ページ 7コマ目
- 「カービィリサイタルのチケット」-『ドラえもん』のジャイアンが開催するジャイアンリサイタルのチケット。
- 180ページ 4コマ目
- 「ユソケル」-栄養ドリンク剤「ユンケル」。
- 187ページ 1コマ目
- 「サロンペス」-消炎鎮痛剤「サロンパス」。
- 187ページ 5コマ目
- 童話「人魚姫」。
画像[]
余談[]
- 5話ではカービィが電車ごっこをしているが、後にフレンズれっしゃという電車ごっこの能力(厳密にはフレンズアクション)が本当に登場した。カービィ、リック、デデデ大王、グーイの4人で発動すれば概ね再現可能。
- 第2話の小学四年生1999年度2月号掲載時のサブタイトルは「停電なんてこわくない!?の巻」
- 第4話の小学四年生1999年度3月号掲載時のサブタイトルは「健康ハイキングで勝負!?の巻」
- 第7話は小学四年生2000年度4月号掲載話だが、雑誌掲載時にはサブタイトルが付けられていなかった。
- 第9話の小学四年生2000年度5月号掲載時のサブタイトルは「遺跡さがしは楽し!?の巻」
- 第12話の小学四年生2000年度6月号掲載時のサブタイトルは「苦労だ〜いすき!?の巻」
- 第14話の小学四年生2000年度7月号掲載時のサブタイトルは「怒りのクラッコ!の巻」
|