星のカービィ スターアライズ フレンズ大冒険! 編
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読み: | ほしのかーびぃ すたーあらいず ふれんずだいぼうけん! へん |
ISBN: | ISBN 978-4046318220 |
著者: | 高瀬美恵 |
出版社: | KADOKAWA(角川つばさ文庫) |
分類: | 児童書 |
初版発行日: | 2018年7月14日 |
定価: | 680円 |
前後巻: |
星のカービィ スターアライズ フレンズ大冒険! 編とは角川つばさ文庫から発売された、カービィを題材とした高瀬美恵作の小説第11弾。
概要[]
2018年7月14日に発売。執筆は高瀬美恵。絵は苅野タウ・ぽとが担当。2018年3月16日に発売された『星のカービィ スターアライズ』のストーリーの「へいわなくに プププランド」から「暗黒ようさい ジャマハルダ!」までにあたるストーリーを描く。オリジナルキャラはいない。また、小説版シリーズでは初の前後編構成になっている。
あらすじ[]
ある日とつぜん、プププランドの空をあやしげな雲がおおい、雲からむらさき色のハートのかけらが降ってきた。この、むらさき色のハート「ジャマハート」はプププランドのみんなを凶暴にしてしまう、おそるべき力を持っていた!この事件を起こしたのは、どうやら「三魔官」と呼ばれる三人組のようで……?三魔官を倒してプププランドの平和を守るため、カービィは仲間と一緒に立ち上がる!!『星のカービィ スターアライズ』で登場したコピー能力や、友情の合体ワザ「フレンズ能力」ももちろん登場!(角川つばさ文庫より転載)
章構成[]
- プロローグ
- 1. むらさき色のハートのかけら
- 2. デデデ城の大決戦!
- 3. ポップスターの異変
- 4. みんなのこころを取り戻せ!
- 5. 仮面の剣士
- 6. ゆくてをはばむ、ポン&コン!
- 7. 三魔官登場!
- 8. 強敵だらけのジャマハルダ
- 9. 最後の戦い!!
- 10. 平和な国プププランド
- エピローグ……?
登場したコピー能力・フレンズ能力[]
背表紙にはメラーガソードの絵もある。
メインキャラクター[]
- カービィ
- 昼寝をしていたところにピンクのハートが落ちて来て、その力を使えるようになる。ワドルディ達が食べ物を集めているのを見てパーティと勘違いした。ワドルディから事情を告げられると「デデデ大王が食べ過ぎておなかがはちきれたら大変だから代わりに食べてあげる」という理由でデデデ城へ向かい、その途中でピンクのハートの力に気づいた。デデデ大王を倒した後はビビッティアに出会い、ビビッティアの住む地域へ向かった。そこで出会ったプルアンナの話を聞いてセイントスクエアーズにいる仮面の剣士を倒すことにした。メタナイトを倒した後は、メタナイトに調査が終わるまで勝手なことをするなと言われていたのだが、2日も待っていられずに他の仲間と一緒に行ってしまう。ずんぐりピンクと呼ばれたときには自分のことだと気づいておらず、そのことに気付いた時にはショックを受けていた。
- ワドルディ
- 前作の出来事で数が増えている。カービィの友達の個体はバンダナワドルディとしてワドルディ達のリーダーになっている。デデデ大王にデデデ城代表として戦うように命じられた後は、他のワドルディにパラソルを託され、パラソルワドルディとして戦うことになった。この時、一人の時は目印のバンダナは必要ないということとあくまで自分も元は一人のワドルディであるということで、バンダナは外している。ジャマハルダに乗りこむときは自分以外の3人が思い立ったら止まらない暴走タイプだったので、自分が引き締めないといけないといけないという決意を固めていた。
- デデデ大王
- 事件が起こらず退屈してたら、紫色のハートが落ちて来て、その影響でワドルディ達に国中の食べ物を持ってくるように命じた。運び込まれてすぐのはずの食べものが腐ってしまっていることについては、ハートの悪影響で体からイヤな空気が出てそれによって傷んでしまっていると説明されている。カービィにやられた後は傷んだ食べ物の食べ過ぎでおなかを壊してしまい動けなくなってしまったが、カービィだけにいい格好はさせたくなかったため、カービィの友達のワドルディにデデデ城代表として戦うように命じた。事件が起こってから少なくとも二日以上経って、カービィが事件解決の報告をしに来たときもおなかを壊したままであった。
- メタナイト
- こちらも紫色のハートの影響を受けている。セイントスクエアーズの近くでプルアンナが目撃した。全身から殺気がみなぎっていて、カービィがハートを投げてもそれを一刀両断にしてしまった。カービィにソードを渡して戦いを挑み、一度押されるも4人に分裂して戦った。カービィにやられた後は、カービィ達を苦しめたことを謝罪したが、カービィが自分が勝ったから大丈夫だというと一瞬ギャラクシアに手をかけた。その後、カービィ達に勝手な行動をしないよう命じてからハルバードに戻りバル艦長たちに紫色の雲の調査を指示した。しかし、調査中にカービィ達が勝手に乗り込んだため、クラッと倒れそうになってしまう。事件解決後はバル艦長達と共に三魔官の動向を追い、さらなる戦いを予感していた。
ゲストキャラクター[]
- ローブをまとった男
- 原作と違い、ザン・パルルティザーヌの口からもその名が明かされなかった。プロローグでむらさき色の巨大なハートを前に呪文のような言葉を唱え、それが飛んでいくと悲鳴をあげた。ジャハルビート曰く、銀河で一番偉大で、三魔官よりも高みにいる存在。
- ポピーブラザーズJr.
- 最初にピンクのハートの力で仲間になった。いつも爆弾投げが趣味だが、自分では花火だと言い張っていて、悪気はなく、はしゃぎまわっているらしい。ビビッティアとの戦いで離脱。
- チリー
- 原作と違い、最初から氷の帽子を被っていることになっている。いつもは心の熱いお調子者らしい。メラーガガードの炎にやられ、ワドルディが両手で差し出せるほどにまで小さくなってしまい、戦艦ハルバードの冷凍庫で休息を取ることになって離脱した。
- ビビッティア
- 原作の「星の〇〇〇〇」での設定通り、一流アート学園への入学を目指している。プププランドからは遠い地方に住んでいて、ビビッティアもプププランドという地名は聞いたことがあったが来たことは無かった。
- プルアンナ
- ビビッティアの友達。こちらも「星の〇〇〇〇」の設定が活かされていて、自然を汚す物を嫌うきれい好きになっている。それは紫色のハートで凶暴な気持ちになっていた時も変わっていなかった。
- メタナイツ、バル艦長
- 全員原作では末登場だが、バル艦長のみストーンの変身パターンでの登場がある。メタナイトの指示で、ポップスター上空の無人調査機で紫色の雲について調べていた。無人調査機がカービィ達を映した時は皆驚いていた。事件解決後、まだ三魔官たちには何か目的があると気づき、ハルバードの大スクリーンに星図を映し出して彼女たちの動向を探っていた。
- ポン&コン
- ジャマハルダの門を守っていた。紫色のハートの影響を受けてから、三魔官に命令されて守っていたらしい。自分たちではキツネやタヌキではないと言い張り、「阿吽の護獣」を名乗っていた。子供たちを引きつれての突進攻撃で戦う。
- ジャハルビート
- ジャマハルダの兵士。ピンクのハートをぶつけられても、最初は友達では無くジャマハルダの兵士としての務めを果たすと言い張っていたが、戦いが進むにつれ、カービィ達に協力的になる。三魔官達を裏切れない気持ちとカービィに友達と認められた気持ちで葛藤し、結果としてカービィにコピー能力を託すことになる。
- 三魔官
- ジャマハルダを指揮して、ジャマハートを集める三人組。ポン&コン曰く、物凄く強くて残酷。ワドルディとプルアンナは恐ろしい化け物だと思っていたので、それが美しい女性だと分かった時には、おどろきで声も出なかった。
- フラン・キッス
- 凝視乃回廊にいた、氷華の三魔官。カービィ達の侵入を許したジャハルビートを無能の極みと言い捨てた。斧や水鉄砲でカービィ達を圧倒したが、ジャハルビートの妨害により水鉄砲の狙いが外れる。その隙を突いたアーティストカービィがまき散らした絵の具が髪に付き、それを拭いている間にカービィが作ったデデデ大王の彫刻を叩き付けられて敗れた。
- フラン・ルージュ
- 中央深部にいた、業火の三魔官。原作同様、カービィを「ずんぐりピンク」と呼び、カービィ達がフラン・キッスを傷つけたことで怒りをあらわにしていた。プルアンナも手に負えなくなるほどの炎による攻撃でカービィ達を苦しめたが、カービィがジャハルビートからコピーしたスティックにウォーターの力を付けることで形勢逆転される。
- ザン・パルルティザーヌ
- ジャマハルダの最上階にいた、雷牙の三魔官。三魔官のリーダーであり、その実力も他の二人を上回るが、水の攻撃でショートすることを気づかれて敗れる。しかし、立ち上がってジャマハルダを崩壊させた。
用語[]
- ジャマハート
- 名称が明かされるのは中盤。原作と同様の経緯で銀河に散らばってしまったものを三魔官が集めていたが、カービィ達はばらまいて皆をおかしくすることが目的だと思っていた。
- フレンズハート
- 名称の言及は後編。「ピンクのハート」と呼ばれている。ジャマハートと共に散らばり、カービィの元に降ってきた。これをぶつけることで相手との友情を芽生えさせる。
- フレンズ能力
- フレンズハートで芽生えた友情の力でコピー能力が合体した能力。ワドルディが名付けた。
- ワープスター
- 『星のカービィ プププランドで大レース! の巻』でのものとの関連は不明。カービィが呼べばどこからかやって来るという、アニメ版に近い設定になっている。
- 暗黒要塞ジャマハルダ
- ジャマハート回収のためにポップスターに現れた。原作と異なり、ポップスターには着陸せず、紫色の雲の中に隠れていた。カービィは「あんこ要塞ジャム春巻き」と聞き違えていた。
- 凝視乃回廊
- ジャマハルダ内部のフラン・キッスがいた場所。
- 中央深部
- ジャマハルダ内部のフラン・ルージュがいた場所。
- 惑星フォルアース、小惑星フォルナ、惑星ミスティーン
- ハルバードの乗組員が三魔官の動向を追っているときに、名前のみ登場。フォルナについては後編で登場する。また、このシーンでハルバードの巨大スクリーンに映し出された星図の挿絵は、「遥か、きらめきの勇者たち」のマップに基づいている。
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