星のカービィ
〜まんぷくプププファンタジー〜 <漫画・雑誌・書籍> | |
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読み: | ほしのかーびぃ 〜まんぷくぷぷぷふぁんたじー〜 |
著者: | 武内いぶき |
出版社: | 小学館 |
分類: | 連載漫画 |
連載誌: | コロコロコミック |
連載期間: | 2016年11月号〜連載中 |
星のカービィ 〜まんぷくプププファンタジー〜は、武内いぶき作の『星のカービィ』シリーズを題材とした連載漫画。
概要[]
『星のカービィ! も〜れつプププアワー!』の連載終了に伴い、それを引き継ぐような形で「コロコロコミック」の2016年11月号から連載開始。作品内容は従来のコロコロ連載作品らしく、勢い重視かつ不条理な内容のギャグ漫画。各登場キャラクター達がかなりコミカルなデザインで描かれており、特にデデデ大王が顕著。
基本的な構成はカービィがボケ役、デデデ大王がツッコミ役。ただしデデデ大王がボケ役にも回ることがあり、その場合は(ボケがカービィの時も含め)他のキャラに突っ込まれたり、冷めたい目で見つめられる。
基本はメインキャラのみで話が進むため、ゲストキャラが登場することは少ない。
カービィが語尾に「ピポ」と付けていたり、レギュラーキャラクターに連載開始時の作品には出番が無いバウファイターやペイントローラーを登場させていたり(デザインも『も~ププ』のものに近い)、絵柄は同誌の前々作『星のカービィ デデデでプププなものがたり』、登場キャラクターは前作『も~ププ』を意識、踏襲しているものと思しい要素がある(なお作者の武内いぶきはリアルタイムで『デデププ』を読んでいたとのこと[1])。
当漫画独自の試みとして、読者投稿やコロコロオリジナルといった形で時たまにゲームで登場しないオリジナルのコピー能力が登場することがある。
2024年10月にコロコロコミックの公式配信サイト「週刊コロコロ」がアップデートされたことに伴い、本作も読めるようになっている。
登場キャラクター[]
- カービィ
- 主人公。一人称は「ぼく」。語尾に「ピポ」を付ける。目が大きめで『デデププ』に近い感じで描かれているが、体が綺麗な円形をしているコマが多め。上唇が(基本はω型)波型になっているのが特徴。
- 食いしん坊でとにかく吸いこむ。コピー能力は物を吸い込まなくても使うことができる。
- 基本的にボケ役で、アルバイトやだるまさんがころんだ、カップラーメンの作り方、椅子取りゲームのルールを知らなかったりする。主にデデデ大王に対して意地を張って勝負することが多いが、基本的には仲良しで、デデデ大王を気遣う場面や一緒に遊ぶ場面もある。ちなみに食べ物に関する漢字に限っては、難読漢字であっても読み書きができる。
- デデデ大王
- プププランドの大王。一人称は「わがはい」。語尾に「じゃい」を付ける事が多い。ギャグテイストの強い見た目とギャグに特化した性格となっている。
- 主にツッコミ役に置かれているがデデデ大王自身がふざける事もしばしば。カービィがトラブルメーカーな性質でデデデ大王がその被害を受けることが多い。オバケは苦手。呆然立ちしたときなどに頭の帽子がよく円錐形を成す。
- デデデ大王の側からカービィにいたずらを仕掛けたりすることも多いが、窮地に駆け付けるなど篤い友情を見せるシーンも多々ある。
- バウファイター
- 原作のような絵柄では無く『も〜ププ』に近い絵柄で丸い性格。カービィやデデデ大王とよく遊んでいる。カービィとデデデ大王がボケているときにツッコミを入れたり、セリフが割と多かったりとなかなかに存在感がある。
- 特定のゲームを基にした一連のエピソードになると概ねそのゲームに関連するキャラが近い立ち位置になるためか、出番が少なくモブでの出演になることも多い。
- ワドルディ
- バンダナを巻いている。デデデ大王の傍によく居る。ですます口調で喋る。デデデ大王のボケや、カービィへの謎の執着心に引いていることが多い。
- 怒らせると怖く、カービィもデデデ大王も敵わない。
- ペイントローラー
- こちらも『も〜ププ』に近い絵柄で睫毛がある。バウファイターと同じくカービィやデデデ大王とよく遊んでいる。
- バウファイターに比べセリフは控えめ。作品が進むごとに登場自体減っていき、3巻以降はメインキャラ紹介で紹介されることが少なくなった。
- バーニンレオ
- 2巻からのスターアライズ編で登場。コロコロコミックを読んでいたため、本作独自のシステムを理解しておりその解説役。カービィのフレンズになってすぐにパシリに使われたり、フレンズつりばしを溶岩の真上にかけられたりと、デデデ大王と同じくカービィからの多くの被害を受けた。その後はモブ役としてたびたび出演している。
- メタナイト
- 4巻の大長編で初登場。正義の剣士を名乗っている。とある事でデデデ大王と絶交したカービィと友達になるが、実は恐ろしい企みを持っていた。
- ゲームと同じく、戦艦ハルバードを所持している。大長編の出来事で改心して以降はカービィの友達の一人となり、後の大長編などキャラが集合する機会に姿を見せるようになる。そして11巻の途中辺りから本格的にレギュラーキャラになっていく。
- マルク
- 7巻の大長編で初登場。語尾に「サ」を付ける。
- カービィとは友達で、5年前(余談だが、本話掲載時から5年前は凡そこの漫画の連載開始時)にカービィと秘密基地を作ろうと約束をしていた。カービィがその時来なかったことで仲違いするが、最終的には本心を打ち明けて再び友達に。その後もたまに登場するようになる。
- エフィリン
- 9巻のディスカバリー編で初登場。ワドルディ共々ツッコミ担当。原作では見せないような激しい表情を良く見せる。その後も大長編などの機会に姿を見せ、レギュラー化。
- マホロア
- 3巻の「決めろ! バイキングキング」で初登場。スイーツ屋さんをしていたがその頃はセリフがなく、ほぼモブ的な扱い。11巻でWiiデラックスを取り上げたことで本格的に登場。3巻での出番が出番だったため初登場として扱われている。
- ゲーム本編同様に悪事を企んでいたが、最終的にそれでも友だちだと言い張るカービィに折れて友達となり、レギュラーキャラとなる。
単行本[]
収録話[]
ゲストキャラクター[]
余談[]
- タカラトミー系列が発売している商品であるTCG「デュエル・マスターズ」とのコラボ企画がたびたび行われている。いずれもイラストも武内いぶきが担当している。なお、「武内いぶきの連載漫画のキャラ」としての登場のためか任天堂、ハル研究所、株式会社ワープスターの版権表示やコピーライトマークは存在しない。
詳細は、「デュエル・マスターズ」を参照。
- 2019年のエイプリルフールネタで、『キラコロコミック』(『コロコロコミック』の生まれ変わりネタ)の新連載として『星のカービィ 〜キュートなキュキュキュファンタジー〜』の4コマが公開された(コロコロコミック公式サイト該当ページ)。この4コマは4巻に収録。
- 2021年11月より、Soleil Mangaからフランス語翻訳版の単行本が、『Kirby Fantasy - Gloutonnerie à Dream Land』の題で発売されている。2025年1月時点で単行本9巻まで訳されている。
脚注[]
外部リンク[]
関連項目[]
- 星のカービィコロコロ限定コレクションステッカー - 裏面や一部の表面は武内いぶきによる描きおろしの『まんププ』仕様のイラストとなっている。
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