星のカービィ〜デデデでプププなものがたり〜傑作選
プププ編 <漫画・雑誌・書籍> | |
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読み: | ほしのかーびぃ ででででぷぷぷなものがたり けっさくせん ぷぷぷへん |
英名: | Kirby Manga Mania Volume 2 |
ISBN: | ISBN 978-4-09-142709-0 |
著者: | ひかわ博一 |
出版社: | ![]() ![]() |
分類: | 連載漫画 |
発売日: | ![]() ![]() 電子版 ![]() |
初版発行日: | ![]() ![]() |
前後巻: |
星のカービィ〜デデデでプププなものがたり〜傑作選 プププ編[3]は、ひかわ博一作の漫画『星のカービィ デデデでプププなものがたり』の傑作選第2巻。
概要[]
1994年度から月刊コロコロコミックで連載開始された、ひかわ博一による漫画『星のカービィ デデデでプププなものがたり』の傑作選第2巻。カバーの色はピーチピンク[4]。
ひかわによる自選による過去の話の他に、コロコロアニキ2018年春号の付録である『星のカービィ デデデでプププなものがたり 25.5巻』に掲載された話(2話掲載されていたが収録されたのは1話のみ[5])と描き下ろし4コマ、更に各話にひかわによるコメントが添えられている。
傑作選発売当初はデデデ編とこのプププ編の上下巻の予定だった[6]。
主要キャラクター[]
キャラクター紹介ページは無し。
収録話[]
- 第1話 みんながプププランドの大王に立候補!?
- 3巻 第11話と同じ。
- 第2話 カービィ、歩く凶器になる!?
- 4巻 第10話と同じ。
- 第3話 カービィのどろぼうボランティア!?
- 5巻 第6話と同じ。
- 第4話 勇者カービィ登場!!
- 10巻 第4話と同じ。
- 第5話 カービィのスパイ大作戦!
- 11巻 第9話と同じ。
- 第6話 カービィ、がまん道場に入門!?
- 14巻 第3話と同じ。
- 第7話 がんばれ! プププ選手権
- 14巻 第9話と同じ。
- 第8話 テーブルマナーをフルコース!?
- 23巻 第2話と同じ。
- 第9話 消しゴムショック到来!?
- 20巻 第7話と同じ。
- 第10話 風紀委員クラッコ、カービィを取り締まれ!
- 25.5巻 第2話と同じ。タイトルが変更されている。
- 描きおろし4コマ劇場!
- まじめなカービィ
- おしゃべりなカービィ
- ギャグ漫画でもうネタがつきて姑息な手段にはしるパターン①
- ギャグ漫画でもうネタがつきて姑息な手段にはしるパターン②
- カービィの 格言 名言
- カービィの 短歌
- 明日から使えるカービィのおとなコピー技
- 新入社員 カービィ
- カービィの信念
- 検閲
- あとがき
ゲストキャラクター[]
全て過去のコミックスに収録されたものなので、各記事参照(用語や元ネタの項目も、過去のコミックスのものは省略する)。
用語[]
- 『カービィのやっぱり米が好き』
- 4コマ「カービィの 格言 名言」で出てきた、人生に役立つ格言が載っている本(カービィ談)。
パロディ等の元ネタ[]
- 153ページ 1コマ目
- 「服装の乱れは心の乱れ」 - 1980年代頃から見られた標語。
- 153ページ 2コマ目
- とにかく明るい安村のネタ「安心してください、穿いてますよ」のパロディ。
- 153ページ 5コマ目
- 尾崎豊のファーストシングル「15の夜」の歌詞の一節「盗んだバイクで走り出す」のパロディ。
- 4コマ カービィの 格言 名言 1コマ目
- 上杉鷹山の名言である「成せばなる 成さねばならぬ 何事も 成らぬは人の 成さぬ成けり」のパロディ。
- 4コマ カービィの 格言 名言 2コマ目
- リンカーンが行ったゲティスバーグ演説の中のフレーズを訳したものである「人民の、人民による、人民のための政治」のパロディ。
- 4コマ カービィの 格言 名言 3コマ目
- 相場の格言の一つである「買うべし、売るべし、休むべし」のパロディ。
- 4コマ カービィの 短歌
- 童謡の「お正月」のパロディ。
- 4コマ 明日から使える カービィのおとなコピー技
- 「カッポレカッポレ」 - 俗謡、俗曲に合わせておどる滑稽な踊り。
作者コメント[]
“ | デデデ編は楽しんでいただけましたでしょうか。 このプププ編も笑いのスパイスてんこ盛りでお届けします。 あらためて読み返してみると、懐かしさもあり もうこのテンションで描けないな〜と 寂しくもあります。 |
” |
—カバーの袖より |
英訳について[]
- 英訳版『Kirby Manga Mania Volume 2』において、日本語のシャレ等、そのまま英訳しても伝わらない箇所は以下の通りになっている。
- 第1話:「ムサシ二刀流」 ⇒ 「Samurai dual wield」(サムライ二刀流)
- 第1話:「ダルマに目を入れてー♡」 ⇒ 「Should I get a fresh lick of paint now that I'm king?」(王様になった今、新しく塗り直した方がいいかな?)
- 第1話のおもちゃ屋さんの看板の訳は以下の通り。
- 「ファミコン」 ⇒ 「NINTENDO」
- 「ミニ四駆」 ⇒ 「MINI-RACERS」
- 「ビーダマン」 ⇒ 「MARBLE BLASTERS」
- 「バトメン」 ⇒ 風船に隠れて不明瞭(GSで終わる単語)
- 第1話:「ひゃくまん?」(後ろに「100」と書かれた肉まんの絵) ⇒ 「Milli-Onion? Hund-Red?」(絵はそのまま。前のコマで「a million dollars in the red」と言われているので、「million」→「Milli-Onion」、「in the red」→「Hund-Red」として、「100」が描かれたタマネギの絵という見方に)
- 第2話の道場の飾られている文字の訳を以下の通り。
- 「心技鯛」 ⇒ 「TECHNIQUE OVERCOMES POWER」(技術は力に勝つ)
- 「一日一膳」 ⇒ 吹き出しで隠れていて不明瞭(「ONE」「GOOD」「DEE」「A D」という文字が読める)
- 「柔よく剛を」 ⇒ 「LET'S GET FISHI-CAL」(physicalとfishをかけたもの、「心技鯛」の要素がこちらに来ている)
- 第2話の風呂桶の「ケロリン」は「BATH TIME」と書き換えられている。
- 第2話:「くやしかったら、おまえもなにかかけてみな」(次のコマで醤油などをかけるボケに繋がる) ⇒ 「Didn't like that? Then get serious and pour it on me!」(気に入らないか?ならば、本気で(気持ちを)俺にぶちまけろ!、「pour」が液体を注ぐという意味の動詞で次のコマにボケに繋がる)
- 第2話:「んなもんかけて、どーすんじゃい!!」「笑てん」「ハンバーガーとかけて満員電車ととく〜 そのこころは〜」「どちらもぎゅうぎゅう(牛牛)」「ちがーう。技をかけてみろと、言っとんじゃーっ!!」 ⇒ 「I Meant, hit me with something that packs a punch!」(俺が言ってるのは、大きな気持ちを載せた何かで俺を攻撃しろってこと!)「KIRBY'S PUNCH LINE」(カービィの笑い話)「What do canned fish and rush hour trains have in common?」「They're both packed!」(缶詰の魚とラッシュ時の電車の共通点は? どちらも満員です!)「Wrong again! I'm telling you to use judo moves on me!」(また違う! 柔道の技を使えと言ってんの!)
- 第2話:「ペポーイ♡ いただきマッスル〰〰!!」 ⇒ 「Pepoy! ♡ Morsels for my muscles!」(Volume 1と同様の訳)
- 第3話:「ペポーイ♡ 今夜は焼肉だー!」「たれはエバラの辛口にしてね……」 ⇒ 「Pepoy! ♡ It's barbecue night!」「Make it with the spicy sauce, 'kay?」(ペポーイ♡ 今夜はバーベキューだー! ピリ辛ソースで作ってね?)
- 第3話:「ぬき足さし足しのび足……と」 ⇒ 「Disguise, check. Thief eyes, check. Tippy-toes, check.」(変装、よし。泥棒の目、よし。爪先立ち、よし。)
- 第3話でタックが背負っている〒マークの袋が「MAIL」と書かれたものに変わっている。
- 描きおろし4コマ劇場!(2つめ)
- 「劇画タッチ」 ⇒ 「Gritty-comics style」
- 「少女漫画タッチ」 ⇒ 「Shojo style」
- 「実写」 ⇒ 「Live-action」(ふんどしの「カ」が「K」になっている)
- 第4話:デデ大王の装備の「赤のふんどし」 ⇒ 「Red Loincloth」(赤い腰布、「デ」が「DE」になっている)
- 第4話:「ういたお金で、「サチコの衣装」買っちゃって」 ⇒ 「That's cuz I splurged on this cher garb with our leftover gold.」(残ったお金でこの豪華な衣装を買ったから)
- 第4話:「待て、カギがないぞ」「これ!」「カギじゃなくてカキだった」 ⇒ 「Hey, wait. We don't have a key.」(おい、待て。カギを持ってないぞ)「But we do have this!」(でも、これがあるよ!)「FRUIT: A key part of a balanced diet.」(フルーツ … バランスのよいダイエットのカギとなるもの)
- 第5話:「コードネームは-○○○-(ダンゴ)自分が一番次男」 ⇒ 「My code name is -○○○-. Double-O dango dumpling, specifically the one in the middle.」(コードネームは-○○○-。ダブルオーダンゴ、特に真ん中のやつ)
- 第5話:カービィの装備の「銀玉鉄砲」 ⇒ 「BB gun」(BBガン)
- 描きおろし4コマ劇場!(3つめ)
- カービィの 格言 名言 - それぞれ別の元ネタがある言葉になっているが、解説は日本語版と同じもの。
- 「食えばなる 食わねばならぬ 何杯も 食わぬは人の 食わぬなりけり」 ⇒ 「You can eat anything you set your mouth to.」(口にしたものなら、なんだって食べられる。「You can do anything you set your mind to」〈エミネムの曲「Lose Yourself」〉が元ネタか)
- 「睡眠の 睡眠による 睡眠のための食事」 ⇒ 「I eat, therefore I sleep.」(我食べる、故に我寝る。「I think, therefore I am」〈我思う、故に我あり、デカルトが提唱した命題〉が元ネタ)
- 「食うべし 飲むべし 休むべし」 ⇒ 「I ate, I drank, I rested.」(食べた、飲んだ、休んだ。元ネタ未詳)
- 『カービィのやっぱり米が好き』 ⇒ 『Kirby's nothing beat rice』(カービィのご飯に勝るものはなし)
- カービィの 短歌 ⇒ Kirby's poem(カービィのポエム) - 発売日をテーマにしたものではあるが、日本語版は「お正月」の替え歌だったところ、「恋人たちのクリスマス」の替え歌になっている。
- カービィの 格言 名言 - それぞれ別の元ネタがある言葉になっているが、解説は日本語版と同じもの。
- 第6話:「かい〰〰の!!」「かんぺーかー!!」 ⇒ 「Purrrr!」(ゴロゴロ〜!)「When didja become a cat?!」(いつから猫になったんじゃー!?)
- 第6話:「べらんめぇ 江戸っ子でい!!」 ⇒ 「Fool! I was born for this!」(バカ!おれはこのために生まれてきたんでい!)
- 本作オリジナルの呼び名等は以下の通りの英語表記となっている。
- 第5話:通りすがりのジョニー ⇒ a passing Johnny
- 第1話の請求額が100万円から100万ドルになった。
- 第3話でカービィが証言した特徴が、身長150cmくらいが身長4フィート9インチ(換算すると約145cm)に、黒のジャンパーが黒のキャットスーツになっている。タックがリックたちに見つかった際、元は見るからにドロボーであるからとの断定だったが、英訳版はカービィの言っていた服装と一致していたことが決め手に変わっている。
- 第4話の商品券の額が1000円から10ドルになった。
- 第6話の熱湯の温度表記が摂氏ではなく華氏になっている。
- 第2話でカービィが「刑事さん」と言っていたところが「detective」(探偵さん)に変わっている。
- 第5話でミサイルの弾頭に取り付けられたものを「爆弾」ではなく「payload」(積載物などの意味を持つ語)と呼んでいる。
- リックの「チュポポー」は「Squeakpopoh」と訳されている。
- 第5話のカービィが拷問を受けたときの悲鳴は「ボベベベベ〰〰!!!」と半濁音でなく濁音だが、「Po-pehpehpehpeh!!!」訳されている。
- 第4話の「ハルハルタウン」は「HAL HAL TOWN」と訳されている。
- 第6話の12巻の単行本も英訳されている(元の単行本の英訳版は実在しない)。
- 第1話の食べもの屋さんの並びで、「たこ焼」の看板が「SOFT SERVE」に、「ソフトクリーム」の旗が「OCTOBALLS」と、逆になってしまっている。
- 第3話のタックの「たのんでもねーのにくるか、ぼけーっ!!」と「どろぼうじゃ、どろぼう!!」にあたる英訳の台詞の配置が逆になっている。
- 第4話のデデデ大王のレベルが上がったときの「やったぁ――!!」という吹き出しが空白になってしまっている。
- 第4話のハルハルタウンでの食事で「ポテトチップス」と書かれていた袋には何も書かれておらず、第5話の牢屋内の「ポテ」と書かれているのが見えた袋も白く塗りつぶされた跡のみで新たに文字が書かれていない。
画像[]
脚注[]
- ^ a b 星のカービィ デデデでプププなものがたり プププ編 | 書籍. 小学館. 2024年12月27日 閲覧。
- ^ See Kirby Manga Mania, Vol. 2. VIZ. 2024年12月27日 閲覧。
- ^ 単行本奥付の表記。表紙では「〜デデデでプププなものがたり〜」と「傑作選」の間にスペースがある。また、小学館公式サイトでの表記や帯の袖部分にある表記では「星のカービィ デデデでプププなものがたり プププ編」、左ページの上部に表記されるときは「星のカービィ 傑作選 プププ編」となっている。
- ^ 「星のカービィ〜デデデでプププなものがたり〜傑作選 ムペペ編」以降の帯の袖における表記。
- ^ もう片方の話は『星のカービィ スターアライズ』の公式サイト無料で読むことが出来る上、ペポポ編に収録されている。
- ^ ウルル編のカバーの袖の作者コメントより。
外部リンク[]
- 星のカービィ デデデでプププなものがたり プププ編 | ひかわ博一 | 【試し読みあり】 – 小学館コミック
- 星のカービィ デデデでプププなものがたり プププ編 | 書籍 | 小学館
- VIZ | See Kirby Manga Mania, Vol. 2
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