星のカービィ!
も〜れつプププアワー! <漫画・雑誌・書籍> | |
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読み: | ほしのかーびぃ! も〜れつぷぷぷあわー! |
著者: | 谷口あさみ |
出版社: | 小学館 |
分類: | 連載漫画 |
連載誌: | コロコロコミック |
連載期間: | 2006年度12月号〜2016年10月号 |
単行本数: | 単行本全13巻 |
『星のカービィ! も〜れつプププアワー!』は、谷口あさみ作の漫画。略称は『も~ププ』が主で、作者本人も使用している[1]。連載期間は9年11ヵ月。
概要[]
小学館が出版している『月刊コロコロコミック』の2006年度11月号で4ページの予告を掲載したのち、翌12月号より連載開始。『別冊コロコロコミック』2006年度12月号では「星のカービィ 参上! ドロッチェ団」というタイトルで読み切りが掲載され、単行本第1巻に「参上! ドロッチェ団 あいつの名はカービィ!!」というタイトルで収録された。
当初は『デデププ』の不穏な空気の中での連載終了によるショックや、独特の絵柄やネタから『デデププ』ファンからは嫌われる傾向にあったが、連載していくにつれ絵柄も安定していき、ボス系キャラのレギュラー化やバトル要素強さ、ギャグに徹底していた『デデププ』では成し得ないようなキャラごとの絡みもあり、好む人も多い。
初期は『星のカービィ 参上! ドロッチェ団』と近い時期だったのもあるのか、ドロッチェ団がレギュラーとして登場していたが、次第にモブキャラクターとしての登場が増えていった(そのため、第4巻の巻末スペシャルでは、カービィとバウファイターに忘れられていた)ものの、後半の巻はバランス良く登場している。メタナイトの剣の名が「ギャラクシア」であるなど、アニメ版の影響が見られる。デフォルメ化された谷口あさみがモブキャラクターとして登場することがしばしばある。またバトルシーンがデデププに比べると多めで、中には1ページ1コマというシーンも多々存在する。新キャラクターを取り入れつつも、既存キャラクターを登場させている(モブという形でありながらも)。
第1巻と第4~7巻の巻末には、巻末スペシャルとしてクイズ集「クイズ!! カービィQ」が収録された。第1巻は全8問、第4巻は全6問、第5巻は全4問、第6・7巻は全3問。さらに第7巻巻末には「らくがきコーナー バウのヒゲをかいてみ!!」というコーナーがある。ちなみにカバー表紙・裏表紙、カバーを外した表紙・裏表紙のイラストが毎回違う。また10巻からはカバーに4コマ漫画が載るようになった。
2016年10月号で、突然の連載終了となった。次回作は武内いぶきによる『星のカービィ 〜まんぷくプププファンタジー〜』となる。
登場キャラクター[]
モブを含めても『星のカービィ 夢の泉デラックス』以降の作品に登場したキャラが大半で、『夢デラ』以降の作品に登場していない『コロコロカービィ』以前のキャラはほぼ登場しない(グリルや2巻当時のファッティホエールなど、例外も稀にある)。
- カービィ
- プププランド一、のうてんきで食いしん坊。一人称は「ボク」。語尾に「のだ」をつけることが多い他、度々「プ?」と発している。連載当初(1〜2巻辺り)は全体的に口が大きく、目の下部のハイライトが点描で、歯が全面的にむき出しして描かれる傾向があったが、最近では歯は左上の八重歯がチャームポイントとして残る程度で、可愛く描かれる傾向が強くなり、目の下部のハイライトの描画法も変わった。手や足が非常に丸く、足にてかりがある。その一方で時折存在するバトル漫画としての画風も維持されている。またたまにネタとして濃い顔になることがある。性格としては前述のように実に能天気で、食べ物に対する執着心は並々ならぬものである。ちなみに連載開始から5巻の第8話まで自分の家に帰ったことが無かった。大抵行動するときは、クール・バウ・ガオガオ・ナックルジョーと一緒に5人であることが多い。
- デデデ大王
- カービィといつもモメつつも、実は仲が良かったりする。一人称は「わがはい」で関西弁で話す。目がキリリとしている。部下にバッティー、ヘビーナイトが主に付いてくる。連載当初(1〜2巻)は『参ドロ』の影響もあってか出番は控えめであったが、現在は他キャラクター同様出番が多く、ツッコミ役に回ることが多め。バトルの腕は非常に高く、カービィやメタナイトと張り合えるほど。
- メタナイト
- とってもキザで凄腕の剣士。手にはギャラクシアを握る(充電式)。一人称は「わたし」。登場シーンでは背景にバラときらきらした輝きが描かれている。決めゼリフは『愛と正義のメタナイト』。頻繁に英語を使う(「オーマイガッ!」など)。第1巻巻末のギャラクシアの名前を当てさせるクイズで選択肢に「産地直送大根」・「もの干し竿」がある。実は意外とやられキャラである(2巻の6話など)。苦手な物は幽霊で、9巻5話ではゴーストカービィ相手に気絶する。10巻第7話では、なぜかカービィの体の中のカービィ大戦争にハンバーグ軍として紛れ込んでいる(作者も紛れており、カレー軍側に居る)。「メタくん」という4コマ漫画がある。
- クールスプーク
- 登場人物紹介及び周囲の呼び名は「クール」。カービィにナイスツッコミを入れるしっかり者。デザインは夢の泉デラックスの物に準拠(頭に輪っか)。カービィと仲が良く、一緒に行動している事が多い。台詞はバウに比べれば少ないが、ボケる時はボケる。
- バウファイター
- 登場人物紹介及び周囲の呼び名は「バウ」。犬のような不思議な生き物でマイペース。ゲームのバウファイターのように、目つきは怖くない。クールスプークみたいにツッコミに走ることは少ないが、ボケに走ることは多い。そのボケがシュールなこともしばしば。顔の超ドアップ(1コマ辺り0.5頁~2頁の大きさ)でギャグを言う事も多く、そのギャグで相手を凍らせて一時的に動きを止める事もある。カービィと仲が良く、一緒に行動している事が多い。家は和風で座布団にちゃぶ台に新聞を読むというコマがしばしば登場する(しばしばカービィに居候されたり、カービィ他に邪魔されたりする)。
- この風貌のバウファイターがレギュラーで登場し活躍していた影響は大きく、後の別の作者による漫画でも原作絵ではなくこれに近い描かれ方をしている物がある(『星のカービィ パクッと大爆ショー!!』や『星のカービィ 〜まんぷくプププファンタジー〜』)。
- ガオガオ
- 心優しくとっても友達思い。しかし気の弱い所がある。イケメンで描かれる事がたまにある。カービィやクール、バウと一緒に登場することが多い。
- ナックルジョー
- 3巻第12話で洞窟で彷徨っていた所をカービィと激突し、気絶し、カービィにヘルパーとして召喚される。力を合わせて洞窟を脱出した後はヘルパーを解除している。[2]。最後に友達でいる事を発言し、後の話にはレギュラーとしてカービィたちと一緒にずっと登場している。
- ドロッチェ団
- マルク
- 4巻で前後編の話で初登場し、それ以降準レギュラーで登場するようになった。ゲームと異なり両手がある。カービィに悪さを仕掛けたりするが、時には一緒に遊びに興じる事もしばしば。
- マホロア
- 7巻で初登場し、それ以降、準レギュラーで登場するようになった。腹黒くぶりっ子な性格。9巻9話では壊れたローアを再建してプププランドを侵略しようとするも、カービィの蹴った石ころでローアはあっさり破壊されてしまう。10巻9話で服を脱いで風呂に入るシーンがあるが、湯気や吹き出しで隠されているためその姿ははっきりとはわからない。
- タランザ
- 9巻で初登場し、それ以降、準レギュラーで登場するようになった。クィン・セクトニアに命じられ、プププランドを支配しに来たが、カービィに時折敵対心を燃やすものの、いつの間にか完全にプププランドに馴染んでしまっている。ちなみにプププランド支配という目的がデデデ大王達にばれたのは10巻6話のクィン・セクトニア訪問時。趣味は日記でいかなる時も欠かさない。日記にはセクトニアに殴られたり踏まれたりなどして喜んだ旨の内容も書かれているため、セクトニアに対してはかなりマゾな性格と伺える。手が6本あるが、タランザの命令に従うものの、意思自体は個別にあるようで、10巻12話ではタランザの手3号が家出をする。
- ウォンキィ
- 9巻で初登場し、タランザの攻撃に対してアドバイスなどを行う。以降はカービィ達と共に一緒に遊んだりと、準レギュラーに近い形で登場している。
- クィン・セクトニア
- 10巻で初登場し、それ以降タランザ関連でたまに登場する。プププランド支配をやめて平和に過ごそうとするも、悪役時代の自分が出たり、平和アレルギーに苦しんだりしてついつい破壊的衝動に駆られている。
- エリーヌ
- 11巻で初登場。世界征服をたくらむクレイシアから逃げてきたが、世界征服を一旦諦めたクレイシアとそのままプププランドに居る。顔芸させられる事が多い。
- クレイシア
- 11巻で初登場。世界征服を企んでいたがカービィの芸術作品を見て作品作りの実力を上げるまで征服をやめることにした。そのままエリーヌとプププランドに居る。なお、外見は最後までサングラスをかけた姿だった(ダーククラフターの存在については本漫画では触れられていない)。
- ブリッパー
- 12巻で初登場。カービィが自分の家の前にプールを作る際に干からびている所を助けられ、以後、カービィの家の前のプールに住み着く。手や足が生えて外を動き回るというのが夢だった。大抵干からびていたり焼かれたりという目に遭う。
- 秘書スージー
- 13巻で初登場。プププランドを侵略しに来たがハルトマンがカービィのお陰で大儲けして以降も、なぜかプププランドに居る。
- ペイントローラー
- 準レギュラーに近いキャラクター。カービィたちと一緒に行動している事もあれば、モブキャラとしている事もある。公式絵と違い細目で、下まつ毛が特徴的。9巻ではバウンシーと一緒にいるコマが3箇所ある。なお、チリーと同行していることも多い。
- チリー、ワドルディ、ワドルドゥ
- 準レギュラーに近いキャラクター。たまにカービィ達と一緒に居る。
- Mr.フロスティ
- 露店などで品物を売っている事が多い。「だっぺ」が口癖。
- コックカワサキ
- 露店や店舗で、料理やデザートを売っている事が多い。目が輝いており、語尾は「~ある」。
- よくカービィに食い逃げされる。
- つっこみ隊
- チップとビルゲの世の中のあらゆるものにつっこみを入れて回る2人組。2~4巻を中心に登場。イベントの司会役が多い。その後はモブキャラとしての登場が多い。
- カクサン
- 7巻第5話の桃太郎コンテストで優勝。コロコロ編集部の藤本お気に入りのキャラクターらしい。後の話でもモブでたまに出てくる。9巻表紙にもちゃっかり居る。
- パンま
- オリジナルキャラクター。トーンを大量に使用した、世界に1匹しか居ないと言う熱帯魚。該当記事参照。
- 谷口あさみ
- 作者のデフォルメ化された姿。主に2巻まで、話のコマの中でちょこちょこ登場する。その後は本編には登場しなくなったが、表紙カバーの折り返しの作者コメントの部分に登場することがある。前面に「谷口」と書かれたネームプレートの貼ってある菅笠を被り、和風の防寒着を着て腹巻をし、手にはスプーンペンと原稿を持っている。第1巻p10で初登場。
単行本[]
2022年9月3日より電子版も発売された。
巻 | 表紙 | 裏表紙 | カバー無し 表紙 |
カバー無し 裏表紙 |
発売日 | ISBN |
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1巻 | ![]() |
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2007年8月27日 | ISBN 978-4-09-140354-4 |
2巻 | ![]() |
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2008年7月2日 | ISBN 978-4-09-140654-5 |
3巻 | ![]() |
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2009年5月3日 | ISBN 978-4-09-140790-0 |
4巻 | ![]() |
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2010年3月3日 | ISBN 978-4-09-140899-0 |
5巻 | ![]() |
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2011年3月5日 | ISBN 978-4-09-141200-3 |
6巻 | ![]() |
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2011年10月3日 | ISBN 978-4-09-141343-7 |
7巻 | ![]() |
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2012年6月2日 | ISBN 978-4-09-141440-3 |
8巻 | ![]() |
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2013年3月28日 | ISBN 978-4-09-141630-8 |
9巻 | ![]() |
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2014年2月28日 | ISBN 978-4091417008 |
10巻 | ![]() |
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2015年2月27日 | ISBN 978-4091418784 |
11巻 | ![]() |
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2015年8月28日 | ISBN 978-4091420305 |
12巻 | ![]() |
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2016年4月28日 | ISBN 978-4091421593 |
13巻 | ![]() |
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2016年11月28日 | ISBN 978-4091422293 |
単行本未収録4コマ[]
「もーれつ海水浴!」 ギャグコロコミック2011夏号(別冊コロコロコミック2011年8月号付録)
別冊コロコロコミック4コマポスター付録に収録された夏をテーマにした4コマ。内容は海水浴に来たカービィ達、するとカービィが泳ぎながら食べ始めたのでバウに「どっちかにしろよ」とツッコまれ食べることを選んだカービィが食べ物を食べまくり最終的に食べ過ぎて付けてた浮き輪が抜けなくなる。
「白いカービィのナゾ」 爆コロ(月刊コロコロコミック2012年12月号)
当時コロコロの連載コラムであった「爆コロ」が白いカービィを特集した時に掲載された4コマ。バウとナックルジョーとガウガウが海外版初代『星のカービィ』のカービィが白かったことについて話していると、目の前に白くなったカービィが登場。驚いた3人だったが実は作者が色を塗り忘れていただけというカラー4コマらしい内容となっている。
「りんごが食べたい!」 ウソコロコミック(月刊コロコロコミック2013年2月号付録)
付録冊子ウソコロコミックに掲載されたウソをテーマにした4コマ。リンゴを食べようとしていたカービィが隣を見ると滅茶苦茶大きなリンゴが。飛び込んでいったカービィはそのままペイントローラーの描いたリンゴの絵にぶつかっていくというオチ。
外部リンク[]
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