
シアターの間で見られたアニメのあらすじ紹介

シアターの間で見られたアニメの表紙
“ | こんなことなら家庭科の授業をサボるんじゃなかった | ” |
—コックカワサキ |
『宮廷シェフ・カワサキ』(きゅうてい - )はアニメ『星のカービィ』の第11話のサブタイトルである。初回放送日は2001年12月15日、初回放送の視聴率は4.5%[1]。
登場人物[]
- メインキャラクター
ほか
- ゲストキャラクター
登場したコピー能力[]
あらすじ[]
日光浴を楽しむデデデの元に、エスカルゴンが手紙を持って大慌てで駆けつけてきた。それによれば、宇宙に名の知れた料理評論家であるコックオオサカが今晩プププランドにやってくるらしい。デデデはもてなしの料理のためにエスカルゴンを食材にしようと追い回すが、素材を活かす料理人がいないことに気づく。
所変わってレストランカワサキでは、大臣一家がカービィを連れ久々の外食をしていた。昔から変わらず料理が不味いと言われ落ち込むコックカワサキ。その時握っていたフライパンについて聞かれ、カワサキはかつてある師匠の元で修行をしていたこと、フライパンはその師匠から譲り受けた物であることを話した。そこへデデデとエスカルゴンがやってくる。二人はカワサキにレストランのクビと宮廷シェフへの任命を伝えた。カワサキは喜んで引き受けるが、やはり料理は酷評を受けてしまう。話の中でカワサキはオオサカがやってくることを知り、驚いて猛ダッシュで部屋を後にした。エスカルゴンは食材で腕の無さをカバーすることを提案し、デデデとカスタマーサービスを呼びに行く。そこで送られたオオサカ著の「めちゃグルメ食材大百科」の1ページには、宇宙一の高級食材としてゼボンが紹介されていた。しかし今から取り寄せるのでは間に合わない。そこでデデデはある悪巧みを閃いた。
大量の料理本を漁りながらろくな料理が無いと頭を抱えるカワサキ。そこへデデデが先ほどの本をこっそり置いていった。気づいたカワサキは夢中でめくってゼボンのページに辿り着くが、ゼボンの絵はカービィの絵にすり替えてあったのである。カワサキはゼボンとはカービィのことであると勘違いしてしまった。デデデの企みとは、時間内に料理を間に合わせるついでにカービィを倒してしまうという作戦だったのである。カワサキは外で遊んでいたカービィを助手としてキッチンへ連れて行った。不審に思ったフームとブンは後をつける。カワサキは風呂やマッサージとしてカービィを調理していくが、心の迷いが生じた際に二人が止めに入った。なんとか調理を止めさせようとする二人だが、部屋から締め出されてしまう。コックオオサカこそが彼の師匠であり、そのオオサカでも食べたことがないというゼボンの調理だけは失敗できないと決心したのだった。フームはメタナイト卿に助けを求めにいく。
ヘリコプターに乗りついにオオサカがやってきた。前菜でなんとかもてなそうとするデデデとエスカルゴンだが、味の不味さゆえ機嫌を損ねるばかりである。一方フーム達はキッチンへ入れたが、すでにカワサキもカービィもいなくなっていた。フームとブンは急いで隠し通路を駆け抜ける。メタナイトはふと机の上の大百科に目をやり、ページの細工と「ナイトメア出版社」の表記に気づく。
その頃、とうとうカワサキがオオサカにカービィの料理を持ってきた。フライパンにはカービィが盛り付けられている。駆けつけた二人は遅かったかと心配するが、カービィは生きていて目を覚ました。オオサカは構わずそれを食べようとするが、すんでのところでカワサキがフライパンをひっくり返した。どうしても料理することができなかったと謝るカワサキをオオサカは強く叱る。しかしオオサカが自分が譲ったはずのフライパンを汚いと罵ったことで、カワサキはそれがオオサカではないことを見抜いた。その正体は、ホーリーナイトメア社から送り込まれた魔獣であったのである。
オオサカの姿の変身が解け現れたのは魔獣ポポン。弱そうな名前と見た目とは裏腹に、カービィでも吸い込めない強力な酸を飛ばしてくる。カワサキはメタナイトが時間を稼いでいる間にフライパンを拾いカービィへ投げた。それを吸い込んだカービィは、星の戦士でも稀な能力だというコックをコピー。フライパンで酸を跳ね返すが、それでも防戦一方である。そこへカワサキが小麦粉を投げポポンを粉まみれにしたところを狙い、カービィは巨大化したフライパンを投げつけた。ポポンを乗せたフライパンは屋根を突き破り、宇宙まで飛んでいく。再びポップスターに戻ってきた時には、ポポンは太陽の熱でフライにされ倒されていた。デデデは落ち込むエスカルゴンをよそにポポンを試食し、とても上手いと喜んでカービィを宮廷シェフに任命、カワサキにはもううんざりだと言いコック帽とバッジを奪ってしまう。他の4人が戸惑う後ろで、カワサキはただ絶望し悶えているのであった。
次回予告の台詞[]
コックカワサキ:料理の道は厳しいよ〜。オレみたいに才能あっても、努力しても、味の分からない村の客ばかりでは腕もにぶっちゃう。そんなところへ、おっかな〜いお客さんがやってきた。なんとオレのお師匠なんだよ。最高の料理作らないと叱られちゃう〜。次はカービィに助けてもらわなくちゃな〜。
海外でのサブタイトル[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
---|---|---|
英語 | The Big Taste Test |
味の大テスト[2] |
名台詞・迷台詞[]
- エスカルゴンが食材にされそうな場面で「おとなしく食材になれば特別ボーナスを出してやるぞい」(デデデ)
- 「私目はそんな味です。ニヒヒヒヒヒ」(エスカルゴン)
- 同上「でもこの高級食材(エスカルゴンのこと)を生かす料理人はいないでゲショーが」(エスカルゴン)
- 「これだったら陛下の作った料理の方が、なんぼかマシでゲスな〜」(エスカルゴン)
- 「食材?オマエ(エスカルゴン)のことか!?」(デデデ)
- 「こんなことなら家庭科の授業をサボるんじゃなかった」(コックカワサキ)
- カワサキの店に入るときに「おじゃま虫」(デデデ)