
シアターの間で見られたアニメのあらすじ紹介

シアターの間で見られたアニメの表紙
“ | 時空を超えて星の戦士が救いにやって来る。星のカービィが。 | ” |
—カブーのセリフ |
『出た! ピンクの訪問者』(で - ほうもんしゃ)とは、アニメ『星のカービィ』の第1話のサブタイトルである。初回放送日は2001年10月6日、初回放送の視聴率は5.5%[1]。
登場人物[]
- メインキャラクター
ほか
登場したコピー能力[]
あらすじ[]
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ネタバレ注意: 以降の記述でゲーム・アニメなどに関する核心部分などの、ネタバレ要素が記述されている可能性がありますので注意してください。(読み飛ばす) |
- 宇宙艇に乗り宇宙を眠りながらさまようカービィ。しかし突然操縦席の画面に警告音と共に「WARP」の文字が表示され、宇宙のとある場所に高速でワープさせられた。その警告音を聞きカービィは目覚めてしまう。
- 一方ププビレッジでは巨大生物が羊たちを食い荒らすという怪事件が起きていた。羊飼いや村人たちは巨大タコが羊たちを骨にした後デデデ城に帰って行ったとデデデ大王とエスカルゴンに証言するが聞いてもらえない。それどころかデデデに小さな水槽に入った小さなタコを指さされ、「こいつの事か? こんな可愛いペットがどうやって羊を食うぞい?」と言われる。
- 困った村人たちや大臣一家は揃ってカブーの谷にいる「賢者の岩」カブーに相談する。するとカブーはププビレッジに羊を食い荒らす魔獣が潜んでいて、村はいずれ滅んてしまうと予言した。さらに続けてその魔獣を倒し村を救う星の戦士「カービィ」が現れるとも予言する。そこへデデデ大王達が現れカブーを撃とうとすると、空から星型の宇宙艇が墜落してきた。村人やデデデ達が宇宙艇に近づくと中からカービィが現れる。大臣の娘フームがカービィなのかを聞くとその名前に反応し、彼が星の戦士であることが判明した。
- しかしカービィはデデデによってハンマーで崖底に落とされてしまった。フームと弟のブン、そしてロロロとラララが助けにいくも、誤って転落したフームは逆に助けられてしまう。気ままに他の場所へ行こうとするカービィは話しかけられても全く聞かない。どうやらカービィは「言葉が分からない」ようだ。丘に出た一行はカービィに自己紹介をする(この時カービィは紹介されたそれぞれの名前を呼んだ)。しかしそこにまたデデデが現れカービィを狙撃。スイカ畑を荒らしながらもカービィを追うが、エスカルゴンの耳打ちにより一旦城に戻っていく。心配して駆け寄るフーム達の前には呑気にスイカを丸呑みしているカービィがいた。
- 夜、村人達はカービィの歓迎会を開いていた。しかし乾杯の掛声と共にテーブルの御馳走をテーブル掛けごとカービィが吸い込んでしまった。茫然とする村人達を尻目に何かを思い立ったように外に出るカービィ。フームとブンは彼を追うが、目の前の羊の骨の山を見て、羊を食い荒らした魔獣はカービィだと勘違いし、取りあえず近くの小屋にかくまう事に。そこへソードとブレイド、そしてメタナイト卿がやって来ると、カービィの存在に気付かれてしまう。しかしメタナイト卿はカービィは魔獣ではないと言う。
- 一方デデデ城ではエスカルゴンがカービィが乗って来た宇宙艇を修理していた。二人はこれがあればカービィが必ずここへやって来ると踏んでいたのだ。カービィがエスカルゴンの元にやって来て、宇宙艇にあった小箱の中身を問うも、デデデが宇宙艇からこぼれ落ちた小箱に入っていた星型の物体を手にするとそのまま持って行ってしまっていた。
- デデデはそのまま王間に向かいカスタマーサービスと通信を取り始めると、「高い金を払ったのに送って来たのはあんなチビダコか」と文句をつけるが、奴には真の力があると切り返される。デデデは水槽にいる例のタコに近づいてみると、そのタコの力によって催眠をかけられてしまう。そこへやって来たカービィだが、操られるデデデに攻撃されてしまう。カービィを追いフームやブン達もやって来た。柱にぶつかりデデデが気絶すると小さなタコは巨大化し始め、そのまま城を突き破ってしまった。このタコこそが事件の真犯人、魔獣「オクタコン」だったのだ。催眠が解けたデデデはエスカルゴンと共に先に逃げてしまう。
- やられてしまうそうなフーム達を見たカービィは彼女らを庇うが、タコ足に何度も叩きつけられ大ダメージを受けてしまう。そこでメタナイト卿はフームが持つ星型の物体、「ワープスター」に気付く。彼女はあの時デデデが落としたものを拾っていたのだ。メタナイト卿はそれが「カービィの力の源」だと言う。
- フームが星を手にかざすとカービィは元気を取り戻し、オクタコンが放った小ダコ軍団を一気に蹴り飛ばした。さらに続けてオクタコンが放った炎に包まれた小ダコを吸い込むとその属性をコピーし「ファイアカービィ」となる。口から炎を発射しオクタコンを狙い撃ち、そのまま空へと持ち上げて見事に撃破した。
- 密かにその様子を見ていたホーリーナイトメア社。「どうやらカービィは真(まこと)の星の戦士のようだ」と意味深な言葉を吐き捨てた。
- さすらいの旅が定めであるカービィと別れをつげるフーム達。カービィは後ろ髪を引かれながらも元通りになった宇宙艇に乗って旅立とうとするが、デデデとエスカルゴンの悪だくみによって砲弾で撃ち落とされてしまう。操縦を失った宇宙艇はそのままデデデ達が乗った装甲車に墜落した。カービィは宇宙艇から転がり落ち、フーム達の元へ。帰れなくなったカービィはこのまま村に住むことになった。
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以上でネタバレ部分は終了です。 |
新番組予告の台詞[]
フーム:ピッカピカの新番組が始まるぞ!平和な楽園に宇宙最強の戦士、星のカービィがやってくる!嘘つけ!こんなピンクのボールはヒーローじゃないぞい。と意地悪な大王デデデがこわい魔獣で攻めてくる!まあね、カービィはふだんは弱っちいさ。でも本気になったらめちゃ強い!どんな敵でも吸い込んでコピーしちゃう。来週から星のカービィ、お楽しみに!!
海外でのサブタイトル[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
---|---|---|
英語 | Kirby Comes to Cappy Town |
カービィがププブレッジにやってくる[2] |
イタリア語 | L'arrivo di Kirby |
備考[]
- カービィが巨大化したオクタコンによって滅多打ちにされダメージを受けた時、体の色が青色に変色した(ワープスターも青く変色し、しばらくすると元の色に戻った)。のちのゲーム『あつめて!カービィ』でダメージを受けると青くなるが、この描写が関係しているかは不明。
- 上記の設定の他、フームの性格がツンデレ、エスカルゴンが槍のようなものを持っている、カービィが「ぽよ」とはっきり喋らない、すっぴん状態のカービィが回転蹴りを繰り出す、など第一話でしか見られない設定がある。
- 後に49話「アニメ新番組・星のデデデ」にて、この話が主人公をデデデにしてサブタイトル「ふとった訪問者」としてセルフパロディされている。
- 海外版ではラストのカービィの台詞が「Kirby Kirby!」とカービィらしからぬ声に変わっている。
- 英語版「Kirby Come’s to Cappy Town」は、日本国内でも視聴できる機会があり、DVD 2ndシーズン Vol.1や『アニメ「星のカービィ」HDリマスター版まるごとコンプリートBOX』DISC01に収録されている。
- この話は『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』内の「カービィヒストリー」で見ることが可能。
- アニメ放送前の制作発表会では、この話の映像を使用した予告編が作られた。「ファミ通キューブ+アドバンス」2003年12月号特別付録「星のカービィ スペシャルDVD」に収録。
- 『アニメ「星のカービィ」HDリマスター版まるごとコンプリートBOX』にこの回のストーリーボード(絵コンテ)が収録されている。カット数は345。最後のページのNoは117であった。
名台詞・迷台詞[]
- 「大王様、こいつらは皆極刑でゲスなぁ?」(エスカルゴン)
- オクタコンを披露した際に「ほーら、美味しいししゃもでちゅよー」(デデデ)
- 「早く下がらんと裁判抜きで極刑でゲスよ!」(エスカルゴン)
- カブーの谷にて「おかげで眠れなくて肌は荒れるし…」(メーム)
- カブーについて「生意気な岩ぞい」(デデデ)
- 同上「このほら吹き岩めが」(エスカルゴン)
- 「宇宙の侵略者ぞい」「抹殺でゲス」(デデデ&エスカルゴン)
- 谷底に落とされたカービィを助けようとフーム達が谷底へ降りようとしたことに対して「もうとっくに死んでるぞい」(デデデ)
- ワープスターの小箱を手に入れる際に「わしゃ独裁者ぞい」(デデデ) - 直後にエスカルゴンは「ただの欲張りでゲショ」と言っている
- 「これ(オクタコン)には高い金を払わされたぞい。なのに送ってきたのはあんなチビダコか?」(デデデ)
- 攻撃を受けているカービィに対して「あのファンシーグッズが!?」(メーム)
- 「何もかもメチャメチャぞい」(デデデ)
脚注[]
関連項目[]
- 星のカービィ (アニメ)
- 星のカービィ (アニメ) のサブタイトル一覧
- 星のカービィ おあそびシリーズ、小学館のテレビ絵本 星のカービィ - それぞれ1巻は本話を題材としている。