カービィWiki
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マホロア
Magolor1
読み: まほろあ
英名: Magolor
初登場: 星のカービィ Wii
分類: キャラクター

マホロア(Magolor)は星のカービィシリーズに登場するキャラクター。

概要

ローブや頭巾で身を包んだ、名前通り魔法使いのようなキャラクター。

名前の由来は「魔法」+「ローア」。英名は魔法を意味する「Magic」+「Lor」であろう。また、彼の故郷を意識して古語の「まほろば」=素晴らしい場所、という意味も込められている。[1]

登場作品

星のカービィWii
本作の主要キャラクター。プププランドに不時着した宇宙船・ローアの持ち主。
カービィたちにローアのパーツを集めるよう、また、ハルカンドラ来訪の際ランディアを倒すよう頼んでくる。
星のカービィ 20周年スペシャルコレクション
新たなチャレンジステージを設けてカービィを待ち受ける。また各レベルの最終ステージでは彼とレース対決をすることになる。『星のカービィ Wii』における出来事との関連性は日本語版では不明。
星のカービィ トリプルデラックス
ストーンの技で「マホロア・マルク像」に変身できたり、サーカスのバルーンアートで作れる。また、レベル4「ワイルド ワールド」stage3のキングフワローバ戦の部屋に彼の肖像画がある。キーホルダーに彼のドット絵のものがある。

エピソード

星のカービィ Wii

出自
彼自身は「故郷ハルカンドラ」と言っているが、ハルカンドラはあくまでローアを掘り起こす際に訪れた場所であり、出身地は不明[2]
さまざまな話
ローアにいる彼に話しかけるとローアについてなどいろいろな話を聞くことができるが、中には過去作とリンクしている話もある。
例えば、エクストラモードの終盤に聞ける話によると大彗星ギャラクティック・ノヴァスターロッドはローアと同じく古代住民の遺産であることが分かる。また、カービィのことをよく知る知り合い(誰かは不明)からカービィのことを聞いており、後述の「本来の目的」はカービィの性格や実力を知っての計画であると思われる。
Cut ネタバレ注意: 以降の記述でゲーム・アニメなどに関する核心部分などの、ネタバレ要素が記述されている可能性がありますので注意してください。
本来の目的
実は、ランディア討伐の依頼は策略であり、本来の目的はランディアの守護するマスタークラウンを手中に収め、ハルカンドラを支配下に置くことであった。
マスタークラウンを手に入れようとしたマホロアはランディアと戦うも敗北、ローアと共に飛ばされてしまう。その先がプププランドであり、たまたまカービィが助けようとやってきたので、ローアを修理してもらうついでにランディアも倒してもらおうと企んだのが事の始まりである。
目論見通りカービィがランディアを倒した後にマスタークラウンを強奪し、事の顛末を告白。目的をハルカンドラの支配から全宇宙の支配に変え、手始めにポップスターを支配しようとしたため、カービィ達と衝突することになる。
ランディアと共に追うカービィに対してローアを操り応戦するも失敗。異空間でカービィ達との決戦に臨む。
最期はカービィに倒され、クラウン諸共消滅した。
因みに、クラウンを手に入れる前と後では会話のフォントが異なっている。
本性
以上の事柄から、「傲慢かつ短気」な性格面が伺える。
実際、冒険中は親しげに接してくるマホロアだが、物語中盤あたりから、「ボクのためにがんばって」「やっつけちゃって」といった自己中心的な台詞や荒っぽい台詞が見えてくる。
また、ローアにいる彼に何度も話しかけると、パーツ集めを急かしたりするような台詞を言う。特にエクストラモードではそれが顕著であり、この中の台詞にも本性と思われる短気で傲慢な性格が伺える。

星のカービィ 20周年スペシャルコレクション

「Wii」における出来事との関連性
先述のとおり国内版では語られていないが、海外版では「以前はカービィに迷惑をかけたが、それは終わった事だ、お詫びにテーマパークを作った」といった趣旨のセリフが存在するため、この作品は『Wii』の後日談という設定だと思われる。
以下、その全文を示す。
「Hi there! My name is Magolor. I'm from another dimension, but I just love Planet Popstar. I can't get enough of it! Things got a bit hectic when I first arrived, but that's all in the past, thanks to Kirby. To make up for all that fuss, I built Kirby a theme park right here in Dream Land! It's got special stages where you can play with different Copy Abilities. You konw, some of those stages can be a bit difficult... Hmmm... Oh, but I know YOU'LL be just fine! Why don't you try to clear them all? You can even face off against me in some of the stages! Hee hee hee...! So, what do you say...? Are you ready to check out my amazing theme park? Let's go!」。

ボスとしてのマホロア

マホロア
読み: まほろあ
初登場: 星のカービィ Wii
分類: ラストボス

星のカービィ Wii

第1形態

Magolor2

マホロア(第1形態・メインモード)

Magolorex

マホロアEX(第1形態・EXモード)

マスタークラウンを手に入れたことで強大な魔力を手に入れ、より魔術師らしい姿に変化。空間を操る能力を多用する。

体力が残り僅かになるとリフバリアを5枚張るため、スーパー能力を使わないとダメージを与えられなくなる。さらに、それを2枚砕くごとにスーパー能力を強制解除してくる。

エクストラモードに登場するマホロア EXは、頭部装飾が黒く、体が赤黒くなるなど見た目も禍々しくなるだけでなく、攻撃内容も強化されより手強くなる。

専用BGMは「支配してアゲルヨォ」。

第1形態 使用技
キルニードル
空間をゆがめて、地面から刺を伸ばす。EXでは茨のような形状に変化している。
魔力球
魔力の弾丸を数個飛ばしてくる。パターンが数種類あり、プレイヤーを狙って撃つものもある。
レボリューションボウル
画面奥から青い火炎弾を5発放つ。
レボリューションフレイム
EXのみ使用する。色の違いのみであり、レボリューションボウルとの性能差はない。
ブラックホール
体力を一定まで減らすと使用。画面中央に巨大ブラックホールを発生させる。マルクのブラックホールと性質が似ているが、こちらは少しずつ吸い込まれるようになっており、ストーンの石ころへんしんやリーフのかくれリーフで無効化することができない。EXでは吸引力が上がっている。
マホロア砲
体力を一定まで減らすと使用。画面の下半分を埋める巨大レーザーを放つ。多段ヒットするため、まともに食らうとダメージが大きい。EXではさらに太いレーザーになっており、色もどす黒くなっている。
スフィアローパー召喚
5体のスフィアローパー(紫)を召喚する技。EXでは銀のスフィアローパーになり、飛来速度が上昇し、攻撃範囲(紫は標準より小さいが、銀は原寸大の大きさ)も広くなっている。また、こちらの攻撃で相殺することはできない。
リフバリア
前述の通り、体力が僅かになるとリフバリアを5枚張り、スーパー能力による攻撃以外は一切効かなくなる。コピーできるスーパー能力の順番は以下の通り。
メインモード:ドラゴストームミラクルビームウルトラソード
エクストラモード:スノーボウルギガトンハンマーウルトラソード
5枚のリフバリアを全て破ると、ウルトラソードでとどめをさすことができる(この時特殊な演出がある)が、この際Wiiリモコンを振らなければならない[3]

第2形態

Magolor3

マホロア(第2形態・メインモード)

マスタークラウンの持つ無限の力に呑みこまれ、異形の姿となったマホロア。ドラゴンのような翼に、黒い体、さらに口と思われる部分から眼球が出てくるなど、禍々しく変化したその外見はもはや当初の原形をとどめていない。

マホロアの存在も憎悪と執念の感情以外は完全にかき消されており、「マホロアの負の感情を実態化させた、マスタークラウンの力そのもの」というような状態で、もはやマホロアは死んだも同然であり、クラウンを破壊して成仏させるしかマホロアを救う手段がない状態である。 

第1形態より空間を操る技を多用するほか、かつてのラストボスの使用技に類似した攻撃も持つ。さらに体力が半分以下になると、前述の通り口と思われる部分から眼球が出現(スーパー能力攻撃を使用している間のみ)し、更にスーパー能力に類似した技も使う。

エクストラモードでは名前が「マホロア ソウル」となっており、口の中の眼球が最初から出ていたり、体の色がダークグリーンになっているほか、装飾も異なり攻撃もより激しいものとなる。マホロア ソウルの記事も参照のこと。

専用BGMは「CROWNED」。

第2形態/マホロア ソウル 使用技

便宜上、マホロア ソウルに関係することはEXと表記しておく。

コーリングショット
複数のザコ敵をお手玉しながら生み出し、お手玉された敵がプレイヤーめがけて次々に飛んでくる。
第1形態から連戦で戦う場合は最初にコピー能力(ウルトラソード)が強制的に解除されるため、能力のコピーはここで行うしかない。
魔力球
第1段階より数が増え、射出パターンも異なっている。EXは2連続、または3連続で(EXの単発パターンは後半から使用)放つ。
キルニードルワープ
小さなワームホールを複数開き、そこからキルニードルを伸ばす。
第1形態のキルニードルと異なり、下からだけでなくいろいろな方向から伸ばしてくる。ノーマルは後半になると使用しない。EXでは連続で3回繰り出す。
ワープホールアタック
画面を横切るようにワームホールからワームホールへ高速で2度突進してくる。ノーマルの後半は使用しない。
マホロア砲
第1形態のものに加え、斜め上から対角線状に撃つタイプが加わる。
さらに、EXになると左右の端から順番に上から下へ撃つタイプなどもある。
アナザーディメンション
画面奥で図形を描き(長方形を描き、両手をクロスさせると図形が出現)、それと同じ形状の結界を飛ばし、画面を分断。その直後に結界に電流を流し攻撃する。
ブラックホール
第1形態と内容は同じだが、吸引力が大幅に強くなっている。
ウルトラソード
2本の剣で交互に斬りつける。攻撃範囲が広い。EXではさらにそのあと両方の剣で同時に斬りつけてくる。
ミラクルビーム
マホロア自身がビーム球になって画面中を跳ねまわり、半周ほど移動すると画面奥から高速で突進してくる。EXではビーム球が2つになる。
ドラゴストーム
炎の龍(カービィのドラゴストームと違い青黒)を、メインモードでは水平に、EXでは垂直に3回(いずれも最後の1回は2匹同時に)放つ。
ギガトンスノーハンマー
EXのみ使用。氷の巨大ハンマーを画面中央に振り下ろした後、頭上から巨大な氷の塊が複数個落ちてくる。
また地面には一定時間氷のトゲが発生する。さらに、次の攻撃が終了するまでの間床を凍らせてしまう。
リバースワールド[4]
星のカービィ 鏡の大迷宮』のラストボスダークマインドの使用した技で、EXのみ使用。画面を180°反転させる。

星のカービィ 20周年スペシャルコレクション 

星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』の「もっとチャレンジステージ」では、各レベルの最終ステージで彼と1対1のレース対決を行う。ルールはチャレンジステージに準じるが、最初に能力を選択可能(各レベルで使用した能力のみ)。マホロアより先にゴールしなければクリアにはならない。マホロアはザコ敵や魔力球、歯車を繰り出してカービィを妨害してくるほか、スコアコインも回収する。余談だが、カービィが不利な状況に立つ(ダメージを受ける、マホロアより順位が下等)と、以前の性格のためか笑顔になる。

Cut 以上でネタバレ部分は終了です。

スペシャルページの説明文

星のカービィ Wii

マホロアEX
かなた からの たびびと マホロア。
クラウンはおろか、じつは ふねも
ハルカンドラに ねむるものを
うばい わがものに したのだった。
きょげんの まじゅつしを…うちたおせ!

トリビア

他言語での名称

言語 名前 意味・由来
英語 Magolor
Magic = 魔法 + Lor = ローア
スペイン語 Maglor
Magia = 魔法 + Lor = ローア

脚注

  1. ^ Miiverse - イシダさんの投稿 2014/5/2
  2. ^ ポーズ画面には「虚言の魔術師」と書かれている。
  3. ^ 仲間キャラの攻撃など、ウルトラソード以外でとどめをさす場合は振る必要はない。
  4. ^ 公式名不明のため、ダークマインドが使う技の名前を借用。

関連項目


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