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ネタバレ注意: 以降の記述でゲーム・アニメなどに関する核心部分などの、ネタバレ要素が記述されている可能性がありますので注意してください。(読み飛ばす) |
マスタークラウン
<用語> | |
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読み: | ますたーくらうん |
英名: | Master Crown |
初登場: | 星のカービィ Wii |
マスタークラウンは、『星のカービィ』シリーズに登場する重要アイテムである。
概要[]
『星のカービィ Wii』で初登場した、「無限のチカラ」を持つと言われる金色の冠。単にクラウンとも呼ばれる。
ハルカンドラの古代の人々によって作られた秘宝で、ランディアが頭に身に着け長きに渡って守護している。
その実態は強大な力で身に着けた者の体と心を支配してしまう代物であり、手にした者に力を与えると同時に心の闇を増幅させて憎悪に染め、最終的にはソウルを啜って自我を奪っていく。
覇王たちの手に渡りながらその支配の力で様々な国や世界を巡って滅亡させてきており、そのパワーに屈しないランディアも全ての力をコントロールできていない。
登場作品[]
- 星のカービィ Wii
- 概要の通り。元々はランディアが被っており、戦闘ではランディアの体力が減って怒り出すとクラウンからもオーラが立ち込めるようになる。
- ストーリー開始前にマホロアはこれを狙いランディアと戦うも敗北、しかしその後カービィ達を利用し、最終的に奪い取ることに成功した。マホロアが身に着けた結果、その野心を反映して不気味な形状に変化する。マホロア第一形態の戦闘では時折まるで生き物かのようにうねる動きを見せる。戦いの末カービィがウルトラソードでとどめを刺すが、これにより力が暴走、マホロアの姿を異形の第二形態及びマホロア ソウルに変えた。形状はさらに禍々しく、マホロアの体に絡みつくように変化し、大きな翼まで生える。最終的にカービィに敗れたことで粉々のカケラとなった。なお、宝石の色はムービー「ゼンブ教えてヤルヨ」において誰も被っていない時や姿を変える前のマホロアが被っている時は青色と緑色、ランディア、マホロアの第一形態と第二形態と撃破後の通常のマホロア(クラウンが砕ける前)が被っている時は緑色、ランディア EX、マホロア EX、マホロア ソウルが被っている時はピンクに近い色になっている。
- 星のカービィ ロボボプラネット(みんなで! カービィハンターズ)、みんなで! カービィハンターズZ、スーパーカービィハンターズ
- ランディアが被っている状態で登場。『カビハンZ』ではマスタークラウンなのかどうかの言及こそないが、王冠の力に飲まれてしまったというアナザーランディアが初登場する。また、『スーパーカビハン』ではランディアEXも王冠の力を解放した姿とされている。
- 星のカービィ スターアライズ
- エンデ・ニルの第一形態が使用する「破双斬」の時に出現する剣の持ち手がクラウンを模したデザインになっており、第三形態が使用する「巨悪と執念の冠」ではクラウンのようなシルエットからレーザーを放つ。特に後者についてはThe アルティメットチョイスの「魂が飛び出る辛さ」で戦える強化版が同じ技を使う時に、姿がシルエットではなく鮮明に浮かび上がったものになる。「魂が飛び出る辛さEX」での「真 破神 エンデ・ニル」第三形態戦ではレーザーを放つ度数が増えていく。また、イラスト「FIGHT FOR THE CROWN!!」や「ココロノスガタ」に『Wii』のマホロアが被っている姿で描かれている。
- 星のカービィ Wii デラックス
- メインストーリーでの活躍は原作通りだが、一部のボスのスペシャルページにてマスタークラウンの設定がより詳細に記載されている。また、ムービー「ゼンブ教えてヤルヨ」における宝石の色が青と緑を基調にしつつ所々が白色や虹色のものになった。
- また破壊された後のことがマホロアエピローグの追加によって判明。マホロアと共に異空のドンゾコへ漂着し当モードの最終ボスとして登場する。また、真 格闘王への道に登場するマホロア ソウルを倒した後の演出が変化し、破壊されないままマホロアごと異空間へと吸い込まれていくものになっている。
- なりきりおめんのランディア、うらぎりのマホロア及び双方のEX版にもクラウンを模した装飾が付いている。
ボスとしてのマスタークラウン[]
マスタークラウン
<敵キャラクター> | |
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読み: | ますたーくらうん |
能力: | リーフ、ボム |
初登場: | 星のカービィ Wii デラックス |
分類: | 大ボス |
マホロアエピローグで登場。
本編で破壊された後、カケラとなって異空のドンゾコに吸い込まれる。果実のカケラが集まり生まれたグランドジェムリンゴをマホロアが手にしようとした所でエデンの間に飛来。グランドローパーに力を与えクラウンドローパーを生み出し、果実を取り込んでマホロアに襲い掛かる。
それが倒されるとマスタークラウンのカケラは果実そのものを完全に支配、やがて辺りはエッガーエンジンズのような都市が滅びゆく様子に一変。巨大なジェムリンゴツリーに巻き付き、至る所に白い星マークがあり、マホロア第二形態のような葉の翼が生え、エンデ・ニルの弱点のような目が1つ付いた見た目に変化し、マホロアに直接襲いかかってくる。
『Wiiデラ』で原作から追加されたボスの中では唯一既存ボスの強化版ではなく、完全新規のボスである。なお、同じ木のボスであるウィスピーウッズはポップスターの大ボスで唯一マホロアエピローグで強化版が登場していない。
第1段階[]
基本的に画面奥から攻撃をしてくる。ディメンションホールから召喚してくる根に攻撃することでダメージを与えることができる。他にも葉をカッターのように飛ばす攻撃やリンゴを用いた攻撃、プレス攻撃など、ウィスピーウッズ系列のボスを彷彿とさせる攻撃を多く使う。
第2段階[]
マホロアの攻撃で怯んだマスタークラウン。マホロアは近くに刺さっていた剣(元々エデンの間の祭壇の右側の壁に掛かっており、クラウンドローパー戦後半で祭壇が崩壊した時に地面に刺ささったもの)に魔力を注ぎ、ウルトラソードに変化させて切りかかる。スティックのレバガチャを行い、打ち勝つと真っ二つになって爆散。マホロアの前には新たなパラレルに繋がるディメンションホールが出現する。
使用技[]
技名は『星のカービィ Wii デラックス オフィシャルガイド』 p.422より。記載のない仮名のものは括弧閉じ。
- 異空の根
- ディメンションホールから根を伸ばして攻撃する。後半は根を伸ばす数・方向のパターンが増える。根の当たり判定は見た目よりも大きく、ディメンションホールの上側にも当たり判定がある。根のパターンの順番は固定されている。
- (禁断のマルスプミラ)[1]
- 巨大なジェムリンゴを2つ召喚。ジェムリンゴは時間経過で膨らんでいき、最後に爆発する。後半はより巨大なものを1つ召喚する「禁断のグラン・マルスプミラ」に変化。巨大ジェムリンゴの爆発はガード不能。爆発する前に攻撃すると破壊可能。また、ジェムリンゴにはいずれもコンボ判定がある。加えて、ブラックホールやがんばりすいこみで吸い込むことができ、カービィが吸い込むとボムをコピーできる。
- 「マルスプミラ(Malus pumila)」はセイヨウリンゴの学名のひとつ。旧約聖書における知恵の木の実、比喩で言うところの禁断の果実は、しばしばリンゴであるとされる。
- ダフネの絶叫
- 前半のみ使用。目からビームを放ち地面全体を薙ぎ払う。焼かれた地面は一瞬間を置いて激しく燃え上がる。ビームはガード不能だが、爆発はガード可能。地面が燃え上がる際には、衝撃音と共にBGMが一瞬小さくなる演出がある。
- ダフネはギリシャ語で月桂樹を意味する言葉であり、ギリシャ神話において月桂樹に姿を変え男神アポロンのローレルリースとなったニンフの名前に由来する。
双葉 の舞- 葉を4枚、画面奥からカッターのようにこちらに飛ばす。後半は8枚飛ばしてくる「双葉乱舞」や、16枚飛ばした後、それを上空から降り注がせる「双葉円舞」に変化。いずれも攻撃では壊せないが、ブラックホールまたはがんばりすいこみで吸い込むことができ、リーフをコピーできる。
- 京都の賀茂神社の葵祭で冠に飾られる双葉葵と、その別名「
両葉草 」が由来か。葉の形も似ている。 - (シード攻撃)
- 技名はマルクの似た技より類推。緑色の種を4つ地面に撒き、その後着弾した場所からツタが生えてくる。後半は8つに増える。
- 憎悪と執念のミストルティン
- これ以降は後半から使用。目からレーザーを全方位に放ち、回転させる。レーザーは画面上部、下部、またはその両方のいずれかを薙ぎ払う。ガード不能。
- 1回目に使うものは、下、上、下、上、両方の順番。
- 2回目に使うものは、両方、上、下、両方、下の順番。
- ミストルティンは北欧神話において光の神バルドルを貫き殺しラグナロクのきっかけとなったとされるヤドリギの名前で、戦闘BGMにもその名を冠する。また、技名はエンデ・ニルの「巨悪と執念の冠」を意識していると思われる。
- (コーリングラパリパルパーズ)
- 大型のラーパ、リーパ、ルパのいずれかを合計3体召喚する。
- (コーリングレーパー)
- レーパーを2体召喚する。
- 王亡き帰還
- 瞬間移動で画面から消え、地面に影が見えた後落下してくる。その後、さらに地面に沈み込むことで地割れを起こし、地面全体に攻撃を行う。プレス、地割れ共にガード不能。この攻撃の時のみ、マスタークラウンに直接攻撃が可能。なお、巨大な目はプレイヤーの方向を向くようになっている。
固有戦闘BGM[]
- 第一段階
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- 「王亡き樹冠のミストルティン」
- 「すくえキングダム! しれんクエスト」や「CROWNED」、「4人の仲間と:クッキーカントリー」のミックスアレンジBGM。みなとまちのBGMの追加フレーズも使われている。
- 第二段階
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- 「アトシマツ ~Pay For One's Sin!~」
- 「必殺! スーパー能力」「断罪のマルスプミラ」「支配してアゲルヨォ」のミックスアレンジBGM。「彼方からの旅人マホロア」「すくえキングダム! しれんクエスト」のフレーズも使われている。
スペシャルページの説明文[]
- 第1段階
- 赤き実の宿り木となり よみがえった 支配の冠
- マスタークラウン。 力と ともに 手にした者の
- 心にひそむ闇をも ぞうふくさせ、憎悪にそめる
- という。 数多の国や 世界を巡り続け、ついには
- 滅亡をよぶ、王なき樹冠と… 化したのだ!
- 第2段階
- 支配の じゅ縛から あの樹を 解きはなち、
- この滅亡の れんさを 断ち切るには…
- 自らの悪事に ケジメを つけるには…
- コレしかない! 手にした剣に 全魔力をそそぎ、
- 一・刀・両・断… Pay For One's Sin!
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余談[]
- Nintendo Switchの「ゲームニュース」における「スターアライズ特番チャンネル」第23回で公開されたバルフレイナイトの剣の没デザインにマスタークラウンの目の部分のような意匠が見られるものがある。
脚注[]
- ^ 禁断のグラン・マルスプミラのみ記載あり
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以上でネタバレ部分は終了です。 |
関連項目[]
マホロア関連
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