ホバリングは、カービィのアクションの一種である。
概要[]
口に空気を含んで体をふくらましながら空を飛ぶ。ホバリング状態を解除することで空気弾を放つ事が出来る。ちなみにホバリングをした状態だと水中に沈むことがない(体が水面に浮かぶ)。連続で使用すると上昇力は低下するが、ホバリング時間に制限はない(ステージをずっと飛んだまま進ませることもできる)。ホバリング状態は水中やボックスプールに入っても継続され、その状態で空気弾を撃つと、水鉄砲に変化する(作品によってはそのまま空気弾を放つ)。
『初代』や『夢の泉』など初期の作品では、最近の作品のように空中でジャンプボタンを押すことでホバリングに移行するのではなく、十字ボタンの上を押すことによってホバリングに移行する仕様であり、地上からそのままホバリングができ、着地しても解除されなかった(移行した後はジャンプボタンでも上昇できる)。
『SDX』で現在に近い仕様となるが、『夢デラ』で原作に合わせた仕様になったためか、システムの近いフラグシップ作品では初期の仕様になっている(ただし空中でジャンプボタンを押してもホバリングを発動可能)。
『USDX』以降は現在の仕様で固定。
また、デデデ大王も『星のカービィ 夢の泉の物語』以降ホバリングを使う。『星のカービィ Wii』以降は、本編作品でプレイヤーが操作できる時にもホバリングを使うことができ、仕様もカービィのそれと同じである。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』や『タッチ! カービィ スーパーレインボー』のフィギュア説明によればデデデはホバリングを特訓によって使えるようになった。
なお、一部のコピー能力ではホバリングを行わず、ウィングの「はばたき」のような各コピー独自のアクションに置き換わったり、U.F.O.のように常に浮遊していてホバリングができない状態になったりする。ヘルパーやフレンズヘルパー、○○でゴー!などでカービィ以外のキャラ(いずれもデデデ大王を除く)を操作する時もホバリングではなく、れんぞくジャンプや各コピー固有のアクション、浮遊などに置き換わる。
例外的な仕様がある作品[]
- 星のカービィ64、カービィファイターズ!(Z及び2)、みんなで! カービィハンターズ(Z及びスーパー)、カービィの3Dチャレンジ(すいこみ大作戦)、カービィ バトルデラックス!
- 一定時間ホバリングを続けると、疲れて落下してしまう(ホバリングで落下時間を遅らせることはできる)。
- カービィのエアライド
- シティトライアルでマシンに乗っていないカービィ単独の状態で行える。
- 空気弾は存在せず、『スマブラ』シリーズと似た性能。空中ジャンプは5回まで。
- 星のカービィ ディスカバリー
- ジャンプした時の地面から一定の高さまでしかホバリングできない。ホバリング中に移動して真下の足場が高くなれば、その分ホバリングできる高さも上がる。それとは別に時間制限もある。
- カービィのグルメフェス
- 場外に落下しそうになった時に限り、復帰のために行う。空気弾は存在しない。
- イチゴを食べて大きくなっている程持続時間が短くなり、最終的にはホバリングできなくなる。
- グルメグランプリでは、ホバリングを多く行ったカービィにボーナスが付与されることがある。
- カービィのコピとる!
- パワー2のノーマルカードとして登場。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- 他ファイターにおける空中ジャンプと同等のアクションとしてカービィ、デデデが行える他、プリンも似たようなアクションができる。
- カービィとプリンは1回のジャンプ中に行える空中ジャンプは最大で5回まで、デデデは4回まで。
アニメにおけるホバリング[]
第1話で崖から落下したフームを助ける際に披露するが、それ以降の話では使用は控えめ。第12話で幽霊のフリをする時や、第17話、第41話、第54話、第85話の序盤のシーンで披露している。
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余談[]
- ホバリングが導入されたのは、桜井政博がアクションゲームにおいて敵にぶつかることと大した操作上の悪い点はないのに落下で即ミスになるのは重いと考えたため。結果として敵もパスできるようになったが、ゲームボーイの画面は狭かったこともあり、簡単になっても良いと判断されたという[1]。
- 『星のカービィ 夢の泉の物語』では、画面が広くなったこともあり敵をスルーしやすくなったため、廃止も検討されたらしい。インフォボードを大きくして縦の大きさを抑えたり、初代よりも速度を下げることでバランスが調整され、最終的にはホバリングは残されている[2]。インフォボードが大きくなったことは、コピー能力のアイコンを楽しく見せたり、キャラを大きく見せたりすることにも繋がっている。
- SDX・USDXの「激突! グルメレース」のオープニングムービーでは当モードの舞台となるグルメットまでホバリングで登っていく描写がある。
- 『星のカービィ トリプルデラックス』では、多くのステージがホバリングを使わずともクリアできるようになっており、Miiverseではそのプレイスタイルを提案する投稿もあった。
- 『小学二年生』1993年11月号のコーナー「カービィまるみえ大百科」には、どこまでもとべるかも知れないが、手が疲れるから風船くらいの高さまでしか飛べないと記述されている。
脚注[]
関連記事[]
基本アクション 作品別アクション
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