プレジデント・ハルトマン
<敵キャラクター> | |
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読み: | ぷれじでんと・はるとまん |
英名: | President Haltmann |
能力: | スパーク(ミス・オフィサー) ボム(ミス・オフィサー、エグゼクティブミサイル) |
初登場: | 星のカービィ ロボボプラネット |
分類: | 大ボス |
声優: | 麦人 |
“ | なーんたる 品のない ゲンジュウ民めっ! ヤバン!ヤバン! ヤバン!ヤッバーン! ヤバァーンでぇ、あーるぅぅ!! |
” |
—プレジデント・ハルトマン(『ロボプラ』ムービー内セリフ) |
プレジデント・ハルトマンは、『星のカービィ』シリーズに登場する敵キャラクター。
概要[]
『星のカービィ ロボボプラネット』で初登場。ハルトマンワークスカンパニーの社長で、カンパニーの繁栄のためならどんな事でもする、冷徹な男。エリア6「アクシス アークス」で、メタナイトボーグ改撃破後に、初めて登場する(それ以前に6-1に彼の絵画や像が大量にある)。純金の「プレジデンバー」に乗り込み、スージーに似たような物も含めて攻撃を行う。
「メタナイトでゴー リターンズ」では強化版のRe:プレジデント・ハルトマンが登場。プレジデンバーが純金でありつつも、高級感あふれるデザインになる。ちなみにプレジデンバーの価格は約372億ハルトマニー[1]。通常版のスペシャルページの説明文が「銀河に名立たるハルトマン」の歌詞になっている。
登場作品[]
- 星のカービィ ロボボプラネット
- 概要の通り。各セリフは星のカービィ ロボボプラネット/セリフ集を参照。ICキューブをコンプリートするとレアステッカーが貰える。
- 星のカービィ スターアライズ
- メモリアルイラストの一つ「ロボボメモリーズ」に描かれている。
- カービィのグルメフェス
- キャラおかしとして登場。
- 星のカービィ Wii デラックス
- なりきりおめんとして登場。わいわいマホロアランドのスタンプラリーNo.45の報酬。
星のカービィ公式ツイッターでのプレジデント・ハルトマン[]
2017年7月7日の投稿では、秘書スージーが想いを寄せ、夜空に星座のように映し出されている。2018年2月14日のバレンタインの投稿では、プレジデント・ハルトマンのクッキーが作られ、スージーが持っている。2019年6月16日の投稿で、銀河の父ということで父の日のインタビューでワドルディレポート隊を雇おうとハルトマニーをばらまいた。2019年12月31日の投稿では、プププ歌合戦のステージに立つスージーをピンクのペンライトで応援していた。
使用技[]
技名が経営に関連するものになっている。
- ミス・オフィサー
- スージーにそっくりな4つ(Re:は6つ)のミス・オフィサーを飛ばしてくる。地面で爆発すると電撃がしばらく残る。ゆっくり近づいてくるものを吸い込むとボム、それ以外のものは全てスパークをコピーすることができる。
- オフィス・エグゼクティブローテート
- ハルトマンとミス・オフィサーが二手に分かれ、中央の柱に沿って突進をする。エグゼクティブとは上級管理職の意。Re:は速度が上昇する。
- アサイン ザ OJT
- 第2段階以降で使用。イエスマンを召喚する。イエスマン召喚中は、ハルトマンの防御力が格段に上がっている。しばらくするとイエスマンに自爆命令を下す。第3段階では2体(Re:は4体)になる。OJTとは「オン・ザ・ジョブ・トレーニング」の意で、従業員を職場で実務をさせてトレーニングをする事。つまり、技名はOJTに割り当てるという意味。
- エグゼクティブローテート
- 第2段階で、ハルトマンだけが行う突進攻撃。
- エグゼクティブミサイル
- 奇数回時は、空中を素早く移動し、プレジデンバー下方から真下に宝石のようなミサイルを放つ攻撃を5セット行う。偶数回時は、画面中央上からミサイルを左右に2発、中央に1発の計5発放つ。爆発すると地面に少し炎が残る。ミサイルを吸い込むとボムをコピーできる。Re:は2セット行う。
- キックオフパーティ
- 第3段階初めに、ミス・オフィサーを大量に降らせる。第4段階でも使用する。キックオフはビジネスの企画立ち上げやその時の会合の意。
- ハルトマニーキャッシュ
- 札束をばらまき、視界を悪くする。Re:版では通常版よりも視界が悪くなる。通常版ではハルトマンの10万ハルトマニー札だが、Re:版ではスージーと思しきキャラの5万ハルトマニー札をばらまく。
- アジャイル
- 第3段階で、ハルトマンがプレジデンバーの腕を回転させながら突っ込んでくる攻撃。半周した辺りで他の場所へジャンプする。Re:は速度が上昇する。アジャイルとは素早い、機敏などの意味で、ソフトウェア開発では素早い開発を行い、変化に機敏に対応すること。
- ビジネストリップ
- 第3段階で連続してジャンプして攻撃を行う。Re:は速度が上昇し、途中でアジャイルを2回行う。意味は出張。
- オープン ザ オフィス
- 第4段階以降時に、フィールド中央に立方体を出現させる。
- リストラ・ショック
- 第4段階で、イエスマンを2体(Re:は4体)召喚した後、中央の立方体から巨大なビームを放ち、イエスマンもろとも吹き飛ばす。3発目は回転して位置をずらす(Re:では回転し続ける)。上空が安全地帯。タイムアタックではこれを発動させないことで大きくタイムを縮めることができ、俗に「リストラ阻止、イエスマン生存ルート」などと呼ばれている。
- オフィス・ストライク
- 第4段階で、立方体の中央を通過して突撃をする。着地後には衝撃波が出る。立方体の中央に電撃が発生しているときは、衝撃波は大きく、射程も長いが、ない場合は小さくなり射程も短くなる。Re:では、立方体をカービィの方向に回転させてから攻撃する。
彼の人物像[]
ストーリー上[]
ハルトマンワークスカンパニーの社長として、カンパニーの繁栄のために、ポップスター侵略を行い、これを足掛かりに周辺の惑星もキカイ化しようとしていた。銀河のかなたの文明を紐解き、カンパニーのテクノロジーでよみがえらせたマザーコンピューター「星の夢」の示す経営戦略にしたがい、いよいよ社長室まで上がり込んできたカービィをプレジデンバーに乗り込み倒そうとする。しかし、カービィに敗れ、怒ったハルトマンは星の夢を使い、ポップスターの原住民を根絶やしにしようとする。だが、そこで星の夢のプログラムコントローラーをスージーに奪われ、制御が効かなくなった星の夢とハルトマンの精神が融合し、星の夢が自我を持つ。星の夢は、直前までハルトマンが原住民を根絶やしにしようと考えていたこともあってか、カンパニーの繁栄のためには、全ての生命体を滅ぼすことが必要であると判断しそれを実行しようとする。その後、カービィ達の活躍により、星の夢の暴走は破壊されることで止められることが出来たが、ハルトマンの末路については厳密には分からぬまま終わりを迎える。
追加モード以降[]
Re:プレジデント・ハルトマンのスペシャルページによれば、彼のフルネームは「ゲインズ インカム ハルトマン」で、秘書スージーの実の父親と思われる。かつて、マザーコンピューターの起動実験で娘を失い、それ以来ショックからか、人の心も、記憶さえも捨て、娘に再び会いたいという願いを叶えるためにカンパニーの成長を続けていたが、その事さえも忘れてしまったようである。かつての起動実験はおそらく「時空テンイ プログラム」であり、それゆえ使うことを禁止していたと考えられる。真のラスボス「星の夢.Soul OS」戦では、1つ目のスペシャルページで、カービィを排除する事だけを求め、不要と判断したハルトマンの「ココロ」のメモリー消去を行おうとする星の夢に対し、2つ目のスペシャルページでは、星の夢を起動させてしまった事、娘に会うという願いがあったことを思い出し、後悔に暮れるしかないハルトマンの独白が綴られている。星の夢.Soul OSの最終形態前半で、柱を壊す度にハルトマンの叫びが聞こえ、後半に差し掛かったところの3つ目のスペシャルページでは完全にメモリーが消えたと書かれている。そして、星の夢.Soul OSを倒したときに最後の叫びが聞こえ、終わりとなる。スージーが秘書としてカンパニーに帰ってきたが、記憶を何もかも捨てていたこともあってか、娘がそばに居る事も気づかず、一方で父親の目を覚まそうとしていた娘も、自分が星の夢のプログラムコントローラーを奪って制御不能にさせたことがきっかけで、父親のメモリーは星の夢ごと消えてしまった。これらの内容はある程度憶測を含めているが、ほぼこのように判断されると思われる。
人物像[]
遥か彼方にある惑星で、発明を生業とし、一代でカンパニーを築き上げた。若い頃は情熱的な野心家であったが、おそらく上述の一件でカンパニーの繁栄のためならどんなこともする冷徹な男となっていった。人を信用せず、繁栄の先の野望については、スージーにも話す事は無い。好きな食べ物は高級チキン、趣味は天体や気象の観測、特技は数字と発明、宝物はある時で止まってしまった金の懐中時計[2]。また公式Miiverseによれば、開発段階では『ロボプラ』最大の謎として、ハルトマン本人もロボットであった、という設定も考えられていたらしい[3]。
一人称は「ワシ」で、語尾によく「である」を付けて喋る。ただし星の夢.Soul OS戦の2つ目のスペシャルページではハルトマンと思われる人物が「わたし」という一人称を使っている独白文がある。
固有戦闘BGM[]
- 星のカービィ ロボボプラネット「Crazy Rolling in Money」
- サウンドテスト86番収録。星のカービィ ロボボプラネット オリジナルサウンドトラックDISC2の17番に収録。
スペシャルページの説明文[]
- 星のカービィ ロボボプラネット
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- プレジデント・ハルトマン
- ―「銀河に名立たるハルトマン」―
- おお いだいな ハルトマン
永遠 に 果てなく 栄えよ - おお われらが ハルトマン 銀河に 名立たる 王者よ
- 星々を 手おり たばねて 全て ささげてしまえば
- みなを 約束の地へと みちびく 銀河の父よ
- Re:プレジデント・ハルトマン
- フルネームは「ゲインズ インカム ハルトマン」。
- かつて ひとり娘を じこで なくし、それいらい 人の心も
- きおくさえも すて、カンパニーの成長の ためだけに
- 生きる男。だがそれも、娘に ふたたび会いたい
- ただその ねがいを かなえるため であったのだが…。
小説でのプレジデント・ハルトマン[]
- 星のカービィ ロボボプラネットの大冒険!
- 原作同様、カンパニーの中枢までやって来たカービィをプレジデンバーに乗って相手する。プレジデンバーの素早い動きで集中力を溜めないと強力な技が出せないエスパー能力を解除させる。しかし、デデデのハンマーを持ったカービィの鬼殺し火炎ハンマーをくらい、敗れてしまう。そこで星の夢を使って倒そうとするも、スージーにプログラムコントローラーを奪われ、星の夢が暴走し星の夢に意識を取り込まれてしまう。その後、星の夢はカービィ達によって倒され、社長も星の夢ごと消えてしまったと思われたが、記憶を失った状態で見つかる。ワドルディが社長の落としていた金色の懐中時計を差し出すと、金色の懐中時計を持っていた理由と共に記憶を取り戻したが、ハルトマンワークスカンパニーのトップとしての記憶のみで、スージーとの関係などは忘れたままであった。過去に星の夢の起動実験の事故で娘を失い、その後は星の夢の示す通りの仕事しか顧みなくなってしまい、金色の懐中時計をなぜ大切にしているのかも忘れてしまっていた。
プレジデント・ハルトマンを描いた漫画家・イラストレーター[]
- ※描いた人物が判明している物だけ載せています。
作者 | 画像 | 掲載作品 | 一人称 | 備考 |
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余談[]
- 彼の本名である「ゲインズ インカム ハルトマン」は、証券用語である「インカムゲイン」が由来になっていると思われる。
- 英語版の名前は、通常版は「President Haltmann」だが、強化版は名前が長い故か「Pres. Haltmann 2.0」とゲージ上に表記される。
脚注[]
- ^ Re:クローンデデデ&D3砲のスペシャルページより。鉄巨兵ギガヴォルト2が86億なので、(86億÷2+50億)x4=372億。
- ^ 雑誌『Nintendo DREAM』2016年6月号p.15
- ^ 2016/8/10「『星のカービィ ロボボプラネット大質問会!回答編』第1回目(&イラスト)」(アーカイブ)