カービィWiki
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星のカービィ
Sakuma-01a
読み: ほしのかーびぃ
著者: さくま良子
出版社: 小学館
分類: 連載漫画
連載誌: 小学二年生→小学一~三年生
星のカービィファン
連載期間: 1992年度10月号~2009年3月号(2008年度3月号に相当)
第3号(2021年9月)~
単行本数: 全12巻+各種書籍

星のカービィは、さくま良子作の漫画。1992年度10月号から連載されており、連載期間16年6ヵ月と、長らく星のカービィの連載漫画の中で最も連載期間が長かったが、『デデププ』が連載を再開して上回ったため、現在は2番目となっている。連載終了後も単行本が発売され、新規描き下ろしもあった。その後、2021年9月発売の雑誌『星のカービィファン』の第3号より新規描き下ろしの漫画が毎号掲載されており、更に2022年8月より雑誌『ぷっちぐみ』にて新たに『星のカービィ プププなまいにち』を連載開始している。

概要[]

学年誌「小学一~三年生」にて連載されていた、さくま良子による、星のカービィを題材とした漫画。初代『星のカービィ』発売の1992年度10月号から小学二年生でかつて連載されており、カービィシリーズの漫画としては最も連載期間が長い(現在は既に連載は終了している)。キャッチフレーズは「ふわふわコミック 星のカービィ」。単行本は全12巻まで刊行されており、最初の数話やちょっとした小話のページはカラーページになっている。わんぱく無邪気なカービィと、デデデ大王とその部下のポピーブロスJr.ワドルディプププランドの住民との生活を描いた作品。学年誌という都合上、一話は『星のカービィ デデデでプププなものがたり』などの作品に比べると短いが、短いページのなかでどうやって簡潔に、そして物足りなくないようにするか、作者は苦労しているとの事[1]。単行本以外にも、絵本なども出版されたり、攻略本に漫画が載っている事もあった。ちなみに、単行本第1巻の発売は1996年4月25日で、既に『星のカービィ スーパーデラックス』が発売されており、そのため、1巻表紙に帽子を被ったビームカービィや、リックカインクーの3匹が描かれている。1巻の第1話は連載第1話ではない。連載第1話は「星のカービィ プププ大全」に収録されている。また小学二年生1992年度9月号にはゲームの紹介を兼ねた4コマ漫画が載っており、こちらはプププ大全や単行本9巻に収録されている。ちなみに単行本8巻までは、カバー表紙・裏表紙、カバー無しの表紙・裏表紙の絵が異なるが9巻から同じになった。

2019年にはカービィカフェ第2弾のルポ漫画が小学館のサイトで4本掲載されている。うち第二章をルポルタージュした漫画が「星のカービィファン」第1号に収録された。さらに同誌第3号からは、当時連載していたような漫画も描き下ろしで掲載されている。

登場キャラクター[]

Daizen14

さくまカービィ設定では、黄色い星型の小さな花から生まれた

カービィ
本作の主人公。やんちゃで食いしん坊で、子供っぽい面があり、トラブルメーカーだが、本人に悪意はない。身長は20cmくらい、体重不明、性別・年齢は秘密。言葉づかいも子供っぽい。「遊ぶこと」と「歌うこと」と「お昼寝」と「食べること」が大好き。好物はリンゴ(に加えてカレーライスも併記される事がある)。食べ物のためならなんでもするらしく、ラブラブ弓矢に当たったデデデ大王が元に戻ったあと、落ちてきたラブレターを見て、「付き合ってあげるって言ってるのに~!」と発言している。コピー能力は敵キャラを丸呑みして使う事が多いが、飲み込まなくても出せる場合もある。デデデの子分のワドルディがお気に入りで、ワドルディ側もカービィを気に入っている節があり、作中に仲が良いと伺わせる場面がいくらか存在する。ゲームと同じく歌は音痴で、破壊力抜群であるが本人は上手いと思っている。一応口の中に歯が存在するが作中ではほぼ描かれない。カービィは元々プププランドに居らず、遠くの場所で黄色い小さな星の形の花から生まれ、その際は大きさもリンゴより小さく、すいこみの力も弱かった。やがて成長していき、付近に食べる物が無くなった事で旅に出て、途中でホバリング能力を身につけ、デデデ城の食べ物を無断で食べた事でプププランドに住み着くこととなった。ちなみにこの生誕設定は現在ではコミックスオリジナルのものと表記されている[2]が、1994年度8月号の「小学二年生」の付録冊子には、「カービィのゲームを作ったHAL研究所のお兄さんが、ないしょで教えてくれた、カービィの赤ちゃん時代のお話だよ。カービィがプププランドに来る前のことがわかるよ。」との記述がある[3]。おしゃべりCDコミックスでの声優は川田妙子。
デデデ大王
一応プププランドで一番偉い人。カービィの永遠のライバル。いつもカービィによってひどい目に遭わされている。カービィに意地悪する一方、明確な敵対関係は無く、どちらかと言えば仲良しである。デデププに比べ、体型はスマートで眉毛が太めなのが特徴。怖がりで泳げないがコスプレに関しては秀逸で、その時は逆作画崩壊を起こすことが度々ある(2頭身程度だった体型が急に3頭身以上になることもしばしば)。またコスプレにおいて、女装をすることが度々あり、配役的に仕方ない女装もあれば、「なぜそこで女装をするか!」というものまである。夢は漫画家になる事。基本プププランドの住民はデデデの子分である。ちなみに連載第1話には出番が無い。
ポピーブロスJr.
デデデ大王一番の子分。常に関西弁で話す。いつもみんなを冷静にまとめ、デデデの世話を懸命にしている。関西弁で話す関係か、ツッコミをこなす事が多い。
ワドルディ
いつもデデデ大王と一緒に行動している。言葉は基本的に喋らない。ポピーブロスJr.と同じ家で生活している。カービィに好意を寄せられているが、満更でもない様子で、逆にカービィに歩み寄る事もたまにある。ゲームとは違い、口が明確になっている。

その他のキャラクター[]

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リック
カービィの友達のハムスター。すばしっこく、力持ち。食いしん坊。カービィに毛をむしられる事がある。
クー
カービィの友達のフクロウ。オシャレでクール。賢く、いつも冷静。前髪?を櫛で整えるシーンが度々登場する。リックと同じく羽をむしられることがある。
カイン
カービィの友達のマンボウ。のんびり屋で、デデププと同じく、ぼーっとしており、殆ど喋らない(喋っても、「ん~?」程度)。やはり口の中を利用されることがある。単行本4巻 第15話『けっこん式は楽しい』でマインと結婚したことを発表している(周りからは信じられないと言われている)。
グーイ
カービィの友達。いつもぼーっとしているので何を考えているのか分からない。食いしん坊。コマではこっそり舌で遊んでいる事が多い。喋る事は基本無い(喋っても「グーイ!」程度)。単行本3巻 第3話『とつぜんのお友だち』で、カービィの家のポストの中になぜか居り、そのままカービィと一緒に暮らすことになる。カービィが居なくなると悲しむ。
チュチュ
カービィの友達の女の子。あれこれ口を出すタイプでちょっと気が強い。仲間の中ではお姉さんのような存在で、世話をやかすカービィに色々と手を差し伸べることが多い。腕がとても長く伸びる。単行本3巻 第4話『ワールドカップに出場!?』で、カービィがナゴ・ピッチと共にどこからか拾ってくる(故にそれまで面識が無い)。ちなみにこの後、カービィにサッカーボールを顔面にぶつけられる。単行本未収録の小学二年生98年度5月号では「新しいなかまができたのだー!」と特に出会い等は描かれずにカービィと仲良くしている(グーイ・ナゴ・ピッチも)。小学一年生98年度6月号では、デデデ大王がダークマターに取り憑かれておかしくなった事を伝えにグーイ・ナゴ・ピッチと共にカービィの家にやって来た(話は7月号に続いている)。家はチュチュの形をした屋根の付いたもの。
ナゴ
カービィの友達のネコ。歳は若いが、時々鋭い事を言う(結果として悪口になる事も)。いつも落ち着いた感じで大人っぽい。リックをライバル視している。台詞は少なめ。
ピッチ
カービィの友達の小鳥。幼く、がんばり屋でいつかはクーのようになりたいと憧れている。飛ぶのはとても遅く、風に流されるが、足は凄く速い。幼いため、「ピッ!」程度しか喋らない。家は鳥小屋のようなとても小さなもの。
コックカワサキ
カトリーヌ
デデデ大王のペットのイグアナのような生物。詳細は当該記事参照。
とんがり隊
プププランドで人気のアイドルグループ。詳細は当該記事参照。

単行本・関連書籍一覧[]

単行本
表紙 裏表紙 カバー無し
表紙
カバー無し
裏表紙
発売日 ISBN
単行本
1巻 Sakuma-01a Sakuma-01b Sakuma-01c Sakuma-01d 1996年4月25日 ISBN 4-09-149261-4
2巻 Sakuma-02a Sakuma-02b Sakuma-02c Sakuma-02d 1997年5月25日 ISBN 4-09-149262-2
3巻 Sakuma-03a Sakuma-03b Sakuma-03c Sakuma-03d 1998年8月25日 ISBN 4-09-149263-0
4巻 Sakuma-04a Sakuma-04b Sakuma-04c Sakuma-04d 1999年9月25日 ISBN 4-09-149264-9
5巻 Sakuma-05a Sakuma-05b Sakuma-05c Sakuma-05d 2000年10月25日 ISBN 4-09-149265-7
6巻 Sakuma-06a Sakuma-06b Sakuma-06c Sakuma-06d 2001年6月25日 ISBN 4-09-149266-5
カラデラ Sakuma-colordxa Sakuma-colordxb Sakuma-colordxc Sakuma-colordxd 2002年9月25日 ISBN 4-09-149270-3
7巻 Sakuma-07a Sakuma-07b Sakuma-07c Sakuma-07d 2003年8月25日 ISBN 4-09-149267-3
8巻 Sakuma-08a Sakuma-08b Sakuma-08c Sakuma-08d 2005年4月25日 ISBN 4-09-149268-1
9巻 Sakuma-09a Sakuma-09b Sakuma-09c Sakuma-09d 2007年1月25日 ISBN 4-09-140288-7
10巻 Sakuma-10a Sakuma-10b Sakuma-10c Sakuma-10d 2008年5月3日 ISBN 978-4-09-140630-9
11巻 Sakuma-11a Sakuma-11b Sakuma-11c Sakuma-11d 2009年4月28日 ISBN 978-4-09-140817-4
12巻 Sakuma-12a Sakuma-12b Sakuma-12c Sakuma-12d 2010年10月28日 ISBN 978-4-09-141156-3
ぷぷコレ Sakuma-pupukorea Sakuma-pupukoreb Sakuma-pupukorec Sakuma-pupukored 2012年8月1日 ISBN 978-4-09-141514-1
ぴっかぴかコミックス版単行本[4]
ぴか1巻 Sakuma-pika01a Sakuma-pika01b (無し) (無し) 2004年9月5日 ISBN 4-09-148031-4
ぴか2巻 Sakuma-pika02a Sakuma-pika02b (無し) (無し) 2004年10月5日 ISBN 4-09-148032-2
ぴか3巻 Sakuma-pika03a Sakuma-pika03b (無し) (無し) 2005年6月5日 ISBN 4-09-148033-0
ぴか4巻 Sakuma-pika4a Sakuma-pika4b (無し) (無し) 2006年3月31日 ISBN 4-09-148040-3
関連書籍
書籍名 サムネイル 発売日 ISBN 備考
星のカービィ おしゃべりCDコミック Sakuma-osyaberi 1994年8月 ISBN 4-09-102489-0 -
カービィの夢うらない Sakuma-yumeuranai 1994年11月 ISBN 4-09-280012-6 -
星のカービィ おあそびブック Sakuma-oasobi01 1996年7月 ISBN 4-09-253283-0 872円
星のカービィ プププゲームランド Pupupugameland01 1997年10月 ISBN 4-09-253289-X 872円
カラーまんが 星のカービィ (春のまき) Sakuma-spring 2001年10月 ISBN 4-09-115431-X -
カラーまんが 星のカービィ (夏のまき) Sakuma-kirby-sum01 2001年10月 ISBN 4-09-115432-8 -
カラーまんが 星のカービィ (秋のまき) Sakuma-kirby-aut01 2001年10月 ISBN 4-09-115433-6 -
カラーまんが 星のカービィ (冬のまき) Sakuma-winter 2001年10月 ISBN 4-09-115434-4 「わっ! ゆきがつもってる!!」・「カービィのアリとキリギリス」・「プププランドはふゆまっさかり!」の3話(ぴか3巻収録)

画像[]

脚注[]

  1. ^ 日本漫画学院2005年9月号-さくま良子先生インタビュー
  2. ^ 星のカービィ ぷぷぷスペシャルコレクションより
  3. ^ 眠りの印形-カービィの無かった事にされている設定?、HAL研究所のお兄さんが誰であるかは不明。
  4. ^ 小学校低学年向けの「ぴっかぴかコミックス」シリーズの『星のカービィ』。コマに読む順番が振られていたり、名前を書く欄がある。単行本よりページ数は少なめ(96頁)で、サイズは大きめのA5判。カバーは無い。通常の単行本に未収録の話が殆どである。

外部リンク[]


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