バウンシーは、『星のカービィ』シリーズに登場する敵キャラクター。
概要[]
UFOカービィのような姿に大、中、小の3つの輪っかが重なったような形をしたバネの脚と、後頭部に大きな赤いリボンをつけている。登場当初はゲーム中のドット絵でも公式イラストでも頭から2本の毛が生えていたが、『3』以降はなくなった。「バウンジー」とするのは誤記であり、稀に名前の似ている「バウンダー」と誤認される事もある。
リボンの大きさは作品ごとに異なり、『2』(公式イラストでは大きい)や『64』では小さめだが、『3』以降はゲーム中でも分かるくらいで、跳ねる際に揺れる程大きくなり(チュチュと同じくらい)、『タチカビ』以降は後述の通りである。
基本その場で跳ねていたり、一定範囲内を跳ねて回るだけ。性別については特に示されていないが、上記のような容姿や、『Wii』で登場した亜種「シスターバウンド」や、『TDX』でのキーホルダー配列、星のカービィ25周年公式Twitterにて、リボンやドロシアといった女性キャラと一緒にパーティーを楽しむ公式イラストが公開されるなど、女性として扱われることがほとんどで、漫画作品などでは基本的に女の子として登場する。
ちなみに『星のカービィ3』の任天堂公式ガイドブックp.4では「カービィとまちがえられるのがイヤで、最近はリボンをつけている。」という解説があり、さらに『タチカビSR』では「いつも飛びはねているのは、ジャンプしたときに見える景色が好きだから」という解説がされている。
例の如く、一見痛くなさそうなワドルディやポピーブラザーズJr.、ノディの帽子部分と同じく、ふんわりしてそうなリボンの部分に触れてもダメージを受けてしまう。
登場作品[]
- 星のカービィ2
- 基本3回跳んだ後でカービィの居る方へと方向転換したり、その場で踏み込みを3度する。ステージによっては動きが速く、前後から猛スピードで突進してくるものもいる。前頭部の辺りに毛が2本生えており、バネの数は4つ。虹のしずくを全て集めなかったときのエンディングでは「BOUNCY TY」(バウンシータイ)と紹介されている(公式ガイドブック等では単に「バウンシー」である)。
- カービィのブロックボール
- STAGE 9-1、STAGE 10-2、STAGE 11-1に出現。倒すとバネや体がバラバラになり、「チェンジャー」に変わる。
- STAGE 9開始時のデモムービーにも登場。
- 星のカービィ3
- この作品から毛がなくなり、現在と同様の3つのバネの姿になっている。
- クラウディパークのステージ6・アイスバーグのステージ5では彼女の描かれたらくがきが実体化する。
- 星のカービィ64
- その場で跳ねているものや、一定区間を往復しているものがいる。
- ポップスター・ステージ2では巨大なバウンシーである「デカバウンシー」がルームガーダーとして登場する。その場で跳ねているだけで攻撃はしてこないが、吸い込んで吐き出す際はバネの部分には効かないので注意。
- リフトアップしても何もないが、投げると変な風に回転しながら飛んでいく。カードナンバーは17番。
- タッチ! カービィ
- その場で跳ねていたり、跳ねる間隔や高さの異なるものが存在する。『3』の地点ですでに僅かながらではあったが、こちらの作品以降は大きめのリボンを揺らしながら跳ねるようになる。
- 最も高く跳んでいるのは「リフトルイン」のゴール前のマップで、最も飛距離が長いのは「パレットポリス」の2つ目の大きなマップの一番上のノイズエリア地帯のもの。
- ミニゲームの「ブロックアタック」ではブロックを消してもその場で跳ね続けていたり、カービィの居る方を常に向いている。
- あつめて!カービィ
- ミニゲーム「カービィのたいけつ! ピンボール」にのみ登場する。左端に3体並び、小刻みに跳ねているだけでまとめて倒すと得点になる。倒すたびに1体当たりの点数が10点増す。
- 星のカービィ Wii、星のカービィ Wii デラックス
- 細かい点ではあるものの赤い頬が追加され、顔の半分の見た目はほぼカービィとそっくりになった(これ以前の作品では頬の描写まではなかった)。動きは『タッチ! カービィ』と大体同じだが、背後に回るとこちらへ振り返る。
- エクストラモードでは大小の異なるものがいる。
- またバウンシーの派生種として大型の「シスターバウンド」や、ハルカンドラ版のバウンシーである「ハルカンバウンシー」も登場。
- 星のカービィ 20周年スペシャルコレクション
- 星のカービィ トリプルデラックス
- サブゲームである『大王のデデデでデン』にてお邪魔キャラとして登場。ジャンプの高さは2段階(レベルによっては3段階ある)で、その跳躍力は全作品中、最高クラスだと思われる。本編への登場はない。キーホルダーとしても登場。
- デデデ大王のデデデでデンZ
- タッチ! カービィ スーパーレインボー
- 本作は瞳が黒く塗りつぶされている。
- 『Wii』にて登場した亜種であるシスターバウンドも登場する。『タッチ! カービィ』と同様、群れで登場するステージもある。
- 星のカービィ ロボボプラネット
- サブゲーム「カービィの3Dチャレンジ」にてザコ敵として登場する。
- カービィのすいこみ大作戦
- カービィ バトルデラックス!
- パラソルの衣装の一つに彼女を模した「バウンシーがさ」がある。
- 星のカービィ スターアライズ
- 通常のザコ敵として登場するほか、星のアドレーヌ&リボンやディメンションIVにおいてデカバウンシーが『64』以来の復活を果たした。[1]デザインは『Wii』に近いものになっている。カービィで戦うことはないが、撃破後マルクやマホロアのブラックホールで吸い込めるため、内部上は撃破後爆発するまでに吸い込めるものと思われる。
- 星のカービィ ディスカバリー
- ガチャルポンではVol.1にラインナップ。
- カービィのグルメフェス
- グミのような姿で登場。ミニゲームなどでは頭にイチゴを乗せている。
- カービィのスイーツパーティー
- スイーツカードに描かれたなかよしアイコンとして登場。メインボードにも描かれている。
- バッジとれ〜るセンター
- 「星のカービィ2 コレクション その3」、「タッチ! カービィ コレクション その2」の台でそれぞれの作品のキーホルダーを用いたバッジが手に入る。
2017年2月14日の投稿では、他の多くの女性キャラと集まってチョコレートパーティをしていた。
漫画におけるバウンシー[]
- 星のカービィ デデデでプププなものがたり
- 16巻1話「遊園地を立て直せ!」に登場。「プププゆうえんち」の3代目支配人。隣にできた「ゴージャスランド」の所以で客足が途絶え、最後に楽しんでもらうためにカービィらを招待した。その後、カービィの半ば無理矢理な遊園地改造により遊園地は崩壊しかけるが、逆に刺激を求める子供たちに人気が出たため、遊園地経営を続けることができた。ちなみにタイトルのページではカービィとの立ち姿の横に「バウンシー1回100円」という看板が置かれているが、何のゲームなのかは不明。ちなみに初登場は2巻7話だが、こちらは上記と異なり毛の生えたバウンシータイで、モブキャラとして1コマのみの登場。
- 星のカービィ! も〜れつプププアワー!
- 脇役として随所に登場し、主に他の女の子キャラと一緒にいることが多い。メタナイトに助けられる場面も存在する。カービィ達との直接的な関わりは少ない。
バウンシーを描いた漫画家・イラストレーター[]
解説文など[]
- タッチ! カービィ スーパーレインボー
- フィギュア説明文
- いつも飛びはねているのは、
- ジャンプしたときに見える
- 景色が好きだから。
- はずむ心をおさえきれずに、
- 今日も元気に飛びはねる。
- デデデ大王のひらけ! デデデン大名鑑
- 2020/03/11のツイートより
- 今回はバネみたいな「バウンシー」を紹介しよう!
- 『星のカービィ3』や『64』など登場作も多い顔なじみだな。
- 中にはデカくてしゃれたヤツもいるが、みなぴょんぴょん跳んでいる!
- ジャンプしてるのは、見える景色が好きだかららしい。
- がっはっは!いくら頑張っても、城からの眺めには敵わんぞ~っ!
他言語での名称[]
言語 |
名前 |
意味・由来
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英語
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Bouncy バウンシー
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“bounce”で「飛び跳ねる」の意。”bouncy”では「よく跳ねる」という意味になる。
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ドイツ語
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Bouncy
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フランス語
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Bouncy
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画像[]
脚注[]
- ^ 正式名称は不明であるが、ここでは同キャラとして扱う。
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