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ネタバレ注意: 以降の記述でゲーム・アニメなどに関する核心部分などの、ネタバレ要素が記述されている可能性がありますので注意してください。(読み飛ばす) |
ハイネス
<敵キャラクター> | |
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読み: | はいねす |
英名: | Hyness |
能力: | ファイア(赤い星)・アイス(水色の星)・プラズマ(緑色の星)・ストーン(デクふらし) |
初登場: | 星のカービィ スターアライズ |
分類: | 大ボス |
性別: | 男 |
声優: | 千葉繁 |
“ | ふっかつの ぎしきを ジャマした、だ〜れかさんにはぁ〜… みこころの ま〜まにぃ〜… しんで、もらいますです!! |
” |
—ハイネス(『スタアラ』内セリフ) |
ハイネスは、『星のカービィ』シリーズに登場する敵キャラクター。
概要[]
『星のカービィ スターアライズ』で初登場。名前の由来は、ゲームニュースの内容から「Highness」だと思われる。外見は白のフードを被った白装束だが、フードが取れるとコンプレックスの青くて目玉の大きく、太い鼻の素顔を露呈する。オープニングで破神エンデ・ニルを召喚する儀式を行い、ニルを封印していた心のヤリを取り払うものの失敗し、銀河中に闇のパワー、ジャマハートを振りまいた張本人。それを三魔官に集めさせ、自分は大魔星マジュハルガロアの奥の神降衛星エンデにある「ふういんの祭だん」で儀式を続けていた。語尾に「小文字母音+〜」をつける話し方をする。ダークサイドハイネスのスペシャルページから、平時の一人称は「ワタシ」であると考えられる。カービィたちとの戦いに敗れた際には「このハイネスさま」と称している。
経緯[]
かつて魔力を司る彼の一族は、友であった科学の一族に力を恐れられ、銀河の果てに追いやられ、歴史からもその存在を消されてしまったらしい。彼はその一族の中でもエリートで、高貴な身で高位の神官だったという。その天才的な力で長となったハイネスは大魔星マジュハルガロアが滅びに瀕した際に、神によって新しい平和な国に誘われると信じ、最初は純真な気持ちで神を崇めていた。しかし、国を運営する上で神を崇めることだけに執着してしまい、国や国民をないがしろにして神の力により復讐を果たそうとするなど、どんどん滅びの道へと進んでしまう。闇の物質を祀る彼の一族を復権させるため、伝説の書の通りに、破神の降臨する器を手に入れ、それに見染められてより狂ってしまうこととなる。一族の復活を願う心もあったものの、破神を復活させれば仕返しができるという邪心も抱いていたハイネスは、完全に封印を解くのに失敗してしまう。これによって宇宙にフレンズハートとジャマハートが散らばっていくこととなる。なお、ハイネス本人のセリフについては狂った男のセリフなので信憑性は定かではないとされている[1]。
心を捨て、闇に落ちたと語られ、孤独で絶望だと思い込んでいるという[2]。常人より能力が高すぎることで狂ってしまった、教祖や独裁者のようなイメージとも語られている[1]。カービィ達に負けたザン・パルルティザーヌを邪魔だと退かしたり、三魔官をデク人形のように扱って攻撃したりと、三魔官を虐げているような面が見えるが、かつて旅をしていた時に、三魔官それぞれの命を救い、魔力を与えたのはハイネスである。[3] 名前をすぐ忘れてしまうザン・パルルティザーヌに謝っていたり、自分の心がまた狂った時の話をパルルにしようとしていることがスペシャルページで示唆されている。
撃破後[]
カービィ達との戦闘に負けた後、三魔官と自らを器にイケニエとして捧げ、エンデ・ニルを召喚させる。その後、エンデ・ニル第2段階で体内に居た所を三魔官と共に助け出される。ハイネスを助け出した時には哺乳瓶に入ったミルクがでてくる。その後、体外に吐き出される。声をあげる、軽く動いている、などのことから生き延びていることが確認できるが、消息はゲーム中では特に語られていない。Nintendo Switchのゲームニュースにおける、スターアライズ特番チャンネルの第14回「『スターアライズ』の物語とハートについての秘密!」において、カービィ達との戦いを経て、フレンズパワーに触れたことで、なにかに目覚めていることが、示唆されている。
ストーリーモード後[]
ストーリーモード後も、儀式を続けていて、三魔官シスターズ以外での「星の○○○○」ではプレイヤーが選んだフレンズがその儀式を阻止し、その儀式で生まれた穴からギャラクティックナイトが現れる。「アナザーディメンションヒーローズ」ではその儀式が完全なものになって異空間への穴が出現。ハイネスはそこに落ち、ファイナルディメンションでジャマハートの中に閉じ込められていた。そして、やってきたカービィ達が異界四天王から手に入れた心のヤリでジャマハートを壊すと、その中から現れ、ダークサイドハイネスとしてカービィ達に戦いを挑む。これ以降のことは当該記事を参照。
登場作品[]
- 星のカービィ スターアライズ
- ワールド4・遥か、きらめきの勇者たちの神降衛星エンデにて、ザン・パルルティザーヌ撃破後にイベントを挟んで、魔神官 ハイネスと連戦となる。三魔官シスターズ以外での星の○○○○ スターフレンズでGO!及び、The アルティメットチョイスの「魂が飛び出る辛さ」では見た目は変わらないが強化される。アナザーディメンションヒーローズではダークサイドハイネスとして登場。詳細は当該記事参照。
- 無料アップデート第3弾で追加されたメモリアルイラスト「「幸せ」だと伝えて」にも、彼の影が描かれている。
- スーパーカービィハンターズ
- スタンプとして登場。また、「極超:スーパーラストバトルEX」クリアでプププ王国のじょうかまちに現れる。
- 星のカービィ Wii デラックス
- 素顔の姿がなりきりおめんとして登場。わいわいマホロアランドのスタンプラリーNo.46の報酬。
星のカービィ公式ツイッターでのハイネス[]
2018年3月16日の投稿で描かれている。2018年10月31日の投稿では、ミイラの仮装をしている。 2018年12月31日の投稿では、マフラーを巻いているがそれでもなお寒そうにしている。2019年12月31日の投稿では、プププ歌合戦のステージに立つ三魔官を三つのペンライトで応援していた。2021年3月16日の投稿では、ザン・パルルティザーヌと手をつないで他の二人の三魔官の元へ駆け寄っている。
使用技[]
第1形態[]
フードをかぶった状態。あまり動き回らない。体力を0に近い状態まで減らすと第2形態に移行。
- ジャマ
- 小さな弾を2発同時に放物線に近い形で投げる。攻撃で壊したり吸い込んだり掴んだりできる。第2形態では一度に放つ数が3発に増えている。強化版では2発を2セット投げる。
- ウンジャマ
- 大きな弾を1発放つ。追尾性能がある。ジャマ同様、攻撃で壊したり吸い込んだり掴んだりできるが、その耐久性が高く、吸い込むのにも時間がかかる。第2形態・強化版ではその弾がさらに大きなものとなる。
- ジャママジャーマ
- ハイネスを中心にして、真上にジャマハルダマークが出現し、そこから斜め左右へと放射状にたくさんのヤリを一度に落とす。攻撃で壊したり吸い込んだりできる。第2形態では、ハイネスの真上だけでなく、左右の斜め上にマークが出現することがあり、連続で繰り出されることもある。
- メラガバリカ・マッデム
- 画面中央に移動。地面からマグマの柱を左右に2本ずつ噴き上がらせ、その後自身の真下に、地面に電撃の広がる雷を落とし、左右に電撃を1個ずつ流す。第2形態では火柱が3本、左右への電撃が3個ずつとなる。強化版では、画面中央で火柱を3本ずつ・左右に流れる電撃を3個ずつ放つパターンの他に、画面の左右どちらか火柱を2本ずつあげるパターンがある。攻撃後の赤い星、緑の星をコピーするとそれぞれファイア、プラズマ能力になる。
- ブリザ・ハローア
- 空中に紋章であるジャマハルダマークを4、5個配置し、そこから冷気を放つ。紋章は炎属性の攻撃で壊せる。攻撃後の水色の星を吸い込むとアイスをコピーできる。強化版は連続で繰り出す。
第2形態[]
フードが外れ素顔を露呈し、叫ぶ。その後三魔官を召喚し、意識が無くなるまでエネルギーを吸収し(エネルギーを吸収された後の三魔官は黒く変色)、減った体力を回復する。三魔官をデク人形のように使って攻撃する。戦いが長引くと第1形態の技の一部も発動位置を変えて使用する。
- デクふらし
- 三魔官をフラン・キッス→フラン・ルージュ→ザン・パルルティザーヌの順に飛ばす。着弾点の左右には各属性を反映した岩が残る(かなり耐久力がある)。属性効果を消して岩を飲み込むとストーン能力。属性効果を消さない場合はそれぞれアイス・ファイア・プラズマがコピーできる。
- デクバット
- 三魔官をバットのように振り回し、最後に大きく振りかぶって地面に叩きつける。叩きつけた場所の左右の地面に各属性の影響が残る。後半戦および強化版では、一度に振り回す回数が減り、短時間で叩きつけを行い、複数の三魔官を取り替えながら攻撃するようになる。
- デクころがり
- 三魔官とフレンズころがりのような攻撃をする。合体した時に右にいれば左に、左にいれば右に転がり始める。この間防御力があがる。地面だけでなく壁や天井も移動し、強化版では壁や天井から斜めに落下するパターンの移動もある。最後に三魔官を左下・真ん中下・右下へと一度に飛ばし、しばらくハイネスが怯む。三魔官の着弾点は各色の星が出現する。ころがり中は小さいキャラなら左下・右下が安置。モーションがファッティバッファー EXのローリングタックルに類似している。
- いけにえのかご
- 三魔官を使って身を隠し、時々身を乗り出してジャマやウンジャマを放ってくる。身を隠している間は攻撃を受け付けないが、身を乗り出している間に一定量のダメージを与えることで技を解除させてしばらくハイネスを怯ませることができる。強化版ではウンジャマの直後に短時間でジャマを放つようになる。
セリフ[]
セリフについては「星のカービィ スターアライズ/セリフ集」を参照。
固有戦闘BGM[]
- 第1形態
- 第2形態
スペシャルページの説明文[]
- 星のカービィ スターアライズ
-
- 第1形態
- 自らが あがめる、破壊の神を よみがえらせようと
- たくらむ男。だが ぎしきに 失敗し、銀河中に
- 闇のパワーを ふりまいてしまう。そして今、
- 全ての闇が ふういんの祭だん にあつまろうとしている。
- フレンズたちよ、破壊の神のふっかつを そし するのだ!
- 第1形態(The アルティメットチョイス)
- ハイネスは まだ 完全に ふういんをとく すべを
- 会とく できては いなかった。 ニルについて 書かれた
- とされる 伝説の書には、かつて4人の英雄が
- 闇を生み出し 続けていた ニルの始そを、4本の
- 心のヤリで ふういんした、としか 書かれていない。
- その後、かれらは どこへ 消えてしまったの だろうか。
- 第2形態
- コンプレックスであった す顔を ろてい して、
- ハイネスの 狂らんの おどりが はじまった! 意しきの
- ない 三魔官シスターズを まるで デク人形のように
- あつかう すがたは、正気のさたとは 思えない。この
- 悪夢のような 戦いを おわらせ、全てを...すくうんだ!
- 第2形態(The アルティメットチョイス)
- ジャマハローア=こんにちわ ジャマッデム=はらがたつ
- ジャマサラーバ=さようなら ジャマカッシャ=ありがとう
- ンジャ?=なんだって? マジュ=また ウン=とても
- ジャグ=すぐ ジャワス=わすれる ジャゴメーナ=ごめんなさい
- 「ザン・パルル、マジュ ジャグジャワス、ウン ジャゴメーナ!」
- (意味:ザン・パルル、また すぐわすれちゃって、すっごく ごめんね!)
ハイネスを描いた漫画家・イラストレーター[]
- ※描いた人物が判明している物だけ載せています。
作者 | 画像 | 掲載作品 | 一人称 | 備考 |
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南条アキマサ | ![]() |
星のカービィ キラキラ★プププワールド | 本編には登場せずに『DX』の扉絵のみの登場。 | |
ダイナミック太郎 | ![]() ![]() |
星のカービィ 今日もまんまる日記! | われ | |
武内いぶき | ![]() |
星のカービィ 〜まんぷくプププファンタジー〜 | わたし | 素顔を晒した状態で登場し、フードは付けなかった。 |
苅野タウ・ぽと | ![]() ![]() |
星のカービィ (高瀬美恵) |
他言語での名称[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
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英語 | Hyness |
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中国語 | 海內司 |
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余談[]
- 『星のカービィ』シリーズのゲームで死という言葉を直接的に使ったのはハイネスが初。死という言葉だけならSDXのメタナイトの「…しにぞこないどもめ。かってにするがよい」と大王の逆襲・チーム・DDDにおけるセルフパロディもある。また、シリーズ全般で見ればアニメ版の第61話でのコックカワサキの「死んだんじゃないの〜」などもある。
- ハイネスの声優である千葉繁はアニメ『ポプテピピック』の第2話で「0% 0% 0%」のネタを演じており、カービィ関連としてネタにされることも多い。
- 2019年4月1日にエイプリルフールネタとして制作された『四角のカービィ スターアライズ』『毛糸のカービィ シカクプラス』の公式サイトにおいて、「ドッキリ」と書かれた看板を持ったハイネス (素顔の姿) が登場していた。
- 雑誌『Nintendo DREAM』2018年6月号のインタビューのp26によると、ハイネスの素顔が露わになる展開は、これまでもカービィシリーズにもいた黒くて顔が分からないキャラの顔が明かされたらどんな顔があるのか、と考えたことが発端。過去に登場したキャラクターの素顔を明かすのも驚きがあるが、それは隠しておいた方が面白いということで、新キャラであるハイネスの役目だなとなり、ハイネスが、どんな種族で、どんなことを考えて闇の心を育んできたのかという、過去のバックボーンを想像させるような姿を考えたとのこと。
脚注[]
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以上でネタバレ部分は終了です。 |
関連記事[]
- 星のカービィ スターアライズ
- 三魔官
- エンデ・ニル
- ダークサイドハイネス
- ハルカンドラ - ニルがハルカンドラにあったマスタークラウンのようなものを取り出したり、高速でのセリフの内容の一部から関連が疑われる。
- マホロア - 耳の形や色から関連を疑われるが不明。
- ダークマター族 - 闇の物質を崇めているということや、ニルの一部の技から関連が疑われる。