
シアターの間で見られたアニメのあらすじ紹介

シアターの間で見られたアニメの表紙
『ドキッ! かたづけられない女』( - おんな)はアニメ『星のカービィ』の第81話のサブタイトルである。初回放送日は2003年5月10日、初回放送の視聴率は5.6%[1]。
登場人物[]
- メインキャラクター
ほか
登場したコピー能力[]
あらすじ[]
デデデ城の玉座はその日、ひどいゴミの散らかりようであった。それはテレビを見ながら食事をしていたデデデの出したゴミ。仕方なくエスカルゴンの指示でワドルディたちに部屋の掃除をさせるが、片付け終えれた結果ゴミ袋が大量に嵩んでしまい、住民の抗議を恐れて適当に廃棄もできず、処分先に困る。そこでデデデは、デリバリーシステムを使ってホーリーナイトメア社へとゴミを送りつけることを思いつく。送りつけられた大量のゴミに困惑するカスタマーサービスだったが、客の要望ということで強気に出ることができなかった。
一方、ププビレッジではその頃、ブンとカービィが部屋に散らかしたおもちゃの片付けを放って外へボール遊びに行く。その拍子にボールが民家の窓ガラスを割ってしまう事故をたびたび起こすが、それらの民家の部屋はよく見るとゴミの散らかり方がことごとく酷いものであった。やがて騒動はフームの目にも留まるが、片づけをきちんとしていたはずのボルン夫妻の家までもが同様だったのを見て、「片付けられない症候群」であることを指摘するフーム。ボルン夫妻の家の事情は、ボルン署長が落し物の拾得物を警察署には置いておきたくない理由で自宅へと持ち帰っていたのが原因だったのだが、それがサトにとってはプレッシャーだったのである。
しかもこの時、運の悪いことに拾得物を取りに来たデデデに散らかっている現場を見られてしまう。特ダネを手に入れたと喜ぶデデデ&エスカルゴンは、早速チャンネルDDDで「散らかっているお宅拝見」という番組を作り、村中の評判を地に落とそうと企む。取材させられたボルン夫妻の評判はフームの説得によってどうにか保たれたが、多くの村人が自宅の中を散らかしていることに変わりなく、さらなる追及の手を伸ばそうとするデデデの前に住民たちは悲鳴をあげて逃げる。
だが、悲鳴だったはずの住民の声は、いつの間にか野次馬のざわめきへと変わっていた。見ると、デデデ城の全ての城壁からあふれんばかりのゴミ袋の山が飛び出してきている。誰の家と比べても桁外れのこのゴミの山は、デデデに押し付けられたゴミの処分に困り果てたホーリーナイトメア社が最終的に送り返してきたものだった。しかも、魔獣ダストンもセットで、それもデデデが捨てたもの以外のゴミまで一緒に。
魔獣ダストンはデデデ城内に飽き足らず、外へと飛び出してププビレッジ中に残ったゴミを吐き散らかし始めた。このままでは村中がゴミで埋め尽くされてしまうが、さすがのカービィとてゴミは吸い込みなどするはずもない。まして相手は魔獣、カービィは特に執拗に狙われ、とうとう逃げ道を失ってしまう。そんな絶体絶命のピンチを救ってくれたのはメタナイト卿であった。投げつけられた箒を吸い込み、クリーンカービィへと変身する。
攻撃をはじき返すカービィの前に、ダストンはついに全てのゴミを吐き尽くしたことで唯一の攻撃手段を失い、カービィに倒された。カービィはそのまま村中に吐き散らかされたゴミも一掃する。最後にボルン夫妻の自宅に溜まっていたゴミも取り除き、これによりサトは片付けられない症候群の原因だった心の傷も癒えた。
だが、テレビを悪用して村の住民に片付けられない症候群の汚名を着せようとしたデデデの城の清掃までやってくれるはずもなく、汚名が自分に着せられたくないデデデは城に散らかったゴミの山をしぶしぶ掃除するのだった。
次回予告の台詞[]
フーム(以下フ)&サト(以下サ)&カービィ(以下カ):(フ)専業主婦って大変なのよね~。お料理やお洗濯やお買い物もだけど、なんといっても面倒なのは、お掃除。私なんかいうも散らかしちゃってカービィにも笑われる。その点サトさんは綺麗好きでいいわね。(サ)ん、まあ。あッはははは…。(フ)なーんか気になる笑いね…。(カ)ポ~ヨ~?
海外でのサブタイトル[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
---|---|---|
英語 | A Trashy Tale |
ゴミ物語[2] |
備考[]
- 片付けられない症候群を風刺している。
- 作中で、ボルン夫妻が第59話『最強番組、直撃! 晩ごはん』で、自宅の庭でデデデに食事をもてなすシーンの回想があり、フームが「あのとき二人は庭にいた、家の中もきちんとしていたかどうか、誰も見てないわ」と言っているが、第59話『最強番組、直撃! 晩ごはん』の序盤でカービィがボルン夫妻の夕食をご馳走になる場面をデデデとエスカルゴンがスパイホッパーで見たとき、ボルン夫妻が食事をしていた部屋は散らかっていなかったので、サトが片付けられない女になったのはそれ以降だと思われる。
- また、公式サイトの質問コーナーで「実はボルン所長の家には大変な秘密が隠されているんです。」という解答があることから、本話の放送前に片付けられない女の設定は存在していたと思われる。
名台詞・迷台詞[]
- エスカルゴンの発言に対して「どこかの空き地に捨てればいいゾイ」(デデデ)
- 「デリバリーシステムでゴミを捨てるとはワシも頭が良いゾイ」(デデデ) 「分別しなくてもいいから助かるでゲスな!」(エスカルゴン) 「究極のゴミ捨て場ゾイ!」(デデデ)
- 「信じられないけど…多分片付けられない症候群ね…」(フーム)
- 「お前(コックカワサキ)の所が片付いているのは、カービィが残り物を食べちゃうからだろ?」(ガス) 「生ゴミなんか出るわけないよな」(ガング)
- 「こんな汚いゴミ屋敷に住んでて、大人として恥ずかしくないかゾーイ?」(デデデ)
- 「人間失格でゲス」(エスカルゴン)
- 「ごみんなさ~い」(ダストン) - ほとんどこればかり言っている
- 「カスタマーめ…ワシの出したゴミ以外も押し付けてきやがったゾイ」(デデデ)
- 「カービィでも…」(ブン) 「ゴミは吸い込みたくないわよね〜…」(フーム)
- 「カービィめが魔獣をやっつけないから、我が麗しのプププランドが汚らわしいペペペランドになってしまうゾイ」(デデデ)
- 「放棄(箒)したいゾイ」(デデデ)