
シアターの間で見られたアニメのあらすじ紹介

シアターの間で見られたアニメの表紙
“ | カービィが真に怒る時、それは宇宙の正義が踏みにじられた時だ | ” |
—メタナイト卿のセリフ |
『デビル・カービィ!』はアニメ『星のカービィ』の第95話のサブタイトルである。初回放送日は2003年8月16日、初回放送の視聴率は3.0%(全100話中、最低視聴率タイ記録(第64話『新春! カービィ・クイズショー』と同率))[1]。
登場人物[]
- メインキャラクター
ほか
登場したコピー能力[]
あらすじ[]
カービィは蝶々と遊んでいたところ、不思議なカエルを見つけて眺めていた。フームとブンがやって来てハナの手伝いをしてくれたらご馳走をしてくれると言う話を持ちかけた。カービィは何の返事もなかったが、二人に着いて行き、その一瞬カービィの目付きが悪くなった。
村長の家でお手伝いをしていたフーム達。ハナが洗濯物を干すのを手伝ってほしいと言ったが、カービィはハナの洗濯物を散らかし更に彼女を襲った。しかしフームとブンはその話を信じなかった。
キュリオの骨董品を壊す。コンビニを荒らすなどカービィがやったと言う。フームはカービィがそのようなことはしないから何かの間違いと言う。 一方カービィはスプレー缶で落書きしたり、水晶玉を壊すなどをしていた。
多くの被害者からはカービィがやったと言う。ブンはこの様子を見て本当だと確信する。フームはそれでもなお信じなかったが、村長の車を奪って暴走運転をするカービィを見て驚き、呼びかけたがその呼びかけにも聞かず、カービィはガソリンスタンドの放火などの悪事をした。
カワサキの店の厨房を荒らし、さらにカワサキを襲ってしまう。目付きは赤いツリ目と凶悪な笑みを覗かせるようになり、もはや元の面影を残していなかった。カワサキの店で悪行を繰り返しているカービィ。
噂を聞きつけたデデデがやって来て、カービィの悪事を見て認めないデデデはカービィに歯向かおうとするが呆然として、エスカルゴンも隠れる。村人は悪さをするカービィを何とかしてくれとデデデに言うが、デデデはカービィが悪さをするなんて信じられないと答える。カービィはガスコンロを投げて店を放火した。フームは再度カービィに呼びかけているが、やはり聞いてくれなかった。
カービィはデデデの車を奪ってデデデ達を襲った。さらにはププビレッジ警察署を巻き込んでデデデの車も破壊され燃やされてしまう。
こうして村人達はカービィを「悪魔」と恐れ、屋内に閉じ籠ってしまった。
その頃、悪の独裁者としてカービィに張り合おうとするデデデはカスタマーサービスに詰め寄っていた。カスタマー曰く、カービィが凶暴化したのはデデデが注文した後に逃げ出した魔獣「デビルフロッグ」がカービィに憑依した影響であるとのこと。
柱の裏で話を聞いていたフーム・ブン・メタナイトはカービィからデビルフロッグを追い出すためその場を後にした。そこでカスタマーはデデデにデビルフロッグ諸共カービィを葬るために魔獣「ヘビーアナコンダー」を勧め、デデデはヘビー・アナコンダーを注文した。
ワドルドゥがやって来てカービィがデデデ城に襲撃してきたと知らせた。カービィはワドルディ達まで襲っていた。カービィの悪行を認めないデデデはガムテープでデビルフロッグを取り戻そうとカービィに立ち向かうがやられてしまう。
フーム達も現場に駆けつけてフームの強い呼びかけでカービィからデビルフロッグが一瞬だけ分離して正気に戻ったが、すぐにカービィに憑依してカービィは再び暴れ始めた。その様子を見たメタナイトはカービィはまだ完全に支配されているわけではない無垢なカービィの支配は、至難の業と見抜く。フームは必死に呼び掛けて分離させた。
その隙にデデデが自分にデビルフロッグを取り憑かせてデビルデデデに変身し、カービィを追い詰めるがそこに丁度ヘビー・アナコンダーが現れ、それを忘れてたデデデはデビルフロッグ諸共丸呑みにしてしまう。
メタナイト達の協力でファイアをコピーしたカービィはヘビーアナコンダーを撃破し、デデデは無事生還。フーム達は事件の元凶であるデデデ達への怒りを露わにしたが、メタナイトが諫めた。「カービィが真に怒る時、それは宇宙の正義が踏みにじられた時だ」と。
次回予告の台詞[]
フーム:カービィが悪魔みたいになって、すっごく悪いことしてるって噂が村中に広がってる。へへっ。番組が長ーく続くとよくある話よね。偽カービィが悪いことして、本物のカービィのせいにするお決まりのストーリー。でも星のカービィはまだそんな段階じゃないはず…。みんな、次は絶対にチェックね!?
海外でのサブタイトル[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
---|---|---|
英語 | Frog Wild |
目の色カエル[2] |
備考[]
- ポップスター(ププビレッジ)に魔獣が現れたのは、本話が最後である。
- 「カービィが悪さをする」という話は第37話でデデデ達が作った嘘のニュースの話があったが、今回は皮肉にも本当に現実となってしまった。
- 後の『星のカービィ スターアライズ』ではゲームモード「The アルティメットチョイス」の最高難易度「魂が飛び出る辛さ」選択時のカービィの表情はこの話でのデビルカービィに酷似している。また通常のボスとして登場するデデデ大王の後半戦はデビルデデデを思わせる姿をしている。
名台詞・迷台詞[]
- カービィが水晶玉を蹴飛ばし割ったことに対して「何すんじゃああ!?」(メーベル)- このときの作画はムンクの『叫び』のパロディ
- カービィの噂を聞いて「悪さは偉大なる大王さまであるこのワシの特権ぞい」(デデデ)
- 「陛下なんぞセコいただのお人好しのチンピラ、ノーテンキなボウフラ、アホ丸出しのフーセンオヤジで…アウチ!」(エスカルゴン) - 台詞の最後に殴られる
- 「今日も〜暮れゆく〜無人の〜店に〜」(コックカワサキ) - 軍歌『異国の丘』の替え歌。また、歌いながら調理器具でお手玉している
- 「これは夢かぞーい?」(デデデ)
- 「カービィなんかに負けてたまるかぞい!」(デデデ) - エスカルゴンに「はい?何考えてんの?」と言われている
- 「無理だあんなに凶暴化した悪魔を止めるなんて」(ボルン)
- 「わしはカービィがこんな悪さをするなんて、信じられんのだぞーい!」(デデデ)→「そう! 何かあるに決まってる!」(フーム)
- 「あんなピンクボールに悪さができるはずがない!」(デデデ)
- 車を奪ったカービィに対して「無免許運転!」(エスカルゴン)
- 「それじゃ悪徳サラ金でゲス!」(エスカルゴン)
- 「これでわしは前人未到、最強最悪の悪党ぞい」(デビルデデデ)
- 「なんと愚かな」(メタナイト卿)
- 「自業自得とはこの事か…」(メタナイト卿)
エンディング前のムービー[]
デデデがバスケの要領でカービィをシュートするが、ゴールから落ちてきたのはカービィではなく爆弾。デデデは爆発に巻き込まれてしまう。