ダークマター族[1]は、『星のカービィ』シリーズに登場する種族。
概要[]
『星のカービィ』シリーズにおける悪役であり、ラスボスとして登場する事が多い。黒い雲を拠点として星を侵略する他、ダークマターとリアルダークマターは生物に憑依する能力を持つ。グーイはカービィのようにコピー能力が使える。
ダークマター族とされているキャラクター[]
公式から正式にダークマター族と明言されているキャラクターは以下の4体である。
- ダークマター - 主に剣士形態と球体形態の2種類の姿を持つ。
- リアルダークマター - 『星のカービィ2』におけるダークマターの真の姿。
- ゼロ - ダークマター族の親玉。
- グーイ - 悪意を持たず、カービィの仲間として登場。
ダークマター族と類似、関連が示唆されるキャラクター[]
以下のキャラクターはダークマター族であるという公式発表がないが、姿形や能力などにダークマター族と関連性を見出され、多くがラスボスとして登場している。
- ブロッブ - 海外版『星のカービィ2』に登場する女性版グーイのようなキャラだが、グーイとの関係は不明。正式名称も定かでなく、海外のゲーム雑誌及びファンの呼称で主にブロッブと呼ばれている。
- ミニダークマター - ゼロの体から繰り出される小さいダークマターであるため、ほぼ確定的にダークマター族と言える。
- エヌゼット - リップルスター・ステージ3で暗い天井から現れる、ファイナルスターで唯一のザコ敵など関連性を示唆する描写がある。
- ダーク・リムル、ダーク・リムラ、ダーク・リムロ - ゲーム中で生物に憑依している。
- ミラクルマター - リップルスターを黒い雲で包んだと思われる。
- 0²(ゼロ・ツー) - ゼロと酷似した見た目や関連性を疑われる名前を持つ。
『64』の敵陣営に当たるキャラクターに関しては、北米版では公式でDark Matterとして扱われていたことがある[2]が、国内版ではほとんど触れられておらず、ゼロ・ツーと後述のダークゼロのみ「星のカービィ プププ大全」にて「その正体や関連性ははっきりとしていない」と説明されている[1]。
- ダークマインド - "mind(マインド)"は"matter(マター)"の対義語である。
- ダークゼロ - ゲーム中で生物に憑依しており、名前からダークマターともゼロとも関連性を疑われるが関連性ははっきりとしていない。
- ダーククラフター - 同上。登場時はカラフルな体をしているが、ダメージを与えていくと色を奪う前の本来の姿と思われる黒色が露わになっていく。
- クローン剣士ダークマター - 星の夢に入力されていたデータから人工的に作られたダークマターのクローン。本人との相違点はいくつか見られるが、クローンデデデなどと同じく本人の細胞からデータを採取したものと思われる。
- エンデ・ニル - 闇の物質を崇めているという一族のハイネスに復活され、ソウル版のスペシャルページで闇の物質に生まれたと語られている。その上天使形態ではゼロ・ツーに似た羽を見せ、最終コアはゼロ・ツーに似た表情、ミラクルマターを彷彿とさせる技、球体ダークマターに酷似した姿を見せる。さらに最終的な強化版のニルは、ダークマインドに酷似した技を使い、球体ダークマターの姿の時にゼロのような色合いになる。
登場作品[]
- 星のカービィ2
- グーイとダークマターとリアルダークマターが登場。ダークマター族の初登場作品。
- 星のカービィ3
- グーイとダークマターとゼロが登場。
- 星のカービィ64
- 本人ではないが、ダーク・リムラに取り憑かれたアドレーヌ戦で球体のダークマターが描かれる。
- 星のカービィ 参上! ドロッチェ団
- 収集要素であるコレクションアイテムのグラフィックピースで見られるイラストに剣士姿のものが見られる。
- 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
- サブゲーム「タッチ! 刹那のカルタ取り」のカルタの絵柄の1つとして剣士姿のダークマターが登場。
- あつめて! カービィ
- サブゲームのカービィマスターにダークマターが登場。最初は剣士姿だが、倒すと球体姿になる。
- 星のカービィ トリプルデラックス
- 収集要素のキーホルダーで『2』の剣士姿と『3』の球体姿のダークマターが登場。
- 星のカービィ ロボボプラネット
- ダークマターの細胞を基にして生まれたクローン剣士ダークマターが登場。
- また、収集要素のステッカーで『2』の剣士姿と『3』の球体姿のダークマターとゼロ、グーイが登場。
- みんなで! カービィハンターズZ、スーパーカービィハンターズ
- ヒーローソードのぶきとぼうぐとして「魔剣ダークマター」「魔装ダークマター」が登場。
- 『Sカビハン』ではクエストの進行が進むとじょうかまちの背景にグーイが居座るようになる。
- 星のカービィ スターアライズ
- ドリームフレンズ及びそれに伴い追加されたストーンの変身バリエーションの1つとしてグーイが登場。
- また、収集要素のイラストピースを集めると見られるメモリアルイラストの「くものうえドリーム」と「星空のいたずらパニック」にはグーイが、「バッドボスブラザーズ」には剣士姿のダークマターとゼロが描かれている。
- カービィファイターズ2
- バディ及びプレイアブルキャラクターとしてグーイが登場。
- カービィのグルメフェス
- 収集要素のキャラおかしとして『2』の剣士姿と『3』の球体姿のダークマター、ゼロが登場。
- 星のカービィ Wii デラックス
- 収集要素のなりきりおめんとして『3』のゼロ、グーイおよびマターもどきのグーイ、更に『ロボプラ』のクローン剣士ダークマターが登場。クローン剣士ダークマターのおめんではボイス代わりに『2』でのダークマター関連の効果音が使われている。
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX
- フィギュアとしてグーイが登場。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- スピリットとしてグーイと剣士姿のダークマターが登場。
脚注[]
- ^ a b 「星のカービィ プププ大全」p.21
- ^ 北米任天堂公式サイト-Kirby 64: The Crystal Shards(アーカイブ)より"Kirby's first 3-D adventure is also his Nintendo 64 debut, and it finds the always-versatile hero battling a new enemy called Dark Matter. Dark Matter is after a distant land's powerful crystal, but a young fairy named Ribbon attempts to save it by escaping with the gem to Dream Land. " (一部抜粋)
関連項目[]
- 星のカービィ2
- 星のカービィ3
- グーイ、ダークマター、リアルダークマター、ゼロ
- ネクロディアス - 黒い雲のような体を持ち、ドクロの口の中には大きな単眼がある。
- マスタークラウン - マホロアが被ってから、その見た目が単眼をデザインしたものになる。さらに、これの力で暴走したマホロア第二形態及びその強化版マホロア ソウルは口の中に単眼を覗かせる。
- クィン・セクトニア - 生物に寄生する能力を持つ点でダークマター族に似る。
- ブラックデデデ、キングD・マインド - ダークマターに取り憑かれた時のデデデのような腹を牙にする攻撃を使う。後者についてはダークマインドの意匠が見られ、それを基にした技も使う。
- ハイネス - 闇の物質を崇めているらしいが関連は不明。
- カービィ - エンデ・ニル及びソウル オブ ニル、ニルを通して間接的に関連を示唆されている。