カービィWiki
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スペシャルページとは、カービィシリーズの用語。類似のシステムについても解説する。

Cut ネタバレ注意: 以降の記述でゲーム・アニメなどに関する核心部分などの、ネタバレ要素が記述されている可能性がありますので注意してください。(読み飛ばす

概要[]

システムとして初登場したのは『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』。『タッチ! カービィ』にもこのシステムの前身のような説明文がある。特定のボスとの戦闘中、通常は所持しているコピー能力の説明文が書かれるポーズ画面に追加される、ボス固有の説明文のこと。 『USDX』では3行程度の短い文章であったが、作品を追うごとに長くなっていき、文体についても地の文だけでなく、セリフの入ったものやモノローグの形式になっているもの、曲の歌詞など多様化していった。

「間口が広く、奥深い」カービィらしい要素の一つとして考えられたシステム[1]で、『Wii』以降については熊崎信也が全て書いていることが明言されている。ポーズ画面で物語の背景を語る形を取ることで、純粋にアクションを楽しみたい人の邪魔にはならず、ストーリーも楽しみたい人は戦いの真っ只中で真実を知ることで、驚きと緊張が入り混じる戦いとなるという演出が為されるようになった[2][3]

各作品におけるスペシャルページ[]

星のカービィ 夢の泉の物語星のカービィ スーパーデラックス星のカービィ 夢の泉デラックス
あくまでも能力説明文の一環としてだが、それぞれスターロッド及びスターシップの説明文が最終決戦を踏まえた内容となっており、スペシャルページの前身のようなものとも言える。
タッチ! カービィ
サブゲームドロシア戦でポーズ画面を開くと、専用の説明文が見られる。
星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
同作のマルク戦が初出。その他、飛行砲台カブーラー真 格闘王への道で四天王であるボスにのみ存在する。
星のカービィ Wii
スペシャルページという名称の初出。「白熱! ボスバトル」以外の曲が流れる大ボス(ローア&マホロア除く)に存在するほか、格闘王への道真 格闘王への道には固有のスペシャルページが存在する。通常版とEX版ではスペシャルページが変化する。
星のカービィ トリプルデラックス
今作から、原則全ての大ボスに用意されるようになった。また、形態変化で説明文が変わるボスが増えた上、核心的な設定にスペシャルページで触れられることも多くなっていく。通常とDXで説明が変わるほか、格闘王系列に加え、カービィファイターズ!にもある。
カービィファイターズZ
作品そのもののスペシャルページがある他、「ひとりで」モードのボスに存在。めちゃむずとそれ以外の難易度で内容が変化する。
星のカービィ ロボボプラネット
エリアボス以外に鉄巨兵ギガヴォルト系列やンギュア基地系列にも存在。通常とRe:で変化し、かちぬきボスバトル真 かちぬきボスバトルにも続投。また『みんなで! カービィハンターズ』ではスペシャルページはないものの、各ボスごとに固有の説明文が充てられている。
みんなで! カービィハンターズZ/スーパーカービィハンターズ
スペシャルページはないが、ボスごとの説明文が『ロボプラ』同様に存在。ランク違いの同一ボスがいる場合、ランクによって説明文も変化する。さらに一部のボスは、クエストに挑むまで正体が不明であるため、その前後でも変化する。
星のカービィ スターアライズ
全大ボスに存在するほか、星の〇〇〇〇The アルティメットチョイスアナザーディメンションヒーローズにも固有のスペシャルページが存在する。一部のボスはThe アルティメットチョイスでのみ文章が変化する。
カービィファイターズ2
「ひとりで」「ストーリーモード」の全てのボス及び、「ひとりで」「ストーリーモード」にはそれぞれ固有のスペシャルページが存在する。ひとりでの難易度やストーリーの階層に応じて複数のスペシャルページを持つボスと、持たないボスがいる。
星のカービィ ディスカバリー
ポーズ画面が一新されたことでスペシャルページも廃止されたが、ガチャルポンがその役割を引き継いでいる。この変更の経緯についてはガチャルポンの記事に詳しい。
ガチャルポンの説明文をスペシャルページの派生と仮定した場合、大ボスはおろか中ボスや新登場のザコ敵にも説明文があるため、スペシャルページの数が歴代最多となっている。
星のカービィ Wii デラックス
スフィアローパーや『Wii』原作でスペシャルページがなかった大ボスにも導入されている。通常とEXで変わる仕様はもちろん、原作にスペシャルページがあったボスやモードの文章も一部変更されている。なお、通常版のマホロアの説明文は原作同様形態変化しても変化しない。
マホロアエピローグ初出のボスにも当然全て存在し、マホロアエピローグそのもののスペシャルページもある。また、マスタークラウンと強化版マホロア ソウルには形態変化と共にスペシャルページが変化する仕様が搭載されている。
後から見返せる大百科を作ったり、『ディスカバリー』のようにフィギュアに説明文を付ける方法も検討されたが、最終的には原作を尊重。ボスと戦っている最中にその真実となる情報が明らかになり、それによって心を揺さぶる原作の風合いを残している[4]

余談[]

  • 熊崎信也がスペシャルページを書く早さは、他の開発メンバーを待たせないためということもあり、相当早いらしく『WiiDX』では原作にスペシャルページがなかったボスについても用意して欲しいという相談を受け、1時間以内あるいはもっと早く書き上げてきたという[4]

脚注[]

  1. ^ 『星のカービィ スターアライズ』ゲームニュース 第11回
  2. ^ Miiverse - イシダ's post | Nintendo (archive.org)
  3. ^ 本日でカービィは30周年!『星のカービィ ディスカバリー』の仕事 ゼネラルディレクター編
  4. ^ a b 「Nintendo Dream 2023年5月号」

Cut 以上でネタバレ部分は終了です。
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