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この記事は用語としての「ゴールゲーム」について書かれています。
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ゴールゲームは、カービィがステージなどをクリアした時にプレイすることが出来るミニゲーム。
概要[]
ゴールゲームの内容は作品によって異なるが、ほとんどが1つのボタンで出来て、その押すタイミングが重要なものである。ゴールゲームの結果によって、スコア・アイテムなどがもらえたりする。
シリーズではおなじみの要素の1つであり、特に本編作品では『初代』と『ディスカバリー』以外の全ての作品で何らかの形で登場している。
各作品におけるゴールゲーム[]
- 星のカービィ 夢の泉の物語 / 星のカービィ 夢の泉デラックス
- 下にあるジャンプ台を踏み台にし、ボタンを押してジャンプする。押す時の台の高さが低いほど高く飛ぶ。着地した所によってもらえるスコアが変わり、一番上だと1UPがもらえる。また、FC版・GBA版ともに、7→6→…→2→1の順に着地すると30UPが手に入る(3Dクラシックスでは不可能[1])。
- 7に着地した際に「PUSH A!」という看板を掲げたカービィが登場するが、3Dクラシックスではキーコンフィグがあることを考慮して「PRESS BUTTON」に変更されている。
- サウンドトラックに収録されている「カービィ・メドレー」の歌詞中にある、雲でボヨヨンとはおそらくこのゴールゲームのこと[2]。また、3Dクラシックスではジャンピングボーナスという名称がついている[3]。
- 星のカービィ2
- 名称はジャンピングボーナス[4]。『夢の泉の物語』と同じく、雲を踏み台にしてジャンプする。スコアの代わりに、敵や回復アイテム、1UPが置かれている。下から、ブロントバート→ブルームハッター→ワドルディ→元気ドリンク→星のかけら→マキシムトマト→1UP。
- また、雲に着地する前までに↑↓↑Aと入力すると、強制的に一番上まで跳ぶことが出来る。
- 星のカービィ スーパーデラックス / 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
- 「白き翼ダイナブレイド」にのみ存在する。名称はボーナスチャンス[5]。カービィが大砲に入って発射し、敵を倒していく。ゲージがたまっているほど飛距離が伸びて、発射してから着地した距離によりスコアや1UPがもらえる。最大3UP。ヘルパーが2Pのときは、ヘルパーも別に飛距離を決めることができる。
- 星のカービィ3
- カービィが立ち幅跳びをし、着地した所にあるアイテムを取る。ボタンを押したときのカービィの構えにより、飛距離が変わる。2Pプレイ時はグーイも参加できる。
- また、MG5を全問正解でクリアすればオプションから「ジャンピング」を遊べるようになる。こちらはゴールゲームのアイテム群を差し替え、連続で挑戦していくミニゲーム。
- 余談だが、ジャンプする前の動きは「のびのび運動」でリラックスしているもの。
- 星のカービィ64
- Aボタンで向き・飛距離を決めてシートの上にあるアイテムを取る。着地地点によってはアイテムが取れないこともある。アイテムの中にはカードがあり、コレクションにすることが出来る。
- 『スタアラ』におけるフレンズ能力のピクニッカペインターの元ネタでもある。
- 星のカービィ 鏡の大迷宮
- ゴールトビラに相当する鏡があり、そこからゴールゲームに突入。十字キーでワープスターに乗ったカービィを動かし、次々に上から流れてくるアイテムを取る。重いブロックにぶつかると少しの間動けなくなる。
- また、ダークマインドとの最終決戦ではこのフィールドで縦シューティングの戦闘が行われる。
- タッチ! カービィ
- タッチダッシュとインク量が限られたラインを使い、出来るだけ遠くに飛ぶ。ポイントスターがもらえ、着地地点が遠いほど多くもらえる(100cmごとに10個。ただし、100cm未満の場合1個、3300cm以上の場合900個)。最大3319cm。全キャラクターボールでストーリーをクリアすると、モードセレクトから自由に遊べる。この方法で遊ぶときは、1500cm地点にメダルがある。
- ステージの床に「ダッシュ!ジャンプ」という表記があるが、モードセレクトでの表記や曲名は「ゴールゲーム」である[6]。
- 海外版では単位がcmではなくインチ(in)になっている(記録自体は同じ(例えば100cmなら海外版は100in))[7]。
- スタートから何もせずに放置した時の記録は以下の通り。
- 任天堂公式ガイドブック記載の任天堂公式記録はカービィボールで3313cm。
- 星のカービィ 参上! ドロッチェ団
- 8方向に回るふっとばし大砲に入り、ボタンを押すと発射する。飛んだ向きにあるアイテムが取れる。
- このゴールゲームには全部で4つの条件があり、1から4まで順に当てはまるかチェックされていく。いずれかの条件に合えば、それに定められた確率でアイテムのパターンと大砲の回転スピードが決まる。大砲の回転スピードは高速・中速・低速の3段階で、セットされるアイテムは8パターン[8]。
- アイテムのパターン
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セットされるアイテム
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パターン1
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マキシムトマト、元気ドリンク、そのほかの食べ物×2
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パターン2
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ほねつき肉、そのほかの食べ物×3
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パターン3
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元気ドリンク×2、そのほかの食べ物×2
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パターン4
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1UP、ほねつき肉×3
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パターン5
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マキシムトマト、元気ドリンク×3
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パターン6
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チェリー、元気ドリンク
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パターン7
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そのほかの食べ物×3
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パターン8
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1UP×4、マキシムトマト×4
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- 判定される条件
条件
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条件内容
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条件1
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ステージが、1-4、2-4、3-5、4-5、5-5、7-5のいずれか
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条件2
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カービィののこり人数がふたり以下
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条件3
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カービィの体力が一定より低い
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条件4
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それ以外
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- 条件による回転スピードの確率
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高速
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中速
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低速
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条件1
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50%
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50%
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-
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条件2
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20%
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40%
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40%
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条件3
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10%
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80%
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10%
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条件4
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20%
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80%
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-
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- 条件によるアイテムのパターンの確率
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パターン1
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パターン2
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パターン3
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パターン4
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パターン5
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パターン6
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パターン7
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パターン8
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条件1
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-
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-
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-
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-
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-
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50%
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50%
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-
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条件2
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-
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-
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-
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70%
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20%
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-
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-
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10%
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条件3
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20%
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20%
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20%
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-
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21%
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9%
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9%
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1%
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条件4
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60%
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10%
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20%
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1%
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3%
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2%
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3%
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1%
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- 星のカービィ Wii / 星のカービィ Wii デラックス
- 『夢の泉の物語』などと基本的に同じで、到達できた高さに応じてユーフォーからポイントスターがもらえる。
- 複数人プレイ時は参加者全員が6以上の同じ高さに到達すると「ゾロ目ボーナス」が発生し、ポイントスターが増える他食べ物も手に入る。また、この時道中で倒した敵の数と手に入れたポイントスターの数も表示される。
- また、『夢の泉の物語』と同様に、7→6→…→2→1と着地すれば30UPが貰える。この作品以降、本編ではゴールゲームで7になるとダンスの締めに各キャラクターが落ち込むようなモーションをとるようになる。
- 各レベルごとにゴールゲーム時の背景は異なり、特にハルカンドラでは上空に特徴的な青い惑星が確認できるなど天体にも違いが見られる。
- 『WiiDX』では、『スタアラ』同様にボタン入力まで待ってくれる他、おたすけマホロアを適用している時はマホロアも現れて1人プレイでも食べ物をくれる。
- 星のカービィ トリプルデラックス
- 『SDX』・『USDX』のボーナスチャンスを画面奥側に飛ぶようにした感じで、遠くに飛ぶほどポイントスターとたべものが貰える。
- 1に着地するとポイントスターx30・マキシムトマト・キーホルダー1コを貰うことができる。また、本作でも7→6→…→2→1の順に着地すると、30UPを貰う事が出来る。この際、カービィダンスのBGMが『初代』のGB音源の物に変わる。
- 出てくる敵キャラは7の方から、ブロントバート→ピアス→スカーフィ→フォーリー→ディングル→バードン。
- 星のカービィ ロボボプラネット
- システム面は前作と一緒だが背景や大砲のデザインなどが異なり、1に着地したときにキーホルダーではなくステッカー1枚が貰える。30UPも健在。
- 出てくる敵キャラは7の方から、ブロントバート→プロペラワドルディ→プロペラー→エレック→カプセルJ3→グランドプロペラー。
- 星のカービィ スターアライズ
- 『Wii』式のゴールゲームになったが、開始するまでボタン入力待ちできるようになった。ただし、一定時間たつと強制的にジャンプする。またジャンプ台役としてポポンが登場している。今作も30UPは健在。一番上にはマルクの帽子の模様やリボンがついた風船もある。
- 多人数プレイ時は『Wii』同様に「ゾロ目ボーナス」も発生する。
ゴール地点がゲームのようになっているもの[]
ゴールゲーム的要素そのものがステージのゴールとなっている作品。それぞれにゴールゲームという名称はない。
- コロコロカービィ
- ゴールステージ[9]の着地地点が真ん中に近いほど高得点を取れる(中心は1UP)。
- 詳細は「ゴールステージ」を参照。
- 毛糸のカービィ
- ゴールベルをタイミングよく鳴らし、円盤型のゴールルーレットを止める。止まった目に応じてビーズがもらえる。もらえるビーズの数は出た目の数×100個となっており、例えば2の目で止めることができた場合は200個である。
- そのほか細かい仕様は「ゴールスター」を参照。
- タッチ! カービィ スーパーレインボー
- 「ゴールルーレット」を参照。
他言語での名称[]
画像[]
余談[]
- 『ファミコンリミックス2』のボーナス STAGE18、『ファミコンリミックス ベストチョイス』のボーナス STAGE23は『夢の泉の物語』の30UPを題材としたステージになっている。このステージは何度ミスしてもやり直し可能な仕様になっており、手軽に30UPを体験することができる。
- 『カービィのピンボール』で下段から落ちた際は、『夢の泉の物語』を意識したかのようなジャンプ台があり、タイミングよくボタンを押してピンボールランドに復帰させる仕様になっている。
- アミューズメントマシン『星のカービィぱくぱくグルメレース』でも、ステージ1・2終了後に「ゴールゲーム」というステージに突入する。5秒間だけだが、ルーレットで決めた高い倍率の点数が入るステージとなる。
脚注[]
- ^ 移植にあたっての確認ミスのため。
- ^ 株式会社アスキーが編集に携わった『星のカービィのひみつがわかる本』p.50や『増刊ファミコン通信攻略スペシャル』4月発売号p.17では、雲でボヨヨーンという表記(5月発売号pp.22-23では雲でボヨヨ〜ン)がある。
- ^ 3Dクラシックス版取扱説明書p.19
- ^ VC版取扱説明書p.25
- ^ 『星のカービィ スーパーデラックス』取扱説明書p.18
- ^ そのため、「ダッシュ!ジャンプ」はゴールゲームの名称というよりは簡易的な説明文か。
- ^ そのため最低距離8cmがカービィのサイズ(約20cm)に割と理に適っていたのだが、海外版だと8in=20.3cm程度になってしまう。
- ^ ファミ通『星のカービィ 参上! ドロッチェ団 かんぺきサポートガイド』p.7
- ^ 『コロコロカービィ』取扱説明書p.32
関連記事[]
参考リンク[]