カービィのブロックボール
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読み: | かーびぃのぶろっくぼーる |
英名: | Kirby's Block Ball |
品番: | DMG-AKXJ CTR-RBKJ(VC) |
ジャンル: | アクション |
対応機種: | ゲームボーイ 3DS(バーチャルコンソール) |
プレイ人数: | 1人 |
発売日: | ![]() ![]() VC: ![]() ![]() ![]() |
価格: | 3,900円(税別) VC:400円(税別) |
開発元: | HAL研究所、トーセ |
発売元: | 任天堂 |
売上本数: | ![]() |
“ | はじけるボール! くだけるブロック! | ” |
—当時の広告より |
“ | わんぱくボールシリーズ第3弾! | ” |
—パッケージ裏面より |
カービィのブロックボールは、1995年12月14日に発売されたゲームボーイ用のアクションゲーム。『星のカービィ』シリーズの第6作目にあたる。スーパーゲームボーイに対応している。
過去にはニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでも配信されていた。
概要[]
要はブロック崩しである。しかし、パッドが下だけでなく、上下左右についていたり、カービィのコピー能力を使ったりと、普通のブロックボールとは一風変わった感じである。BGMもオリジナルのものが多い。日本版と海外版とでは、オープニングが違う。
ルール[]
基本はパッドでカービィを弾いて、トゲに触れさせないようにして、ブロックエリア[2]のラウンド内のブロックを全て破壊すればラウンドクリアとなる。ラウンドを進めていくと行きつくターゲットキャラエリア[2]でボスの小型版の敵キャラにボールを複数回当てて倒し、ワープスターに乗り込むことで最後のボスエリア[2]に到達する。そこでステージのボスと戦い、倒せばステージクリアとなる。
カービィをパッドで弾く瞬間にAを押すと、ボールがカービィの姿になり(パワーアクション)[3]、ブロックを破壊しやすくなる。また、この状態でないと破壊できないブロックもある。この状態のときは、一度トゲに当たってもミスにはならない。さらに、コピー能力も使用できる。STAGE 10までの各ステージにはボーダーラインが設定されており、これを全てクリアするとSTAGE 11に進むことができる。
導入[]
カービィのブロックボールへようこそ!(取扱説明書p.2)[]
※読みやすいように改行あり
- カービィが舞台をブロック崩しに移しておおあばれ!
- パッドを操作しながらボールを打ち返し、さまざまな種類のブロックをこわしてこわして、目指すはハイスコア!
- 行く手をさえぎるおなじみの敵キャラ達をやっつければ、待ち受けているのは宿命のライバル、デデデ大王!
- でも道のりは長いぞ~!
- 4つの能力やパワーアクションなど、巧みにワザを使って、がんばれカービィ!
登場キャラクター[]
ザコ敵[]
括弧内は倒すと手に入るアイテム(コピー能力)である。食べ物はリンゴ、キャンディー、ケーキのいずれかが手に入る。
- ウィリー(フリップ)
- キャプテンステッチ(クラッシュ)
- クークラー(クラッシュ)
- クラックツィート(食べ物)
- グランク(食べ物)
- コナー(食べ物)
- ゴルドー
- サースリッピー(食べ物)
- スカーフィ(クラッシュ)
- スパーキー(スパーク能力)
- スパイキー(ニードル能力)
- チャッキー(レプリカ)
- チリー(フリップ)
- ツイジー(食べ物)
- ツイスター(フリップ)
- バウンシー(チェンジャー)
- バウンダー(クラッシュ)
- ブーラー(フリップ)
- ブリッパー(食べ物)
- ブルームハッター(食べ物)
- フレイマー(バーニング能力)
- ブロッキー(フリップ)
- プロペラー(チェンジャー)
- ブロントバート(食べ物)
- ボンバー(クラッシュ)
- マンビーズ(フリップ)
- ロッキー(ストーン能力)
- ユーフォー(フリップ)
- ワドルディ(食べ物)
ボス[]
- STAGE 1 キャピィ
- STAGE 2 スクイッシー
- STAGE 3 カブー
- STAGE 4 ポピーブロスSr.
- STAGE 5 Mr.シャイン&Mr.ブライト
- STAGE 6 Mr.フロスティ
- STAGE 7 クラッコ
- STAGE 8 ウィスピーウッズ
- STAGE 9 カブーラー
- STAGE 10 ブロボ - 表向きのラスボス
- STAGE 11 デデデ大王 - 真のラスボス
その他[]
コピー能力[]
コピー能力を持っている敵にカービィが触れることで手に入る。コピー能力でブロックを破壊すると、通常の2倍の得点が入る。また、コピー能力でボスに攻撃すると2ポイントのダメージを与えられる。能力使用中にトゲに当たると、能力を失う。
- スパーク - ブロックを貫通して進む。
- ニードル - その場で止まり、針を出す。その針でブロックも壊せる。パッド上で使うと、パッドからの再発射が可能。
- ストーン - 使用場所から真下へ落ちていく。ブロックを貫通する。発動中に壁やパッドに当たると、必ず右に跳ね返る。
- バーニング - 使用場所から真上へ進む。ブロックを貫通する。発動中に壁やパッドに当たると、必ず左に跳ね返る。
ブロック[]
- ホワイトブロック
- 小、中、大の3種類がある。得点は順に50点、100点、200点。大はボールで壊すと小4つに変化するが、カービィ状態なら一発で破壊できる。
- グレーブロック
- ホワイトブロックに色がついたもので、扱いはホワイトブロックと同じ。得点は対応するホワイトブロックの2倍である。ボールを当てると色がなくなりホワイトブロックになるが、カービィ状態なら一発で破壊できる。
- パワーブロック
- パワーアクションでのカービィ状態でないと壊せないブロック。壊すと500点。
- 能力ブロック
- コピー能力でないと壊せないブロック。小は300点、中は500点、大は800点。
- 得点ブロック
- 星マークのついた大きなブロック。得点は当てるごとに50→100→200→400→800→1600→3200となり、7回当てると消える。能力状態で当てた場合、得点が倍になり、7回目の3200点は1UPになる。
- スターブロック
- 各ステージのターゲットキャラエリア(4ラウンド目。STAGE 11のみ例外)に設置されている、星が描かれた中サイズのブロック。これを取っておくと、ステージの最後に控えるボス戦において取った数だけガーターに配置され、トゲからボールを守ってくれる。ステージにある全てのスターブロックを取るとボス戦の前に1UPする。
- スイッチブロック
- 星が描かれた丸いブロックの周囲を小さな球が回っているような見た目のブロック。ラウンドにある全てのスイッチブロックを壊すと「ラウンドボーナス」が始まる。詳しくは後述。
- スルーブロック
- ラウンドボーナス中、画面上の通常ブロックとパワーブロックがこれに変化する。ボール状態でも貫通する。
- ピンボールブロック
- 顔がついた丸いブロック。ボールを当てると勢いよく跳ねかえる。壊すことはできないが、1回当てるごとに20点加算される。
- 破壊不能ブロック
- 通常は壊すことのできないブロック。アイテムの「クラッシュ」を取ると消すことができる。
このうち、ラウンドにある全てのホワイトブロック、グレーブロック、パワーブロック、スイッチブロックを破壊するとラウンドクリアとなる。
アイテム[]
- 食べ物 - 一部の敵を倒すと出てくる。リンゴは1000点、キャンディは1500点、ケーキは2000点。
- フリップ - ブロックの色を反転させる。
- チェンジャー - コピールーレットになる。
- レプリカ - ボールが2つになる。この状態でラウンドをクリアすると、1UPする。
- クラッシュ - 破壊不能ブロックを破壊できる。
ラウンドボーナス[]
前述の「スイッチブロック」を消すと始まるボーナス。画面上に現れるスルーブロックを制限時間30秒以内に全て壊すことが求められる。失敗すると、その状態からラウンドが再開される。成功した場合は、
- ラウンドボーナス開始時に残っていたスルーブロックの個数×500点
- 残り秒数×500点
がボーナスとして加算される。
ボーナスゲーム[]
ステージ内のどこかにあるワープスターに乗ると来ることが出来る。ここでは機数を増やすことが出来る。
- アップクラウド
- 雲にボールをぶつけて上に押し上げる。
- アップダウン
- 上に当てるとパネルをめくる。下に当てるとパネルが戻る。1列が同じパネルになるとOK。
- スターキャッチャー
- 中央から発射される星をパッドで拾う。全30個で10個ごとに1UP。爆弾を取ると、その場で終了。全て(30個)の星を取るとさらに+2UP(すなわち計5UP)する。
- エアホッケー
- ユーフォーとホッケーで勝負。3回勝負で、1回勝つごとに1UP。
また、STAGE 11をクリア(デフォルトランキング2位の230000点が必要?)すると、マップ画面のSTAGE 11の所でBボタンを押すことでいつでも遊べるようになる。但し、ここで増やした残機をステージに持ち越すことはできない。
ステージ[]
STAGE 11以外は全てボス含め5ラウンドまで。クリアするとマップ画面のステージポイントに星マークが付き、ボーダーラインをクリアしていると旗が立つ。
- STAGE 1
- 花のようなアイコンで、ボス戦の背景は草原。ボーダーラインは120000点。ワープスターはROUND 2にある。
- STAGE 2
- 流れる滝のようなアイコンで、ボス戦の背景は海岸。ボーダーラインは120000点。ワープスターはROUND 3にある。
- STAGE 3
- カブーの像のアイコンで、ボス戦の背景は岩山。スパーク能力が初登場。ボーダーラインは125000点。ワープスターはROUND 1にある。
- STAGE 4
- サーカステントのアイコンで、格子模様が地形や背景に見られる。レプリカが登場。ボーダーラインは125000点。ワープスターはROUND 3にある。
- STAGE 5
- 太陽と月のアイコンで、ボス戦の背景にもその意匠が見られる。ストーン能力が初登場。ボーダーラインは120000点。ワープスターはROUND 3にある。
- STAGE 6
- 氷のアイコンで、地形やボス戦の背景も氷になっている。クラッシュが登場。ボーダーラインは120000点。ワープスターはROUND 3にある。
- STAGE 7
- 雲のアイコンで、地形やボス戦の背景も雲。ニードル能力が初登場。ボーダーラインは125000点。ワープスターはROUND 1にある。
- STAGE 8
- ウィスピーウッズを思わせる木のアイコン。ボス戦の背景にも草が生えている。バーニング能力が初登場。ボーダーラインは138000点。ワープスターはROUND 3にある。
- STAGE 9
- 巨大な気球のアイコン。ボス戦の背景は雲だが、地形は岩や機械のような印象になっている。チェンジャーが登場。ボーダーラインは120000点。ワープスターはROUND 3にある。
- STAGE 10
- 歯車のアイコンで、地形やボス戦の背景も機械的になっている。ステージ冒頭ムービーではフリップの紹介。ボーダーラインは120000点。ワープスターはROUND 1にある。
- STAGE 11
- STAGE1〜10の全てでボーダーラインをクリアしていると行ける、中央のデデデ城のようなステージ。ボス含め全7ラウンド。
音楽[]
サウンド担当はトーセの大山助三、高木了恵。
本作のBGMは外部のスタッフによる作曲でありながらもカービィらしい印象に残る曲が多く、ファンからは高い評価を受けている。発売以降、ゲームで再び楽曲が使われる機会に恵まれなかったが、27年もの長い年月を経てようやく『カービィのグルメフェス』にてアレンジ・原曲使用された珍しい経緯を持つ。
サウンドテストモードはない。(仮)と付くものは、当Wikiによる便宜上の曲名で公式タイトルではない。
タイトル | 使用箇所 | 備考 |
---|---|---|
タイトル(仮) | タイトル画面 | - |
ファイルセレクト(仮) | ファイル選択画面 | - |
ステージセレクト(仮) | マップ画面 | - |
デモ画面(仮) | ボーダーライン表示 | - |
STAGE 1(仮) | STAGE 1 | 初代「無敵(仮)」アレンジ? |
STAGE 2(仮) | STAGE 2 | - |
STAGE 3(仮) | STAGE 3 | - |
STAGE 4(仮) | STAGE 4 | - |
STAGE 5(仮) | STAGE 5 | - |
STAGE 6(仮) | STAGE 6 | - |
STAGE 7(仮) | STAGE 7 | - |
STAGE 8(仮) | STAGE 8 | - |
STAGE 9(仮) | STAGE 9 | - |
STAGE 10(仮) | STAGE 10 | - |
ボーナスゲーム(仮) | ボーナスゲーム | - |
ラウンドボーナス(仮) | ラウンドボーナス | - |
ラウンドボーナス:残り時間10以下(仮) | ラウンドボーナス (残り時間10以下) |
- |
ラウンドクリア(仮) | ラウンドクリア | 2「(サウンドテスト42)」アレンジ |
ボス戦(仮) | ボスエリア | - |
カービィダンス(仮) | ステージクリア | カービィダンスBGM/ロング |
ボーダーラインクリア(仮) | ボーダーラインクリア ランクイン |
夢の泉「タイトル画面/デモ」「カービィダンス/ショート」フレーズあり |
ハイスコア更新(仮) | ランキング(ハイスコア更新) | - |
ランク外(仮) | ランキング(ランク外) | - |
ヤラレ(仮) | ミス | いつもの「ヤラレ」アレンジ |
ゲームオーバー(仮) | ゲームオーバー | - |
偽エンディング(仮) | エンディング(バッドエンド) | - |
STAGE 11(仮) | STAGE 11 | - |
デデデ大王戦(仮) | デデデ大王戦 | - |
真エンディング(仮) | エンディング | 「STAGE 1(仮)」フレーズあり |
おまけ(仮) | CONGRATULATIONS! | - |
- | 未使用曲 | - |
制作スタッフ[]
制作スタッフについては「カービィのブロックボール/スタッフリスト」を参照。
プロモーション[]
日本版CM[]
町でボール遊びをしていた少年たち。しかし、そのボールは突如カービィに変化。カービィは所狭しと暴れまわり、最後にはマンションを崩壊させる。
海外版CM[]
カービィを生産している(?)工場でカービィの耐衝撃試験が行われる。壁にぶつかったりトゲに刺したりといったシーンをゲームにリンクさせている。
余談[]
- 開発がトーセであり、権利関係の問題があったのか後の作品で曲が使われる機会が少ない。『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』で初めて曲の流用が、『カービィのグルメフェス』で初めて曲のアレンジが実現した。
- 同じく開発がトーセである『伝説のスタフィー』には、ボールとなったスタフィーがパドルのキョロスケに当たる瞬間にボタンを押すと強く打ちだせるという『ブロックボール』に似た操作性のミニゲームが収録されている。
- 本作の舞台は海外のカービィ漫画『Kirby's Biggest Case』では「ブロックワールド(BLOCKWORLD)」と呼称されており、英語版カービィWikiでもこの名前で記事が作られている。
- 『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』のブックレットには、元々カービィはパドルに描かれているのみだったという記載がある。
- パッドのカラーリングは、パッケージイラストでは深緑色で、星の部分は黄色だったが、2023年9月発売の児童書『星のカービィをさがせ!! パーティーでだいしゅうごう!』(絵:苅野タウ・ぽと)の「カービィの ピンボール」にも描かれているものは、スターロッドのようなカラーリングになっている。
海外での名称[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
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英語 | Kirby's Block Ball |
カービィのブロックボール |
ドイツ語 | Kirby's Block Ball |
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スペイン語 | Kirby's Block Ball |
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フランス語 | Kirby's Block Ball |
脚注[]
画像[]
動画[]
外部リンク[]
- カービィのブロックボール(「任天堂公式サイト」内)
- バーチャルコンソール カービィのブロックボール(「任天堂公式サイト」内)
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