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Bunki この記事はゲームボーイで発売されたタイトルについて書かれています。
カービィのピンボール
KPLpackage
日本版パッケージ表面
読み: かーびぃのぴんぼーる
英名: Kirby's Pinball Land
品番: DMG-K9J
CTR-RBZJ(VC)
ジャンル: アクション
対応機種: ゲームボーイ
3DS(バーチャルコンソール)
プレイ人数: 1人
発売日: Flag japan: 1993年11月27日
Flag usa 1993年12月
[VC]Flag japan: 2012年8月29日
価格: 2,800円 (税別)
開発元: HAL研究所
発売元: 任天堂
売上本数: Flag japan:約112万本(出荷,2020年12月)[1]
Flag World:約219万本(出荷,2020年12月)[1]
カワイさあまって楽しさ100倍!!

—当時の広告より

カービィのピンボールは、1993年11月27日に任天堂から発売されたゲームボーイ専用ゲームソフト。『星のカービィ』シリーズ第3作目にあたる。

ニンテンドー3DSバーチャルコンソールでも配信されていた。

概要[]

このゲームでは、カービィはピンボール台のボールとなる。コピー能力のような要素は存在しない。

台の下側のフリッパー(右、左)を操作するほか、台を右もしくは左に揺らす事もできる。タイトル画面の「はじめから」を選ぶと、まず3つのステージを選択できるエリアに移動する。ステージは好きな順番にプレイすることができ、カービィを遊びたいステージのワープスターに当てることでそのステージに移動できる。各ステージは第1 - 3階層まであり、第3階層にあるワープスターに乗ることができればそのステージのボスと戦うことができる。

初期のカービィの人数は3人で、残りカービィが0になるとゲームオーバーとなり、ランキング登録画面へと進む。第1階層よりも下にはジャンプ台があり、カービィを第1階層から落下させてしまうとカービィはジャンプ台の上に着地する。ここでプレイヤーはタイミングよくAボタンを押すことでカービィを再び上階層に送り戻すことができる。ただし、回を重ねるごとにジャンプ台は小さくなっていき、Aボタンを押すタイミングが難しくなっていく。失敗すると残りカービィが1つ減ってしまう。

このゲームの目的はあくまで得点を稼ぐことによるランキング争いであり、ラスボスデデデ大王」を倒しても得点のみを引き継ぎ初期状態、ゲームスタート時の状態に戻る、というループを繰り返す。ゲーム中、50万点単位で得点を取得する度にお祝い画面が表示される。なお、この時のカービィダンスは計8種類用意されている。8つ目のカービィダンスの次は1つ目のカービィダンス…というようにループする。各敵キャラ、及び障害物によって入る得点は、カービィのピンボール/得点一覧を参照。

導入[]

カービィのピンボールへようこそ(取扱説明書p.1)[]

※読みやすいように改行あり

お待ちどおさま!
おなじみまんまるカービィがゲームボーイに帰ってきました。
今度の舞台はなんとピンボール!
ちっともこりないデデデ大王と、3つのピンボールランドを守るボスを相手に、カービィ自身がボールになって所せましと大活躍します。
いろんなしかけやボーナスゲーム、内容もりだくさんのピンボール。
さあ、めざせハイスコア。
それではカービィ、ボールに変身(コピー)!

アイテム[]

マキシムトマト
各ステージの各階層に1つずつ出現条件が用意されており、条件さえ満たせばいくらでも出現させることができるアイテム。ボールのカービィをぶつけるとフリッパーの間にマキシムトマトが現れ、下に落下するのを防ぐ。
第1階層のみ、全ステージで出現条件が同じ。第1階層の画面下半分には、カービィの絵柄が3つ、左、中央、右に描かれており(トリオ・ザ・カービィ)、ボールのカービィがその絵の上を通過すると3段階までその絵柄が変化する(例えば、居眠りしているカービィ→うつらうつらしながら立っているカービィ→ポーズを取っているカービィ)。全ての絵柄を3段階目の絵柄に揃えるとフリッパーの間にマキシムトマトが現れる。ただし、3段階目の絵柄の上を通過すると1段階目の絵柄に戻ってしまう。さらに、3つ全ての絵柄を元の第1段階目にしてしまうとマキシムトマトが消えてしまう(元々マキシムトマトが出ていない時は何も起こらない)。
元気ドリンク
リターンレーンにボールを通すと、向かい側のアウターレーンに現れる。ボールが元気ドリンクに触れると上に押し出され、アウターレーンを通って下に落下するのを防いでくれる。一度効果を発揮するか、一定時間が経過すると消える。ボールがアウターレーンを通ってしまうと有無を言わさず下階層に落ちてしまうので、まめに元気ドリンクを出現させておいた方が良い。
ワープスター
触れると乗って場所を移動することができるが、階層によって移動先が異なる。第1階層のワープスターはステージ選択エリアへ、第2階層のワープスターはミニゲーム場へ、第3階層のワープスターはボスへとつながっている。各ステージの各階層にそれぞれ出現条件が存在するが、第1階層のみは全ステージ出現条件が同じ。
特定の敵キャラクターにぶつかると「WARP STAR」の8文字のランプが1つずつ点灯していき、8文字全てを点灯させるとその敵キャラクターがワープスターに変わる。
1UP
非常にレアなアイテムで、ボール(カービィ)の残り数を1つ増やす。ステージ選択画面で、一度クリアしたステージの入り口場所に設置された玉にぶつかると、「EXTRA」のいずれかの文字が点灯するが、この5つの文字全てを点灯させると1UPさせることができる。また、ステージやミニゲームで出現することもある。
カギ[2]
各ステージのボスを倒すと出現し、触れるとカービィダンスをしてからステージ選択画面に戻る。鍵の頭の部分はキャリーキーのように星型である。

ボーナス得点[]

1ミス(ジャンプ台による復帰失敗)した際、得点にボーナスとして1000× (B取得回数+1) × (M取得回数+1) が加算される。BやMといった得点は、ステージ上である条件を満たしたり、特定の敵キャラを倒したりすると獲得できる。溜まったボーナス得点の状況はゲーム中、画面右下で確認できる。

+B
ボーナス得点が1000増える。
+M
ボーナス得点の倍率が1上がる。ちなみにMはマルティプライア (Multiplier) の頭文字。

ちなみにゲーム開始の時点で、無条件に1000×1のボーナスが保証されている(つまり、何もせずに落下しミスしても1000点は入る)。1ミスしボーナスが加算された後、両方のカウントはリセット、つまり1000×1の状態に戻る。B、Mどちらとも、取得数が99に達するとカンストし、一度ミスするまでそれ以上プラスされなくなる。つまりボーナスにより入る得点の最大値は、99000×99となる。

ピンボールランド[]

各階層には、上の階層に進むための仕掛けが用意されているが、うまくカービィを飛ばすと、それらの仕掛けを使うことなく上の階層に進めることもある。ステージの特徴などは各記事を参照。

ウィスピーウッズランド
クラッコランド
ポピーブラザーズランド

登場キャラクター[]

ウィスピーウッズランド
クラッコランド
ポピーブラザーズランド

音楽[]

サウンド担当は池上正[3]
ゲームボーイの電子音で表現される、キャッチーでにぎやかなサウンドが特徴的。

サウンドテストモードはない。(仮)と付くものは、当Wikiによる便宜上の曲名で公式タイトルではない。

タイトル 使用箇所 備考
タイトル[4] タイトル画面 -
ワープ面(仮) ワープ面 いつもの「きらきらぼし」アレンジ
ウィスピーウッズランド[3] ウィスピーウッズランド -
クラッコランド(仮) クラッコランド 初代BUBBLY CLOUDS」アレンジ
ポピーブラザーズランド(仮) ポピーブラザーズランド 初代GREEN GREENS」アレンジ
ボーナスゲーム(仮) ボーナスゲーム -
ヤラレ(仮) 1ミス時 いつもの「ヤラレ」アレンジ
ハイスコア更新(仮) ハイスコア更新
50万点毎のダンス
-
スコアランキング(仮) スコア画面 -
VS.ボス(仮) ボス戦 -
カービィダンス(仮) ボス撃破 初代カービィダンス」アレンジ
VS.デデデ大王(仮) デデデ大王 -
ゲームオーバー(仮) ゲームオーバー 初代ゲームオーバー(仮)」アレンジ
エンディング(仮) エンディング スタッフロールは無く、
台セレクトに戻る

プロモーション[]

日本版CM[]

3Dモデルで再現されたピンボール台でカービィが暴れまわる。デデデ大王が操作しているようである。「カービィのピンボール、舞台はゲームボーイ」というCMソングも特徴。CMソングはその声質から神谷明と予想される声も多いが、正確な情報源がなく真偽は不明。
最後には「転がりだしたら止まらないー!」とカービィが画面に激突する。この時のカービィの声の担当は不明。

店頭用ビデオ[]

カービィがしゃべりながら本作の基本システムやステージについて紹介。ボーナスゲームについての言及もあり、ポピーブラザーズランドのものに「イカPK」という名称が付いている。

海外版CM[]

少年がピンボール台を操作し、3Dモデルのカービィが動き回る。カービィの表情が若干不気味。

その他[]

Chibi-Shironeko

ちびにゃんねによる白ねこのイラスト
(「小学三年生」1993年度2月号 p.38)

  • タイトル画面で「十字キー右」「セレクト」を同時押した状態で(AやBを押す、もしくは放置して)ランキング画面を表示させると、画面下を黒猫が横切る。その後ゲームをスタートするとボス戦だけをプレイすることができるようになる。
  • 同じく「十字キー左」「セレクト」を同時押しした状態でランキング画面を表示させると、画面下を白猫が横切る。その後ゲームをスタートするとボーナスゲームだけをプレイすることができるようになる。
  • また、タイトルからのランキング画面で、下+スタート+セレクトを同時押しすると、カービィの頭の上に爆弾が落ちてきて、爆発するとスコアのランキングを消すことができる(なぜか説明書に記載がない)。
  • 2周目以降、各ステージの第3階層で特定の条件を満たすと、カービィのマイク音とともに、隠しキャラが現れて、77700点加算される。
  • ウィスピーウッズランドのボーナスステージでは極稀にギャスパーが登場する。倒すと33300点。
  • この作品のゲームシステムなどは同じくHAL研究所開発のゲーム作品「66匹のワニ大行進」(1989年)が基となっている[5]
  • スーパーゲームボーイのCMのドンキーコングがもっているカセットの中に本作がある。
  • スーパーゲームボーイの箱の裏にカービィのピンボールのスクリーンショットがある。
  • 当時コロコロカービィなどに封入されていたゲームボーイカラーの広告にカービィのピンボールのカセットがある。
  • 初期データのハイスコアの名前「ZEPHYRA」・「PHYSALI」・「DENDROB」・「GERBERA」は、機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYのガンダム開発計画のモビススーツ試作1号機「ゼフィランサス(ZEPHYRANTHES)」・2号機「サイサリス(PHYSALIS)」・3号機「デンドロビウム(DENDROBIUM)」・4号機「ガーベラ(GERBERA)」の名前をなぜか用いている。
  • 本作のカービィのドット絵には『夢の泉の物語』の物が使われており、コピー使用時に使われていた、コピー未使用時より頬が数ドット太ったカービィのドット絵が、(能力を使わない)本作のカービィのドット絵に使用されている[6][7]

海外での名称[]

言語 名前 意味・由来
英語 Kirby's Pinball Land
カービィズピンボールランド
カービィのピンボールランド
ドイツ語 Kirby's Pinball Land
スペイン語 Kirby's Pinball Land
フランス語 Kirby's Pinball Land

取扱説明書[]

画像[]

動画[]

脚注[]

  1. ^ a b コンピュータエンターテインメント協会(2022)『2021年版CESAゲーム白書』コンピュータエンターテインメント協会.
  2. ^ 3DSバーチャルコンソール版取扱説明書 p.21
  3. ^ a b 星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート」パンフレットより。
  4. ^ 星のカービィ ベストセレクション」より。
  5. ^ 補足:『カービィのピンボール』や『カービィボウル』には「かつて原型がありました。カービィを入れると決まったのは、後のことだったりします。」(桜井) - スマブラ拳!! : アンケート集計拳!! Page 107
  6. ^ カービィのピンボールにおけるカービィの絵は、ファミコン版のものが主体。実はファミコンカービィは、コピー能力を取ると、ほっぺが数ドット太ります。(色も変わる)その絵がコピーなしカービィのジャンプに適用されているので、個人的にはちょっとだけ違和感あるんですよね。(2011年3月21日) - 桜井政博Twitter
  7. ^ なお、説明書によれば本作のカービィの姿はコピー能力によるものとされており、実際はすっぴんではない可能性がある。

参考リンク[]


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