インタラクティブミュージックとは、場面に応じてシームレスにBGMが変化するという技法のこと。ここでは、『星のカービィ』シリーズにおいて使用されている場面や楽曲についてまとめる。
星のカービィ スターアライズ[]
- タイトル画面、ファイルセレクトで流れる「ティンクル☆スターズ」とモードセレクト画面で流れる「セレクトリンク」は、どのタイミングでファイルセレクトとモードセレクトを切り替えてもシームレスに繋がる。
- 水中に入るとBGMが籠る。
- ワールド4「遥か、きらめきの勇者たち」のモードセレクトにおいて、大魔星マジュハルガロアへと近づくとともに「遥か、きらめきの勇者たち」から「遥か、冒険の旅の果てに」[1]を経て、「彼方、光さえ届かぬ場所へ」にシームレスに繋がる。
- エンデ・ニルの形態変化(ソウル オブ ニル、ニルに移行する場合含む)に合わせて、「組曲:星羅征く旅人」が各楽章から次の楽章へ切り替わる(「第四楽章:生誕の希望」から「最終楽章:煌めき星」の追加フレーズに切り替わる場合を除く)
- なお、内部上は楽章を遡ることもできるようになっているらしい[2]。
カービィファイターズ2[]
- タイトル画面、メニュー、ストーリーモードで流れる「カービィファイターズ2:宿命のライバルたち」は、対戦モードのメニューで流れる曲とシームレスに繋がる。
星のカービィ ディスカバリー[]
3Dとなって臨場感が増したことや、遊び手の感情に合わせて音楽を変化させる表現をより進化させたいということから、『スタアラ』よりも応用的に用いられている[3]。
- タイトル画面、ファイルセレクトで流れる「さぁ準備はできたかい」からワドルディの町のBGMへシームレスに繋がる。
- ルームガーダー戦で流れる「りゃくだつのビーストバトル」は、バトル終了時にアウトロが流れる。
- 各ワールドのステージセレクトで使われている楽曲(はじまりの大陸では「新世界をかけぬけて」のアレンジ、禁足の島では「WELCOME TO THE NEW WORLD!」のアレンジ)は、同一の大陸、島の中ではシームレスに繋がる。
- 各ワールドのボスステージで流れる「こわいケモノのにおい」(「まさかのビーストキング」のみフレーズが追加されたステージ名と同名の楽曲になる)は、ボスのいる場所に近づくとフレーズが変化し、ボス戦のムービーの中でアウトロが流れる。
- 「ブリザードブリッヂの戦い」は、同名のステージの表ルートではステージ後半から曲にギターが増える。
- 「うら・アライブルモール」と「フォルガトゥン・ネシア」の「うら・アライブルモール」を模したマップでは、バックヤードにいる間BGMが籠った感じになる。
- レオンガルフ、レオン・フォルガ戦で流れる「隆隆たる獅子叢の哮り」は戦いが後半になると曲も後半のパートに移る。
- 「いつしか双星はロッシュ限界へ」はフェクト・エフィリス戦では、体力が2/3ほどになった時にその時流れていたフレーズからシームレスに後半に繋ぐための移行用フレーズに代わり、以降はその部分のみでループする。そして、後半移行時に、静かな雰囲気に変化した移行用フレーズからクライマックスのバージョンが流れ始める。なお、ある程度前半フレーズが必ず流れる時間が決まっており、フェクト・エフィリスの体力を素早く削ると、後半に移行しても前半のフレーズが流れていることがある。
- 「The アルティメットカップ」のボス戦、中ボス戦で流れる「戦えアルティメット」は、戦いが後半になると曲の音が増える。
- 「The アルティメットカップZ」ボス戦で流れる「決戦のアルティメットZ」は、戦いが後半になると曲調が変化する。
星のカービィ Wii デラックス[]
- 水中に入るとBGMが籠る。ただし、原作のBGMを重視してか水中がメインのステージでは籠らないシーンもある。
- HR-D3の「ヘビーロボットアイビーム」、マスタークラウンの「ダフネの絶叫」、ギャラクティックナイトの「レボリューションソード」で地面が爆発する時、衝撃音と共にBGMが一瞬小さくなる。
- 「真 格闘王への道」のマホロア ソウル戦で流れる「覇王戴冠 ~OVERLORD~」は、マホロア ソウルが第二形態に移行すると、曲にコーラスとマホロアの声が追加される。
その他[]
- インタラクティブミュージックが積極的に取り入れられる以前の作品にもこの技法は見られ、『タッチ! カービィ スーパーレインボー』の各レベルのステージセレクトで使われている楽曲(「旅のはじまり」のアレンジ)は、レベルセレクト、ボスステージ選択中の楽曲とシームレスに繋がる。
脚注[]
- ^ 「星のカービィ スターアライズ オリジナルサウンドトラック」より。2018年10月19日の星のカービィ公式Twitterアカウントの投稿では「遥か、冒険の果てに」になっている。
- ^ 「星のカービィ スターアライズ オリジナルサウンドトラック」ブックレットより。
- ^ CEDEC2022『星のカービィ ディスカバリー』 カービィらしさを継承し、再構築したサウンド表現