
シアターの間で見られたアニメのあらすじ紹介

シアターの間で見られたアニメの表紙
“ | 傑作シリーズの…スタートゾイ! | ” |
—デデデ大王のセリフ |
『アニメ新番組・星のデデデ』( - しんばんぐみ ほし - )とは、アニメ『星のカービィ』の第49話のサブタイトルである。初回放送日は2002年9月21日、初回放送の視聴率は5.0%[1]。
登場人物[]
- メインキャラクター
- カービィ
- デデデ大王
- エスカルゴン
- フーム
- ブン
- イロー
- ハニー
- ホッヘ
- パーム
- メーム
- レン村長
- ハナ
- サト
- ボルン署長
- コックカワサキ
- メーベル
- ガング
- モソ
- タゴ
- ヤブイ
- キュリオ
- トッコリ
- カスタマーサービス
- メタナイト卿
あらすじ[]
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ネタバレ注意: 以降の記述でゲーム・アニメなどに関する核心部分などの、ネタバレ要素が記述されている可能性がありますので注意してください。(読み飛ばす) |
- フームがパラパラ漫画を作りアニメーションの仕組みをカービィ、ブン、イロー、ハニー、ホッヘ達に説明する。それを聞いたデデデとエスカルゴンはアニメを作って金儲けをしようと企んだ。
- アニメ製作者が集まり、早速アニメを作ることに。企画会議にてデデデは「主人公はデデデマン」と言い張るが、却下され、カービィが主人公のアニメを作ることになる。同時にフームはアシスタントを頼まれ、シナリオを書くことを強制される。しかし、パームの協力もあって一晩でシナリオが完成。自分の提案が却下されたデデデは納得のいかない様子だった。
- デデデが製作現場を視察するが、よく見るとみんな絵が壊滅的に下手だった。そのため、フームはエスカルゴンから作画監督になることを強制される。
- しかし、制作はかなり遅れていた。「放送日に放送できなければ違約金を支払って頂きます」とカスタマーサービスに言われ、デデデは徹夜で休まずアニメを作れとアニメーターたちに要求する。
- そして放送日。アニメはなんとか完成。間に合わないのでぶっつけ本番で声をいれることにする。しかし、思いもよらない光景が写る。
- なんと、主人公がデデデにすりかえられていた。どうやら知らないうちにデデデの仕業でいろいろすりかえられたらしい。
- しかも内容も酷く、作画崩壊は当たり前。ストーリーもまとまっておらず最終的には色も動きもなくなってしまい、結果は大失敗だった。
- しかし、それでもデデデ達はめげずに自分達でアニメの続きを作る。勿論それもダメダメアニメだった。それを見た元アニメーターの村人たちの笑い声が天まで響くのだった。
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以上でネタバレ部分は終了です。 |
次回予告の台詞[]
デデデ(以下デ)&エスカルゴン(以下エ):(デ)でゅわはは。チャンネルDDDは抜かりなくアニメ産業に乗り出すゾイ。(エ)陛下、アニメの作り方知ってるでゲスか?(デ)絵を書いて、色を塗って、声を入れて、放送するゾイ。(エ)だからそんなたくさんの仕事 誰がやるでゲス!?(デ)あー!!(エ)もうわっけ分かんねーんだから。次は新番組、『星のデデデ』でゲース!
海外でのサブタイトル[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
---|---|---|
英語 | Cartoon Buffoon |
アニメバカ[2] |
備考[]
- アニメ放送時のサブタイトルの「星のデデデ」の表記が、本アニメのロゴを捩った物になっている。
- アニメーターたちの現状を風刺した話である[3]。
- 劇中アニメとして登場する『星のデデデ』はこのアニメのセルフパロディ。
- デデデ大王がカスタマーサービスに対して、アニメ制作のスポンサーになるよう交渉している際、「プププランド初の人気アニメシリーズの制作ゾイ」と発言しているが、第6話において、チャンネルDDDではロボットアニメ「スーパーデデデマン」が放送されていた。このアニメはどのようにして制作されていたかは不明。(ただし、プププランド初ではなくプププランド"発"という意味合いの台詞だった可能性もある)
- 本エピソードの北米版は、他のエピソードと比べて変更点が多い。例を挙げると、『星のデデデ』オープニングが北米版オープニングの替え歌になっている、日本版ではメタナイト卿がぶっつけ本番の声入れについて「正気の沙汰ではない」と呆れているのに対し、北米版では初めての演技に緊張している、ポップスターに到着する前のデデデにセリフが与えられているなど。また細かい点では、テレビを見るドロンが手に持っているワイングラスの中身が、ワインから水に差し替えられている。
- 『星のカービィ 〜まんぷくプププファンタジー〜』の2巻の「祝・新作ゲーム発売!」ではデデデ大王が自分をカービィと思いこむことでファイアを使うシーンがある。
- 2003年4月23日発売の廉価版DVD/VHS「星のカービィ まんまるセレクション カービィ“最強タッグ”編」に、この話が収録されている。
名台詞・迷台詞[]
他の回と比べて多いため表で示す。
台詞 | 発言した キャラクター |
その他備考 |
---|---|---|
Aパート | ||
今週の悪巧みはこれで決まりゾイ! | デデデ | ストーリの序盤の発言 |
アニメって、ヒラメやサメやワカメと違うの~? | コックカワサキ | 発言の後にレン村長から「海の幸じゃない、ドラマの一種じゃ」と突っ込まれ、「ギャグなのに…」とぼやく |
アニメ作りに参加したい者は、格別に安い ギャラで使ってやるでゲース。 |
エスカルゴン | - |
ワシがアニメを作る一番偉い人、
プロデューサーゾイ! |
デデデ | - |
プロデューサーって、プロのお爺さん? | イロー | デデデの発言に対して |
主人公は正義の味方、デデデマンゾイ。 | デデデ | - |
えー、デデデが?! | フーム | デデデの発言に対して |
ワシじゃなく…デデデマンゾイ! | デデデ | デデデマンの絵を見せる |
そんな変なキャラ、ヒーローにはできないわ。 | フーム | デデデマンの絵を見せられて |
変?!じゃあ、どうするんだゾイ?! | デデデ | フームの発言に対して |
シナリオを明日までに書かないと 極刑でゲスぞー! |
エスカルゴン | - |
カービィ、やっぱりあんたヒーローって 柄じゃないわ。 |
フーム | - |
ドラマはみんなそうさ。すぐ(主人公を) 戦わせるだろう?登場人物が戦えば、 誰でも興味を持つ! |
パーム | フームがシナリオ作りに行き詰っている時に |
なるほど。
これでお話がよく分かるゾイ。 |
デデデ | フームの発言に対して |
でも絵を動かすアニメーターは大変よ。 | フーム | デデデの発言に対して |
才能はないけど根気だけはあるモノ好きは、 くっさるほどいるでゲス。 |
エスカルゴン | フームの発言に対して |
陛下ですよ。そっくりでしょ? | ボルン署長 | デデデの発言に対して |
カービィって何色でしたっけ? | ハナ | - |
そこにいるわ。適当に塗ればいいのよ。 | サト | ハニーから「ダメよ、決められた色の通りに 塗らないと!」と言われている |
背景とはうまそうゾイ。 | デデデ | 直前にヤブイとコックカワサキのやり取りがある |
あ〜、NGだ。 | ガング | - |
へへへ、好きでやってる連中は給料安くて 済むでゲスな。 |
エスカルゴン | アニメ業界を批判する台詞のひとつ。 |
連中ってそんなもんよ。 | メーベル | フームの発言に対して |
順調に遅れてるでゲス。 | エスカルゴン | カスタマーサービスの発言に対して |
でで~ん! | デデデ |
カスタマーサービスに違約金を提示された時に |
アニメーターにも、基本的人権はありますぞ!! | ボルン署長 | アニメ業界を批判する台詞のひとつ。 |
おー、そう!?黙れ!!わが国はあくまで独裁国、 悪の枢軸ゾーイ!! |
デデデ | ブッシュ大統領の「悪の枢軸」発言が 元ネタと思われる[3]。 |
Bパート | ||
傑作シリーズの…スタートゾイ!! | デデデ | - |
放送は7時半だ。 こんな朝早くに見る人いるんですかなぁ? |
モブ住民 | 本アニメも朝7時30分からの放送だった |
どっちでも同じようなもんじゃろ。 | レン村長 | AロールとBロールを間違えそうになったことに 対して |
ぶっつけ本番でアフレコとは… 正気の沙汰ではない |
メタナイト卿 | デデデの「ぶっつけ本番で声を入れるゾイ」という発言に対して |
(げぶ…じゃぶ、じゃぶ…デ? げへ…えへ、あはは、えへー…うふ) |
デデデ | 劇中アニメ『星のデデデ』内の台詞(以下、劇中 アニメ内での台詞は( )をつける) |
(太ったほ…太った訪問者? あれ、こういう題だったの!?) |
フーム | サブタイトルの読み また、"訪問者"の部分は"ホモ医者"に聞こえる |
(助けてなのね) | エスカルゴン | 棒読み(以下、しばらく劇中アニメ内でのデデデと エスカルゴンの台詞は棒読みが続く) |
(陛下こそ、爽やかで~) | ここの台詞の作画は逆作画崩壊を起こしている。 | |
(お前こそ、美しいゾイ…) | デデデ | |
戦いの最中にこんな話ダラダラするなんて、 ひでーシナリオだぜ |
ブン | 漫画原作のアニメで原作にストーリーが追いつくと起こりやすい現象 |
(陛下、あれはおそろしい、まじゅーで げすねー) |
エスカルゴン | 棒読み |
(いっちゃったんですかな?[4]) | レン村長 | アニメの中で、レン村長とボルン署長が、カービィに踏みつぶされて姿を消した時に、ボルン署長が発言した、(わしらはどこへ…)と言う台詞を 受けて。 |
(さすがはデデデ陛下、伊達に太ってはいませんゲスなぁ) | エスカルゴン | パーム大臣一家の雑談中の劇中のやり取り |
(食べたものはちゃんと栄養になるんだゾイ) | デデデ | |
ああー、じれってぇアニメだなもう… | ブン | パーム大臣一家の雑談 |
さっきから全然動かないで突っ立って喋ってばかり… | フーム | |
動かすのが大変だから、お喋りして 誤魔化してるんだ |
パーム | |
しかも動いてるのは口だけ | メーム | |
でも、ほら、カメラワークはあるわ | フーム | |
動いてるように見せかけてるだけ。これじゃ 詐欺よ! |
メーム | |
こういう(動きの少ない)アニメは安く作れるね | パーム | |
お金も時間もないんだからしょうがないで ゲしょうが! |
エスカルゴン | パーム大臣一家の雑談に対して |
(危ないデデデ!吸い込みよー) | フームに「私の役をエスカルゴンが…」と言われる
ちなみに第57話でもエスカルゴンがマネしている | |
(やった!!あれぞファイアデデデ…。 しまらないな。これでは) |
メタナイト卿 | 「…」の間に「チッ」と舌打ちをしている |
死んでも合わせるのが声優ゾイ | デデデ | この台詞の時に視聴者側を向く |
えーいもうこうなりゃ、得意のアドリブで 誤魔化すでゲース!! |
エスカルゴン | エスカルゴンの声優の龍田直樹はアドリブが 得意である。 |
(ワープスター!!) | コックカワサキ | 飛田展男はコックカワサキとカブーの声優を両方務めている[5]。
また、演技がとても上手だった為(声優が同じ)、この後フームに「レストランやめて声優になったら?」と言われている |
出来のいい作画だゾイ | デデデ | この後エスカルゴンにアドリブができてないことを 指摘され、どこからか取りだしたハンマーで エスカルゴンを殴る |
こんなアニメでは商売にならんゾイ | エスカルゴンの「苦労が台無しでゲス…」という 台詞が続く。この後、アニメのフィルムが 原因不明の焼き切れを起こす | |
陛下のアニメがあまりにも酷過ぎて視聴率は0.001%でした | カスタマー サービス |
実際のテレビの視聴率は0.1%までしか測れない |
酷さを極めると、芸術ね… | フーム | デデデが作った酷い出来のアニメを見て。 |
脚注[]
- ^ テレビアニメ視聴率まとめ(星のカービィ完全攻略)
- ^ 星のカービィ サブタイトルリスト(あしかのほびぃ)
- ^ a b あにかびパロディ集(カビページ)
- ^ ネット上ではよく「逝っちゃった」と表記される。
- ^ その他にもカインやマッチョサンなどの声優も務めている。