うらぎりの
マホロア <敵キャラクター> | |
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読み: | うらぎりのまほろあ |
英名: | Traitor Magolor |
初登場: | 星のカービィ Wii |
分類: | ラストボス |
“ | クックク… コレでボクは コノ星の… イヤ! 全ウチュウの 支配者となるのダ! | ” |
—マホロア(『Wii』ムービー内セリフ) |
うらぎりのマホロアは、『星のカービィ Wii』に登場する敵キャラクターである。なお、この名称は『星のカービィ Wii デラックス』のなりきりおめんでのものであり、ゲーム内の体力ゲージなどでは一貫してマホロアと表記されている。
概要[]
カービィたちを騙し、ランディアを倒させたマホロアが、マスタークラウンを手に入れて変化した姿。より魔術師らしい姿に変化し、腕を魔法陣が取り囲む。レベル8「ザ ラストバトル イン アナザーディメンション」で戦うことになる。魔力による攻撃やディメンションホールのような穴を用いた空間を操る技を得意とする。マスタークラウンもその姿を大きく変え、宝石の周辺が眼球のようになり、マホロア頭部を鷲掴みにするような形状となり、時折意識があるように動く。
ローア&マホロア[]
ランディアに騎乗して追ってくるカービィたちに対し、マホロアはその魔力で操ったローアで対抗する。この戦闘の詳細はローアの記事参照。
第一形態[]
ローアを撃墜されたマホロアは自ら魔力球で攻撃を行い、ランディアを撃墜。エクストラモードではランディア撃墜後に頭部装飾が黒く、体が赤黒いマホロア EXに変化する。その後、落下したカービィたちを自ら迎え撃つ。魔力球を基本攻撃とし、キルニードルやパラローパーの召喚による攻撃を行う。後半に突入すると、オーラに包まれ目つきも鋭く変化。ブラックホールやマホロア砲といったより強力な技を使うようになる。さらに、体力が残り僅かになるとリフバリアを5枚張り、スーパー能力でしか削れない体力ゲージを生み出す。使用するスーパー能力はモードによって異なり、通常版ではドラゴストーム→ミラクルビーム、EX版ではスノーボウル→ギガトンハンマー。そして、どちらにおいても最後にウルトラソードを使用する。リフバリアを全て破壊した後に、もう一度ウルトラソードを使うと魔法陣との鍔迫り合いが発生。コントローラー振り(WiiDXではレバガチャでも可能)で対抗し、押し勝つと連続でマホロアを斬りつけ、最後は通常以上に巨大化させたウルトラソードでクラウンを両断。カービィが構えを取ると共にマホロアは断末魔を上げる。なお、複数人プレイの場合は他のプレイヤーの攻撃でもトドメを刺すことができる。
第二形態[]
カービィのウルトラソードの一撃により、クラウンは暴走[1]。クラウンの持つ無限の力に逆に支配され、異形の姿となる。第一形態を上下反転したような姿を元に、クラウンから生えた巨大な翼や黒い体など、禍々しく変化したその外見はもはや当初の原形をとどめていない。指先は手袋を破ったように黒く変色し、クラウンもいやらしく笑うような目になり、体に絡みつくように変化している[2]。背景のポップスターも徐々に近づいてくるようになる。
第一形態より空間を操る技を多用し、さらに体力が半分以下になるとスーパー能力に類似した技も使うようになる。その間は口の部分から眼球し、背景も薄い紫をベースとしたものに変化する。
エクストラモードでは名前が「マホロア ソウル」となり、その見た目も大きく変化する。
登場作品[]
- 星のカービィ Wii
- ザ ラストバトル イン アナザーディメンションで、ローア&マホロアから休憩所を挟んで連戦。格闘王への道では第一形態と第二形態が最後の2戦となっており、間に休憩所を挟む。真 格闘王への道ではマホロア EXが14戦目のボスとして登場。
- 星のカービィ スターアライズ、カービィファイターズ2
- ドリームフレンズやバディとして登場したマホロアの技の多くがこの姿で用いたものを基にしている。
- メモリアルイラスト「FIGHT FOR THE CROWN!!」には通常の姿に加えて、第一形態と第二形態が描かれている。無料アップデート第三弾で追加されたメモリアルイラスト「ココロノスガタ」では通常の姿と第二形態が、「バッドボスブラザーズ」では第一形態が描かれた。
- 星のカービィ Wii デラックス
- 基本的に原作と同様。マホロア戦でのみ、スーパー能力のコピー演出が『Wii』原作と同じものになるという演出がある。また、ウルトラソードでの鍔迫り合いでのカービィのボイスが新録され、最後の巨大化させてからの叫び声はスマブラにおける叫び声の逆輸入となっている。
- 真 格闘王への道のマホロア EXは、ボスの追加に伴って18戦目のボスに変更。さらに原作からいたボスとの順番も変化し、ローア EX&マホロアの次となり、マホロア EXの後にギャラクティックナイトが来るようになっている。
- なりきりおめんにもなっており、ストーリーモードクリアで通常版第一形態、エクストラモードクリアでマホロア EXを模したおめんが手に入る。
使用技[]
技名は基本的に「任天堂公式ガイドブック 星のカービィ Wii」p.234-237、249より
共通[]
魔力球以外は体力を一定まで減らすと使用。
- 魔力球
- 魔力の弾丸を数個飛ばしてくる。パターンが数種類あり、プレイヤーを狙って撃つものもある。第二形態は弾丸の数が増え、射出パターンも異なる。EXでは全体的にスピードが上がり、画面奥から2連続で放つパターンが追加。
- マホロア砲
- 画面の下半分を埋める巨大レーザーを放つ。多段ヒットするため、まともに食らうとダメージが大きい。通常版ではマホロアの懐にいれば当たらないが、EXでは当たるようになっている。
- 第二形態ではより太くなる他、ワープホールに撃ち出し、時間差で様々な場所から発射する「マホロア砲ワープ」[3]が加わる。
- ブラックホール
- 画面中央に巨大ブラックホールを発生させる。効果の範囲内に少しずつ吸い込まれるようになっており、ストーンの石ころへんしんやリーフのかくれリーフなどの技でも無効化することができない。第二形態は吸引力が大幅に強くなり、『Wii』でのみ背景が歪む演出がある。
- コピー能力解除(仮)
- 第一形態のリフバリア中、2枚リフバリアを壊すごとに使用。第一形態最後のウルトラソードを第二形態に持ち込んでいると、最初に解除を使う。
第一形態、EX[]
- キルニードル
- 空間をゆがめて、地面から刺を伸ばす。前半は2連続だが、後半は3連続に、リフバリア展開後は単発に変化する。EXのものは茨のような形状に変化している。
- レボリューションボウル/レボリューションフレイム(EX)
- 画面奥から青い火炎弾を5発放つ。EXでは赤い火炎弾に変化し、撃ち出す際に六角形の魔法陣が出るようになる。
- コーリングローパー (仮)
- スフィアローパーとよく似たパラローパー[4]を召喚する。軌道は1回転して飛び去るものと、蛇行しながら向かってくるものの2つ。通常版では紫、EXでは銀のものを召喚する。
- リフバリア
- 前述の通り、体力が僅かになるとリフバリアを5枚張り、スーパー能力による攻撃以外は一切効かなくなる。
- エネミーコーリング[5]
- リフバリアを張った際、スーパー能力を持った敵キャラクターを召喚する。
- 突風 (公式名不明)
- EXにてリフバリア展開時、スノーボウルコピー中に使用する。左、もしくは右に強い風を吹かせる。
第二形態[]
- キルニードルワープ
- 空間をゆがめて、地面からだけでなくいろいろな方向から棘を伸ばしてくる。後半になると使用しない。
- コーリングショット
- 複数のザコ敵をお手玉しながら生み出し、お手玉された敵(出現する敵の種類は決まっている)がプレイヤーめがけて次々に飛んでくる。
- 第一形態から連戦で戦う場合は最初にコピー能力(ウルトラソード)が強制的に解除されるため、能力のコピーはここで行うしかないが、第一形態でスーパー能力を使う前にコピー能力を使っていた場合は、その能力持ちのザコ敵を一番初めに飛ばしてくる[6]。
- ワープホールアタック
- 画面を横切るようにワープホールからワープホールへ高速で2度突進してくる。後半は使用しない。
- アナザーディメンション
- 画面奥で図形を描き(長方形を描き、両手をクロスさせると図形が出現)、それと同じ形状の結界を飛ばし、画面を分断。その直後に結界に電流を流し攻撃する。
- ウルトラソード
- 2本の剣で交互に斬りつける。攻撃範囲が広く、ガード不可能。
- ミラクルビーム
- マホロア自身がビーム球になって画面中を跳ねまわり、半周ほど移動すると画面奥から高速で突進してくる。
- ドラゴストーム
- 炎の龍(カービィのドラゴストームと違い青黒)を水平に3回(最後の1回は2匹同時に)放つ。
固有戦闘BGM[]
- 第一形態
-
- 支配してアゲルヨォ
- 『WiiDX』では後半にエレキギターの音色が追加されている。
- 第二形態
-
- CROWNED
- 「彼方からの旅人マホロア」、「4人の仲間と:クッキーカントリー」、「ぼうけんのはじまり」、「勝利への道」、「グリーングリーンズ」、「カービィ凱旋のテーマ」のフレーズを含む楽曲。『WiiDX』ではイントロのコーラスが豪華になっている。
スペシャルページの説明文[]
- 星のカービィ Wii
- メインモード (第一、第二形態共通)
- カービィたちをだまし、さらに
- ハルカンドラの ひほう マスター
- クラウン をうばった マホロア!
- すべてのせかいの へいわのため
- とべ、ぼくらの星のカービィ!
後半部分は『USDX』でのマルクの説明文、あるいはアニメ版最終回のパロディと思われる。なお、「ザ ラストバトル イン アナザーディメンション」のシューティング面で流れるBGMの曲名は「飛べ! 星のカービィ」である。
- マホロア EX
- かなた からの たびびと マホロア。
- クラウンはおろか、じつは ふねも
- ハルカンドラに ねむるものを
- うばい わがものに したのだった。
- きょげんの まじゅつしを…うちたおせ!
- 星のカービィ Wii デラックス
- ストーリーモード (第一、第二形態共通)
- カービィたちを だまし 船を なおさせ、
- さらには ハルカンドラの ひほう
- マスタークラウンまでも うばった きょげんの
- まじゅつし マホロア! すべての世界の
- へいわの ため… 飛べ、ぼくらの星のカービィ!
- マホロア EX
- マホロアは書物から 伝説のアイテムについて
- 知るが、どれもが おとぎ話の ようだった。
- ただ キセキ的に ローアと出会い、彼の
- 計画は 大きく動き出す。 さあ この宇宙も
- ローアも、そして彼さえも… すくうんだ!
ローアが盗品である旨の説明はローア EX &マホロアのスペシャルページに移行している。
他言語での名称[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
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英語 | Traitor Magolor |
裏切り者マホロア |
画像[]
余談[]
- 攻撃の際に用いられる魔法陣は、マホロアが船長ということで舵輪をイメージした形状となっている。デザイン案の段階では現在以上に舵輪に近い形状だった[7]。
- 『スタアラ』の「アナザーディメンションヒーローズ」のステージの足場や壁には宇宙空間のような背景が描かれており、その中にこの魔方陣のようなものが見える。
- 倒した後の光になって消える演出は、重要アイテムを全て手に入れた時のみにする予定もあったという。しかし、マホロアが嘘の罪から解き放たれる演出はメインストーリーに欠かせないということで、現在の仕様となった[1]。
- 『Wii』原作での第一形態戦で多人数プレイを行い、スパーク能力のスパークバリアでマホロアにぶつかりながらウルトラソードで最後の鍔迫り合いを始めると鍔迫り合いの勝敗に関わらず+ボタンしか入力を受け付けなくなるバグがある。
- 鍔迫り合いに勝つと、カービィがウルトラソードの構えを取った後マホロアが爆発せずに止まる。負けるとそのままマホロアだけが動き始め、カービィの操作は効かなくなる。この時カービィはいくらダメージを受けても体力が減らない。
脚注[]
- ^ a b 2015/10/27「『星のカービィWii』についての記念メッセージ(ディレクター談&イラスト)」(アーカイブ)
- ^ 『星のカービィ プププ大全』p.127
- ^ 『星のカービィ Wii デラックス オフィシャルガイド』p.311
- ^ 『星のカービィ キャラクター大図鑑』
- ^ 『星のカービィ Wii ザ・コンプリートガイド』(アスキー・メディアワークス)p.266
- ^ その能力がハンマーの場合、ハンマーそのものを飛ばしてくる。ちなみに、通常のハンマーが単体で登場するのはこの時のみである。
- ^ 『星のカービィ アート&スタイル コレクション』p.123
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