いつしか双星はロッシュ限界へ
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読み: | いつしかそうせいはろっしゅげんかいへ |
英名: | Two Planets Approach the Roche Limit |
作曲者: | 安藤浩和 |
初出作品: | 星のカービィ ディスカバリー |
収録アルバム: | 星のカービィ ディスカバリー オリジナルサウンドトラック |
いつしか双星はロッシュ限界へとは、『星のカービィ』シリーズにおける楽曲の1つである。英題はTwo Planets Approach the Roche Limit[1]。
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ネタバレ注意: 以降の記述でゲーム・アニメなどに関する核心部分などの、ネタバレ要素が記述されている可能性がありますので注意してください。(読み飛ばす) |
概要[]
作曲者は安藤浩和[2]。
『星のカービィ ディスカバリー』のラスボス、フェクト・エフィリスの戦闘曲。
熊崎信也のコメント[]
「星のカービィ ディスカバリー コンプリートサウンドトラック」ブックレットより引用
「限界を超えましょう、まだ行けます!」ラスボス曲を作るときに毎回、安藤と話す言葉です。毎作アプローチを変えつつ……限界ですかね?
楽曲の経緯[]
- 流 - 流用
- ア - アレンジ
- 派 - 派生
- メ - メドレー
「WELCOME TO THE NEW WORLD!」を基にした楽曲。また、完成版では2段構成となっている「ブリザードブリッヂの戦い」の3段階目として作られたパートがほぼそのまま組み込まれている[3]。
インタラクティブミュージックの技術が用いられており、大きく分けて2パートに分かれている。フェクト・エフィリス戦では前半の体力がある程度減ってくると後半に繋ぐための移行用のフレーズに変化。前半パートのある程度どこからでも移行出来る様にそれ専用のサウンドテストに入っていないフレーズもある。
ロッシュ限界とは、惑星や衛星がその主星に破壊されずに接近できる限界の距離のこと。弦楽器を主軸にしていることから、元は「弦界」と表記する案もあったという[4]。
ゲーム作品におけるいつしか双星はロッシュ限界へ[]
この記事における原曲とは「WELCOME TO THE NEW WORLD!」を指す。先述の通り大きく分けて2パートあり、まとめて1曲という扱いであるが、当記事では便宜上個別に記述する。
- 星のカービィ ディスカバリー「いつしか双星はロッシュ限界へ」
- 経緯 - 原曲 → 当BGM(派/フレーズ)
- 使用箇所 - 町かどワドライブ
- サウンドテスト - 71
- 3つある全てのパートを繋げたメドレーとして流れ、終了後は後半パートがループし続ける。
- 星のカービィ ディスカバリー「いつしか双星はロッシュ限界へ:前半(仮)」
- 経緯 - 原曲 → 当BGM(派/フレーズ/ループ調整)
- 使用箇所 - フェクト・エフィリス 第1段階前半戦、カオス・エフィリス 第1段階戦
- フェクト・エフィリスの体力が2/3ほどになった時と、カオス・エフィリス戦のドームほおばり部分になった時にその時流れていたフレーズからシームレスに後半に繋ぐための移行用フレーズに代わり、以降はその部分のみでループする。なお、ある程度前半フレーズが必ず流れる時間が決まっており、フェクト・エフィリスの体力を素早く削ると、後半に移行しても前半のフレーズが流れていることがある。
- 星のカービィ ディスカバリー「いつしか双星はロッシュ限界へ:後半(仮)」
- 経緯 - 原曲 → 当BGM(派/フレーズ/ループ調整)
- 使用箇所 - フェクト・エフィリス 第1段階後半戦、カオス・エフィリス 第2段階後半戦
- 使用箇所によって流れ方が異なり、フェクト・エフィリスの後半移行時は、静かな雰囲気に変化した移行用フレーズからクライマックスのバージョンが流れ始める。カオス・エフィリス戦では移行用フレーズの部分がなく、デッドリーサン・グレーザー開始と同時にクライマックス部分が流れ始める。
派生楽曲[]
- 星のカービィ ディスカバリー「カービィとナゾのうず」
- 「VS.デンジャラスビースト」「WELCOME TO THE NEW WORLD!」のメドレーアレンジ。カービィが目を点にしているシーンの辺りでフレーズが使われている。「新世界をかけぬけて」のフレーズも使われている。
- 星のカービィ ディスカバリー「この世界も、あの世界も」
- 経緯 - 原曲 → ロッシュ限界(派/フレーズ) → 当BGM(派)
- 使用箇所 - ムービー「この世界も、あの世界も」、カオス・エフィリス形態移行時ムービー
- サウンドテスト - 72
- 編曲 - 下岡優希
- 序盤のあたりのフレーズのアレンジ。「WELCOME TO THE NEW WORLD!」部分のフレーズも使われている。
- 星のカービィ ディスカバリー「やさしさの光をみつけて」
- 「WELCOME TO THE NEW WORLD!」パートの明るめなアレンジ。冒頭は「エフィリン」のフレーズ。
- 星のカービィ ディスカバリー「星届く場所へ」[3]
- 経緯 - 原曲 → ロッシュ限界(派/フレーズ) → 当BGM(フレーズ)
- 使用箇所 - フェクト・エフィリス戦前、ムービー「この世界も、あの世界も」
- 編曲 - 石川淳[3]
- サウンドテスト未収録の環境音。風の音が「いつしか双星はロッシュ限界へ」になっている。
各サウンドトラックにおけるいつしか双星はロッシュ限界へ[]
- 星のカービィ ディスカバリー サウンドセレクション
- トラック31「いつしか双星はロッシュ限界へ」
- 経緯 - 原曲 → ロッシュ限界(派/フレーズ) = 当BGM
- 星のカービィ ディスカバリー コンプリートサウンドトラック
- トラック1-02「カービィとナゾのうず」
- 経緯 - 原曲 → ロッシュ限界(派/フレーズ) → ナゾのうず(フレーズ) = 当BGM
- トラック3-17「星届く場所へ」
- 経緯 - 原曲 → ロッシュ限界(派/フレーズ) → 星届く場所へ(フレーズ) = 当BGM
- トラック3-18「いつしか双星はロッシュ限界へ」
- 経緯 - 原曲 → ロッシュ限界(派/フレーズ) = 当BGM
- トラック3-19「この世界も、あの世界も」
- 経緯 - 原曲 → ロッシュ限界(派/フレーズ) → この世界も(派) = 当BGM
- トラック4-16「いつしか双星はロッシュ限界へ (カオス・エフィリス)」
- 経緯 - 原曲 → ロッシュ限界(派/フレーズ) → ロッシュ限界(カオス)(ループ調整/メ) = 当BGM
- 編曲 - 下岡優希
- 移行用フレーズへの移行のタイミングがサウンドテストのものよりも早くなっており、移行用のフレーズの2周目の後にドームほおばりで引きはがす際のSEが入って前半部分が終了する。その後、「この世界も、あの世界も」の前半部分と、ナレーションが入った「時ドキ残響エターナルツアーアー」が流れる。「エターナルツアーアー」の後、デッドリーサン・グレーザーのSEと共に後半部分がクライマックス部分から流れる。後半部分の2周目の途中で撃破時のSEと「STAR ARISE」の後半部分が入って終了する。
- トラック4-17「やさしさの光をみつけて」
- 経緯 - 原曲 → ロッシュ限界(派/フレーズ) → やさしさの光を(派) = 当BGM
- Nintendo Music
- 星のカービィ ディスカバリー「いつしか双星はロッシュ限界へ」
- 経緯 - 原曲 → ロッシュ限界(派/フレーズ) = 当BGM
その他[]
- カービィカフェ 店内BGM
- 「(タイトル不明)」
- 経緯 - 原曲 → ロッシュ限界(派/フレーズ) → 当BGM(ア)
- 2024年12月、大阪でオープンした頃から流れ始めた。
他言語での名称[]
英語(アメリカ・イギリス)・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語名は、それぞれ『星のカービィ ディスカバリー』町かどワドライブより。
言語 | 名前 | 意味・由来 |
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英語 | Two Planets Approach the Roche Limit ツー プラネッツ アプローチ ザ ロッシュ リミット |
双星はロッシュ限界へ近づく |
ドイツ語 | Zwei Planeten nähern sich der Roche-Grenze |
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スペイン語 | Dos planetas próximos al límite de Roche |
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フランス語 | Deux mondes proches de la limite de Roche |
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イタリア語 | Due pianeti in prossimità del limite di Roche |
脚注[]
- ^ 『Kirby and the Forgotten Land』町かどワドライブより。
- ^ 『星のカービィ ディスカバリー』町かどワドライブより。
- ^ a b c 「星のカービィ ディスカバリー コンプリートサウンドトラック」より。
- ^ 「星のカービィ 30周年記念ミュージックフェス」より。
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以上でネタバレ部分は終了です。 |