あつめて! カービィ
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読み: | あつめて! かーびぃ |
英名: | Kirby Mass Attack |
品番: | NTR-TADJ |
ジャンル: | 群体アクション |
対応機種: | DS |
プレイ人数: | 1人 |
発売日: | [DS] 2011年8月4日 2011年9月19日 2011年10月27日 2011年10月28日 2011年12月1日 [Wii U VC] 2016年3月2日 |
価格: | 3619円(税別) [Wii U VC]950円(税込) |
開発元: | HAL研究所、エンジンズ |
発売元: | 任天堂 |
売上本数: | :41万本[要出典] : 約122万本(出荷,2020年12月)[1] |
“ | あつめれば あつめるほど 強くなる。 | ” |
—当時の広告より |
『あつめて! カービィ』は、2011年8月4日発売のDS用ソフト。カービィシリーズ20作目。2010年の9月の任天堂カンファレンスで『カービィ(仮称)』と開発が発表され、2011年4月、某雑誌にて名前が発表された。
現在はWii Uのバーチャルコンソールでも配信されている。
概要[]
体が10人に分かれてしまったカービィを、「勇者の心」という星を使い、タッチペンで誘導して、数々の仕掛けや困難を乗り越えていく、群体アクション。本作にはコピー能力は登場しないが、この群体アクションを生かして行くことが大切となる。『タッチ! カービィ』のメダルのような要素もある。 発売日は、5月14日前後発売の月刊コロコロコミック6月号で7月7日発売予定と発表されたものの、5月19日発売のファミ通で8月4日発売予定と発表された。
ストーリー[]
ポップスターの南にある『ポポポアイランズ』。カービィは突如現れた怪物『ネクロディアス』により、体が10人に分かれてしまう。分裂により弱体化したカービィは次々に倒されていき、ひとり残ったカービィは分かれた時に出てきた『勇者の心』を発見。世界を闇に包もうとするネクロディアスを倒す旅に出る。
最大10人のカービィをあやつる群体アクション(公式ホームページ)[]
- 悪者によって、10人にわけられてしまったカービィ。そして、力も10分の1に……。
ゲーム中のオープニングデモやその後の展開については、「あつめて! カービィ/セリフ集#ムービー」を参照。
タッチペン操作[]
画面をタッチすると、勇者の心と言う星が現れ、カービィはこの星を目指して移動する。タッチペンをはじくように操作すれば、カービィはジャンプし、素早く2回タッチすればダッシュをする。ジャンプの勢いでブロックなどの障害物を破壊したり、画面をタッチし続けてカービィを集め、そのままスライドさせることでカービィをまとめてその位置まで移動させることもできる。
群体アクション[]
カービィの数が多いほど、冒険を有利に進めることが出来る。中には、一定数のカービィがいないとプレイできないコースも存在する。カービィと敵が接触することにより、ぽかすかバトルが始まり、自動で敵にダメージを与える他、敵をタッチすることでダメージ量を増やすことが出来る。
カービィの数を増やすには、フルーツが必要で、上画面のフルーツゲージを100にすることで、仲間のカービィが1人増える。一方、ステージの敵や仕掛けによりダメージを受けたカービィは体の色が青くなり、さらにダメージを受けると、天使となって、仲間から外れてしまう。天使になってカービィが飛び去る前に仲間のカービィをくっつけることで、青いカービィに戻すことが出来る。また、ステージ中の回復リングをくぐることで、体力を全快にすることもできる。扉は誰か一人がくぐれば全員が同時に移動できる。また、クリアしていない状態で島を移動すると一人になる。
お助けイベント[]
ステージ中でのミスが続くとランダムで発生するイベント[2]。
- キャンディーイベント
- 数回連続でゲームオーバーになるとランダムで発生。取ると一定時間無敵状態になるキャンディーが出現する。なお、今作で普通のキャンディーはこのイベント以外では登場しない。
- メロンイベント
- カービィの人数がスタート時より一定以上減った状態でゴールするとランダムで発生。出現アイテムがすべてメロンに変わり、カービィの人数を増やしやすくなる。カービィの人数が10人になるとその時点で終了する。
メダル[]
今作では、『タッチ! カービィ』のような「メダル」が存在する。集めたメダルは、コレクションリストの開放に必要。宝箱の中に入っている場合もあり、その場合はステージ内にあるカギを宝箱のある場所まで運ぶ必要がある。全部で186枚で、そのうち各ステージに1枚ずつ計43枚ある「虹のメダル」はゲームクリアに必須。ゲームを進めるとマップに出現する「ドロッチェの飛行船(英語版記事)」でドロッチェからメダルの場所や回収方法のヒントが得られる場合がある。
サブゲーム[]
メダルを集めるとコレクションリストに追加される。
- 参上! モグモグ団
- メダル5枚で開放。もぐらたたきのようなゲーム。レベル1からレベル6まである。ある得点以上を取るとモーリィ、もしくはロボモーリィが最後に出現する。
- カービィのたいけつ! ピンボール
- メダル15枚で開放。カービィをボールとしたピンボールゲーム。通常モードとボスラッシュモードがある。このゲームのラスボスはマルク。
- かぞえる!! カービィ劇場
- メダル20枚で開放。3秒間だけみることのできる舞台にカービィが『何カービィ』いるのかを数えるゲーム。カービィ以外のキャラクターも混じる上、レベルが上がるごとにステージに出てくるキャラクターの数が多くなったり、制限時間が短くなる。
- 〇△口けんけん
- メダル25枚で開放。下画面にある〇、△、口のボタンを、上画面の道にいるカービィの一歩先の記号を見てタッチし、進んでいくゲーム。間違えるか、ぐずぐずしているとカービィのスピードが落ち、一定数連続で正解することでスピードが上がる。記録はメートルで出され、10秒チャレンジ、30秒チャレンジ、60秒チャレンジの三つに挑戦できる。
- 空中探検隊EOS
- メダル35枚で開放。常にショットを打ち続けるカービィを操作し、スクロールするにしたがって出てくる敵を倒していくシューティングゲーム。カービィが敵にぶつかったり、攻撃を受けるとカービィが減ってしまい、逆に途中、ドクロンにつかまっているカービィを助けることでカービィの数が増え、有利になるシステム。あとに助けたカービィは前にいるカービィの後をついていく。このゲームのラスボスはナイトメアパワーオーブおよびナイトメアウィザード。ゲームの元ネタはHAL研開発の「宇宙警備隊SDF」。
- カービィマスター
- メダル50枚で開放。10秒以内に下画面の上がったり下がったりするゲージをボタンのタッチでとめる。色のついたところにとめることでカービィに攻撃させ、敵を倒していくゲーム。敵を倒すと、経験値がもらえ、上画面のゲージが満たされると、カービィが一人増える。ただし、増えるのは10人まで。攻撃には強弱(ゲージがとまったところによって決まる)があり、このゲームのみ、本作でコピー能力と見られる描写が存在している。もらった経験値がそのままスコアとなる。第一章、第二章、第三章、第四章の4つがあり、このゲームのラスボスはダークマターとなっている。タイトル画面の元ネタはHAL研開発の「カードマスター リムサリアの封印」。
- 勝ち抜きサバイバル
- 本作の「勝ち抜きボスバトル」や「ぼすぶっち」にあたるもの。全てのメダル(186枚)を集め、ドロッチェと交換することで出現する。各レベルのボス、中ボスと戦うこととなる。最初はカービィが10人おり、一人で挑戦できる扉、三人で挑戦できる扉、五人で挑戦できる扉がある。五人の扉はレベルのボス、一人、三人の扉は各ステージの中ボスとなっている。
コレクションリストにはサブゲームの他に、メダル10枚でサウンドプレイヤー(ゲーム中の音楽を聞くことができる)、メダル65枚でアルバム(ムービーを再視聴できる)、メダル80~160枚で各チャレンジリストの内容を見ることができるようになる、というごほうびがある。
ステージ[]
ボスを含むステージクリア時に条件を満たすことで称号を得ることができる。一度得た上位の称号はステージ選択時に表示されるようになる。 「ダメージをうけずにクリア!」で「ゴールドスター」、「てんしにならずにクリア!」で「シルバースター」、「カービィをうしなわずにクリア!」で「ブロンズスター」の称号を得ることができる。 この他、条件を満たさなかった場合の「とにかくクリア」と、ほとんどのステージに存在する近道扉を利用した場合の「ちかみちしてゴール」がある。これらでは称号は得られない。
- グリングランド - 草のステージ。まだまだ序盤ということでそう難しくはないので、群体アクションに慣れておこう。 全11ステージ構成(ボスステージ含)
- サラサンドーラ - 砂漠のステージ。2-3からは遺跡も登場する。ゴプレスに潰されると即天使になってしまうので注意。全12ステージ構成(ボスステージ含)
- デデデリゾート - 南国のステージ。序盤(3-1~3-4)はミニゲーム風なステージで、中盤(3-5~3-7)は海のステージとなる。終盤は名前とは裏腹に雪降り積もるステージや、デデデ大王が建てたお菓子のお城が登場する。全12ステージ構成(ボスステージ含)
- マグマウンテン - マグマのステ-ジ。序盤は名の通り火山ステージ。戦車に乗って進むステージもある。中盤(4-4)以降はいきなり雰囲気が変わり、見渡す限りの闇に包まれた墓地のステージとなり、幽霊屋敷やドクロン達が警備をしているドクロタワーが存在する。終盤は宇宙基地から宇宙にまで行ってしまう。また、カービィシリーズおなじみの中ボス連戦がある。全12ステージ構成(ボスステージ含)
- ネクロネビュラ - ドクロ団のアジト。今まで戦ってきたボスとの再戦を経て、ネクロディアスとの決戦となる。全5ステージ構成(ボスステージ含)
登場キャラクター[]
プレイヤーキャラクター[]
仲間キャラクター[]
ザコ敵[]
ポポポアイランズというこれまでと違う舞台であるためか、新規のザコ敵が多く、その種類も非常に多い。
日本版のみ、スタッフクレジット後に本編中のザコ敵、中ボス、ボス、カービィの紹介ムービーが流れる。以下、「*」印はそこで名前の紹介がないキャラクター。
- プッポン
- トリィ
- ウトウト
- ウトプク
- ウッホ
- デラッポン
- タッピィ
- スパイディオ
- ゴールデンプッポン
- ポスラ
- ガバット
- ドスタン
- ドドスタン
- ドスドスタン
- デラーム
- モギィ
- サプライズフラワー
- モグモラ
- モグメット
- モノソアラ
- ソアラ
- プチソアラ
- ビッグソアラ
- ウィッキーウッズ
- リトルウッズ
- ラフティーウッズ*
- グラグラウッズ*
- タワーウッズ
- ゴロスタン
- ツイッシー
- シェルミック
- モチクラ
- エレクラ
- カクサン
- キューイン
- スクーピィ
- ブロッシュ
- サテボン
- フワフワ
- ピカフワ
- デラフワ
- ゴプレス
- ミラポン
- デラカクサン
- ガニョッキ
- ウトサンド
- スタッピィ
- ヒョッコリ
- ゴルドー
- メカオエッグ
- デラミポン
- グルポーン
- グルスパイク
- モリッツォ
- パカオエッグ
- オエッグ
- コトリィ
- バリオエッグ
- ツリィ
- ストネイク
- ポインシー
- ビリッパー
- グオー
- アワスキィ
- トゲマンプク
- バクダンワドルディ
- ビッグワドルディ
- ワドルディ
- イガモグ
- タコッツォ
- スティックル
- デラスタックル
- ゴールデンワドルディ
- フーセンカ
- モソモソ
- フーフー
- アイスダス
- アイスダイノス
- アイストン
- デラアイストン
- ブリザルドン
- ノリィ
- ブルハンマー
- デコフワ
- ガブリン
- ボーボー
- ウトファイア
- マグー
- ウルル
- フラッポン
- デラブロストン
- フレイル
- ミサイローラー
- パルト
- ブロストン
- ボムペラー
- ブーフー
- ブリンバ
- ゾビッポン
- デラゾッポン
- フラーマ
- アワドロン
- グレイビー
- ビッグゴルドー
- グルーネ
- グルーモ
- フレーマ
- グルーガー
- パフ
- イルゲート
- シャドーバイト*
- ロックハンド
- バイバット
- リルバット
- スペースウッホ
- こどもシップ*
- スペースミニクラ
- スペースモチクラ
- シュバルツ
- スペースモソモソ
- スペースポスラ
- ドクロン
- ドクロス
中ボス[]
- デラトリィ
- モーリィ
- デラデラーム
- マンプク
- デカクサン
- グルギアント
- ギガニョッキ
- キンググオー
- アイアンジャム
- ブロックワドルディ
- クアドガン
- ドクロしょうぐん
- マザーシップ*
- バズバット、モノグレイブ
大ボス[]
ミニゲームのみ登場[]
- ロボモーリィ
- ワドルドゥ
- バウンシー
- キャピィ
- ツイスター
- バイオスパーク
- ノディ
- ウィリー
- ペンギー
- ホットヘッド
- ポピーブロスJr.
- バーニンレオ
- ナックルジョー
- サーキブル
- ブルームハッター
- タック
- トゥーキー
- ツイジー
- スターマン
- コックカワサキ
- カイン
- ロロロ&ラララ
- ブロッキー
- ヘビーロブスター
- マルク
- ブロントバート
- ロッキー
- デラデラッポン
- スカーフィ
- カブー、ミニカブー
- パラソルワドルドゥ
- フレイマー
- クラッコJr.
- クラッコ
- バグジー
- Mr.シャイン&Mr.ブライト
- メタナイツ
- ソードナイト・ブレイドナイト
- メタナイト
- ナイトメア
- カスタマーサービス
- スクイッシー
- Mr.フロスティ
- ボンカース
- カプセルJ2
- クラップ
- フロッツォ
- スイートスタッフ
- コックオオサカ
- マッチョサン
- エスカルゴン
- ダイナブレイド
- モトシャッツォ
- ゲイター
- ギャラクシア
- ダークマター
- リアルダークマター
- クー
- リック
チャレンジリスト[]
本作のやりこみ要素の一つで、ステージ内で様々な条件を達成することで埋まっていく。
チャレンジリストの内容については「あつめて! カービィ/チャレンジリスト」を参照。
セリフ集[]
セリフについては「あつめて! カービィ/セリフ集」を参照。
音楽[]
音楽については「あつめて! カービィ/音楽」を参照。
制作スタッフ[]
制作スタッフについては「あつめて! カービィ/スタッフリスト」を参照。
海外での名称[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
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英語 | Kirby Mass Attack |
カービィ 集団攻撃 |
ドイツ語 | Kirby Mass Attack |
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スペイン語 | Kirby Mass Attack |
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フランス語 | Kirby Mass Attack |
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韓国語 | 모여라! 커비 |
あつまれ! カービィ |
余談[]
- 本作でカービィがやられた時に天使になる演出は後の『カービィファイターズ!』シリーズや『カービィ バトルデラックス!』などにも採用されている。
- なお本作より前の『カービィのおもちゃ箱』のボールラリーにて、カービィが天使になる演出が登場している。
- 『星のカービィ キャラクター大図鑑』を基準にカウントすると、カービィシリーズのキャラの中で本作で初登場したキャラが最も多く、142体にもなる。
画像[]
動画[]
脚注[]
参考リンク[]
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